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2003年3月31日

バガボンド社が「Ariel Framework」を活用した「グリッドパブリッシャー」の商用化を開始。


「Ariel Framework」を基盤としたソリューション開発事業の第一弾です。


株式会社バガボンド(以下 バガボンド 本社:東京都渋谷区道玄坂2-10-12 、代表取締役会長:原隆志)は、アリエル・ネットワーク株式会社(以下 アリエル・ネットワーク 本社:東京都目黒区中目黒3-3-2 、代表取締役社長:栗村信一郎)が開発する次世代コンテンツ配信システムを利用し、コンテンツ配信サービス「グリッド・パブリッシャー」を立ち上げます。バガボンドは、同社が提供するセキュリティ情報サービス「SCAN(スキャン)」(*1)を同システムの最初のコンテツとして6月に配信を開始します。

P2Pアプリケーション開発の基盤となる「Ariel Framework(アリエル・フレームワーク)」の提供を開始


「Ariel Framework」を活用することで、様々なP2Pアプリケーションの開発を行うことができます。


アリエル・ネットワーク株式会社(以下 アリエル・ネットワーク 本社:東京都目黒区中目黒3-3-2 、代表取締役社長:栗村信一郎)は、全くサーバーを介さないピュア型のP2Pに対応したアプリケーションを開発するためのフレームワーク「Ariel Framework(アリエル・フレームワーク)」を開発、4月1日より提供を開始します。アリエル・ネットワークでは今後「Ariel Framework」を基盤に各種のアプリケーション開発を行うソリューション開発事業を展開していきます。



「Ariel Framework」は、アリエル・ネットワークが開発したP2Pの技術「Ariel SOMAnet(ソーマネット)」をベースに、さらにアプリケーション開発向けのインターフェースを強化・拡張したものです。「Ariel Framework」の活用により今後容易にP2Pのメリットを様々なアプリケーションに活用することが可能になります。「Ariel Framework」は、P2Pのネットワークで課題とされるアクセスコマンドの過多や重複による負荷を軽減した作りになっている上、セキュリティ対策としてPKI(*注)等の様々な仕組みを実装することができるため、セキュアなネットワーク環境を構築することが可能です。そのため、通常のクライアントサーバー型ネットワークでは難しいスピーディーな情報共有や、ファイアウォールを越えた組織横断型のシステム構築を、低コストで簡単に実現することが可能となります。



アリエル・ネットワークでは、P2Pアプリケーションの構想や設計を実施するコンサルテーションサービスやP2Pアプリケーションの実際の開発を実施・支援するプロフェッショナルサービスをあわせて開始し、P2Pソリューション構築を支援していきます。



アリエル・ネットワークでは、今後P2P技術がeラーニング、コンテンツ事業、コミュニティ事業等で活用される基礎技術となると考えおり、「Ariel Framework」をベースに、様々なシステム構築やアプリケーションの分野にP2P技術を活用したソリューションを提供していく予定です。

「Ariel Framework」の位置付け






以上

(*注) PKI: Public Key Infrastructure



公開鍵暗号による堅固なセキュリティ・インフラストラクチャ

2003年3月26日

P2P で何が変わるのか?


