

2ケタ成長を続ける企業が目指したのは、
コスト削減と経営戦略に基づいた安定性
ディップは、その急成長に伴い、年々社員数が増加。
当初200~300名のときにはSaaS型サービスでの運用でも、コスト面での問題は大きなものではなかった。
しかし、600名、700名と毎年200人近い増員をしていくうちに、人員増に比例して増え続けるコストがやがて大きな負担となることへの懸念が強くなっていった。
さらに、SaaS型サービスだからこそのこんな理由もあったという。
「アカウントコストは単純に人が増えるほどかかってしまう固定費ですので、導入数に大きな増加が見込まれる場合には費用対効果の十分な検証が必要です。
費用対効果を十分検証した上で明確な分岐点を設定しておかないと、後に大きな経営圧迫要因となりかねないからです。
加えて、契約額の変動懸念も大きなリスク要因です。
サービサーの価格戦略の転換がユーザーの利益に大きな影響を与えることになるからです。
そういった経営に対するリスクとなりかねない外部要因を極力排除したいと考えていました。」
今回の導入は、中期的な情報戦略の一環として5年スパンで考えたものだった。
その結果、複数年での試算では、コスト70%削減を見込む。
「外部要因による影響を最小限に抑えた形での運用計画が可能となったことで、戦略的に大変有利になりました。
SaaS型への乗換という流行に逆行する選択をしたわけですから、当初はその意図と効果について疑問視する人もいたかも しれませんが、結果を見れば当初の狙いが間違いではなかったことが分かると思います。」
高い連携性、ユーザビリティ、コンポーネントパッケージ。
アリエルのコンセプトと要件が合致
グループウェアの導入にあたり、比較した製品は全部で12にものぼったという。
その中からアリエル・エンタープライズを選んだのは、多角的な視点で判断した結果だった。
何よりも、今回の導入において掲げた大きな要件を満たすことができた。
ポータルから、シングルサインオンで他アプリケーションにアクセスできる、シームレスな連携性。
効率化と生産性を求め、競争力向上を図るディップの事業戦略には必要不可欠なものだった。
さらに、アリエル・エンタープライズのパッケージソフトウェアという形態も、要件の実現につながった。
「自社の要件だけをまずシンプルなところから、ミニマムから始めて、積み上げて行ける、 要望に沿った形でコンパクトに入れられるところですね。」
コンポーネントパッケージとして多くの機能を最初から盛り込んでおり、その中から必要な機能を選び、自社の用途やプランに応じて、徐々に拡大していくことができる。 もちろん、その拡大や発展の際に、新たな費用の発生や動作性の心配をする必要がない。
そのコンセプトが要件とマッチした。
他にも、惹かれた点があったという。
それが、アリエル・エンタープライズの直感的に使えるユーザビリティ。
「大変多機能であるにもかかわらず、多機能な製品にありがちな、画面がうるさく感じるといったことがありません。
多機能であることをさらっと隠しているのに、本当に必要な機能はすぐに使える。
それがすなわち直感性だと思います。
そのためアリエル・エンタープライズに関する教育は、ユーザーに対して一切せずに運用できています。」
さらに、笹氏はこんな言葉で表現した。
「なんというか、非常に憎い、憎らしい製品ですね。」
効率化、そしてそれを実現する過程で感じていたこと
アリエル・エンタープライズを導入することで、 これまでなかなか実現できなかったことを実現できたり、 ユーザビリティに制限があり、非効率な作業となっていたものの効率を格段にあげることができた。
たとえば、以前SaaS型サービスを利用していた際には、 会議室予約が大変な作業と化していた。
操作性の悪さから、予約をすることに手間取り、無駄な時間を割くことになっていた。
また、海外製のものだったため、日本の組織の考え方や使い方とはマッチしない部分も多く、改善される目途もなかなか立たなかったという。
「操作にはかなりのストレスがあり、たとえば直接にそれが生産性の向上もしくは時間に換算したものに置き換わらずとも、ストレスフリーに転換できた効果はかなり大きいと思っています。
それぐらいのストレスがありましたから。」
また、会議室とは別の福利厚生施設の予約の例では、その実現はもちろんのこと、実現したい点をディップとアリエルの担当者が相談しながら、最終的には実装に至った過程をこう振り返った。
「要するにチューニングが重要な要素です。後々、その会社にあったチューニングをとても緻密にしていただけるので、 そこが安心感につながっています。快適性も、そこで担保されているのだと思います。
いい製品だからといって入れてそのままにするのではなく、運用の安定化まできちんと見届けていただけることが一番うれしい点ですね。」
これからの展望、そしてアリエル・エンタープライズとは?
アリエル・エンタープライズはユーザー企業からのリクエストを取り入れ、年数回のバージョンアップを行っているが、つい最近のバージョンアップで追加されたスケジュールへのレポート添付機能は、印刷物削減を促進する強力な助けとなると見込んでいるという。
また、ディップの事業性ゆえ営業部門のスタッフの数が7割以上を占めることから、モバイル化も今後の大きな課題としてあげている。
さらに、アリエルの特性を存分に活かし、ポータル機能をより活用して実現を考えていることもある。
「アリエル・エンタープライズの良さのひとつは、エンドユーザーそれぞれが好みの使い方をしたいという要望を叶えられることです。
全社として必要な部分については、機能や画面、ポータルを一定の形にするとしても、それ以外の部分は利便性を広げるために権限移譲をし、エンドユーザーの部署ごとにカスタマイズができるように移行していきたいと考えています。」
ディップという会社、そしてディップにとってのアリエル・エンタープライズについて、笹氏はこう話した。
「ディップは、まさに一人一人の情熱と行動力をもって成長していこうという意識を持っている会社です。
従業員一人一人のモチベーションを上げ、企業としての戦力を高めていくことが更なる成長の重要なポイントですので、それを助けるアリエル・エンタープライズへの投資は、戦略的にも非常に意義のあることだと言えるでしょう。
攻めの姿勢で成長を続けるための重要な武器が、アリエル・エンタープライズなのです。」