前回のコラムでは、P2P の定義について簡単に説明しました。



今回は、「では一体 P2P でこれまでの IT 社会と何が変わるのか?」ということを考えてみましょう。



前回も説明したように、パソコンとパソコンが直接通信をすること自体は、ある意味当たり前のことです。



ただ現在では、常時接続のブロードバンド回線の普及やパソコンの高性能化により、一昔前とは全く違う次元で P2P が実現されるようになってきています。



具体的に P2P ならではの特徴を生かして、実際にビジネスとしての検討が進んでいる P2P アプリケーションには、下記のような分野があげられます。



◇インスタントメッセージング

 利用者間でのリアルタイムなメッセージのやり取りを可能にします。



◇ファイル共有・ファイル交換

 複数の利用者の間でファイルを共有・交換することを可能にします。



◇分散検索エンジン

 企業やインターネット内に分散している情報の効率的な検索を可能にします。



◇グリッドコンピューティング

 複数のコンピュータの処理能力を共有し、強力なコンピュータ処理を可能にします。



◇コラボレーション

 複数の利用者の共同作業を支援し、効率的な共同作業を可能にします。



各アプリケーションの詳細は次回以降に説明しますが、単純にまとめると、これらのアプリケーションの P2P ならではのメリットは、大きく分けて3つあげられます。



■コストを大幅に削減できる



まず、最も簡単な話としてコストの話があります。



P2P においては、仲介となるサーバーが不要になるわけですから、当然クライアントサーバーのシステムで存在していたサーバーの分のコストが大幅に低減できます。



例えば、音楽ファイル共有で有名になったナップスターのシステムの例があげられます。



ナップスターは1年足らずで5000万人ものユーザーを集めました。



5000万人の利用者がいる音楽ファイル共有システムを、クライアントサーバー型のシステムで構築するには膨大な費用がかかりますが、このナップスターを立ち上げたのは大学生です。



P2P の仕組みを活用することで、これまでのシステムとは比較にならない低いコストでシステムが構築できてしまったわけです。



■サーバーボトルネックが解消される



サーバーボトルネックもシステムの世界では大きな課題です。



クライアントサーバー型のモデルでは、常にパソコンはサーバーに対して接続し、クライアント同士の作業でもサーバーを経由することになります。



つまり、パソコンがどれだけ高性能になろうとサーバーがそれに対応しなければ状況は何も変わらないのです。



単純な例でいうと、Web サイトがあります。



Web サイトを見るという動作は、あなたのパソコンだけで行えるのではありません。見ているサイトの Web サーバーに接続しているわけです。



つまり、同時に Web サイトにアクセスする人が多いと、 Web サーバーの回線速度や処理が追いつかず表示が遅いという事態になります。



例えば100人の人が同時に1メガの速度でアクセスしたければ、サーバー側には100メガの回線が必要になり、それに対応する巨大なサーバーが必要になります。



NTT ドコモの i-mode が大ブレイクした時、頻繁に i-mode のサーバーが落ちていたのは有名な話ですね。



このような問題もP2P型のシステムであれば、大きく解消することができます。



■よりリアルタイムな情報伝達ができる



サーバーという仲介者がいなくなることによって、パソコン同士が直接やりとりができるようになります。



前回のコラムで書いたように、電子メールは現実の世界で言う郵便です。



電子メールは相手のパソコンから直接届いているように見えますが、実はサーバーに届いているのを、定期的にあなたのパソコンが見に行っているだけです。



そのため、電話をしながら電子メールを送ったりすると、話している最中にはなかなか届かないという現象が起こったりします。



これはサーバーという仲介者がいる以上、ある程度は仕方がないことですが、 P2P 型の処理であれば、パソコン同士が通信をしているわけですから、メッセージを瞬時に相手のパソコンに届けるということが可能になるわけです。



一般的な特徴だけでは分かりづらいと思いますので、次回以降のコラムでは各アプリケーションの具体的な事例をもとに、 P2P アプリケーションの特徴を紹介したいと思います。

2003年3月16日

ネットライフリウム2003

今回、パシフィコ横浜で3/14(金)~3/16(日)に開催されたネットライフリウム2003のIPv6タウン(IPv6普及・高度化推進協議会主催)にアリエル・エアワンを出展しました。このページではIPv6とイベント会場の様子をお伝えしたいと思います。

IPv6って?

IPとは、インターネットを利用する時に用いる約束ごとです。この約束ごとが決まっていることで、世界中のさまざまなコンピュータ同士の通信が可能になります。 現在多く使われているのはIPv4ですが、最近、世界中の多くの人がインターネットを利用するようになってきたため、一つ一つのコンピュータにつける番号(IPアドレス)が不足したり、新しいサービスが利用しにくいなどの問題が出てくるようになりました。
IPv6は、IPv4よりも格段に多いIPアドレスをもち、新機能を付加したものとして作られました。IPv6の新しい機能を使うことで、インターネットをもっと簡単、安全、そして楽しく使えるようになると期待されています。

会場の様子

今回、 アリエル・ネットワークでは、アリエル・エアワンIPv6対応版を開発し、ネットライフリウムに出展しました。
当日は多くの方が来場されました。

当日は会場内の4つの異なる場所にPCを設置し、実際に情報共有を行うことが出来るように致しました。

多くの熱心な方々が弊社の説明をお客様の方から説明を求めに来て頂けました。

また、4つの場所のほかに、会場において不特定多数の方に向けてアリエル・エアワンの説明をステージ上で致しました。

IPv6版は従来のIPv4版との混合環境においても動作します。いってみればIPv4では代表住所までしか通信ができなかったところIPv6の世界では 各PCに住所が割り振られることになるので、PC間で直接情報を通信しあうP2Pではより親和性が高まることになります。アリエル・ネットワークは IPv6の便利な世界をいち早く皆様に提供したいと考えております。

2003年3月12日

P2Pって何のこと?


P2Pという言葉を目にしたことがあるでしょうか?



一時話題になったナップスターとか、音楽の MP3 ファイル共有という視点なら知っている人も多いかもしれませんね。でも、実は P2P とは、音楽ファイル共有だけを表す言葉ではありません。



今回は、まず P2P とは何かということから、もう一度考えたいと思います。


P2P とはピア ツー ピア(peer to peer)の略語です。ピア(peer)とは「同僚」という意味を持つ言葉で、ピア ツー ピアとは一般的に対等な同僚であるパソコンとパソコンが通信をすることを表します。



「パソコンとパソコンが通信? 当たり前じゃないの?」



そう、普通に考えたら当たり前の話が、実は最近になってやっと本格的にできるようになったというのが、コンピュータの世界の現実なのです。



実は現在のコンピュータの世界は、サーバーに支配されています。メールをするのもインターネットを見るのも、パソコンはそれぞれのメール「サーバー」や Web「サーバー」に頼ります。パソコンはサーバーがないと何もできないのです。



電子メールを例に考えてみましょう。



電子メールはあなたのパソコンに直接届いているようにも見えます。でも、実は相手が送ったメールは、一度会社やプロバイダのメールサーバーを経由してあなたに届いているのです。つまり、メールサーバーはマンションの郵便ポストのようなものです。



メールはポストに届き、あなたのパソコンはそのポストを定期的に調べているだけなのです。そのため、ポストであるメールサーバーがないと、誰もあなたにメールを送ることができなくなります。



もっと簡単に例えてみましょう。パソコンを子供だと思ってください。



親であるサーバーがないと何もできない子供です。他のパソコンに手紙を出すのも、グループウェアのように情報共有するのも、インターネットで情報を検索するのも。子供であるパソコンはサーバーがいないと何もできません。







でも、ここ数年のパソコンの急速な進化で、子供だったパソコンたちは、昔のサーバーよりはるかに高度な能力を持つようになっています。 CPU は超高速、ハードディスクも数十ギガバイト単位。ネットワークもブロードバンドで、サーバーと同じように常時接続させることが可能になりました。



パソコンはついに大人になり、親であったサーバーと同じ能力を持つようになったのです。



では、現在のパソコンたちは、まだサーバーに何もかも頼らないといけないのでしょうか?今のパソコンは、もっといろんなことができるのではないでしょうか?







そこで改めて注目されているのが、P2Pという技術なのです。



次回は、そのP2P技術がどのような革新をビジネスの世界にもたらすのか、具体的な事例をご紹介します。

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