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国立大学法人一橋大学

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全学情報化方針に掲げる”仮想化”に着手
「運用コスト削減やBCP対策の徹底のため、クラウドへ」

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数年前より、行政主導の大学改革が推し進められてきたなか、一橋大学では、これらを好機と捉え、先進的な取組みを推進してきた。そのうちのひとつが情報共有環境の整備である。

2007年に「快適で安全な情報環境づくり」を目的とした全学情報化グランドデザインを発表。同年その一環として、アリエル・エンタープライズを利用した教職員情報ポータル「Hitotsubashi Work Place (HWP)」を構築し、旅費精算システム・研究科ごとのポータルなど、教職員がアクセスする情報プラットフォームとして根付かせた。そして2013年10月、一橋大学はHWPのクラウド環境への移行に踏み切った。

「グランドデザインの一環として、仮想化・クラウド化による全体最適化を目指しています。ハードウェアの更新をむかえるタイミングで、それに向けた本格的な取組みを開始しました」と情報化統括本部情報基盤センター助教の伊藤氏は話す。

「まず、部署ごとに管理・運用していたサーバーをブレードサーバーに集約し、物理的なハードウェアの統合に着手しました。そして次のステップとして、運用コスト削減やBCP対策のため、学外へ出していく必要がありました。」

特にHWPは、教職員が海外などからアクセスし、スケジュールの更新・閲覧や申請業務をおこなうこともある。これまで夜間にサーバー障害があった場合には、こういった利用に影響を与えることから、職員が出勤して復旧作業にあたる必要があった。クラウド化することで、こうしたリスクを負うことなく、情報共有環境の継続利用が可能となる。

こうしたメリットの享受や情報のセキュリティレベルを踏まえ、クラウド利用に対応可能なアリエル・エンタープライズで構築したHWPがクラウド化するはじめのシステムとして名が挙がった。


セキュリティを確保し、安全なクラウド利用へ
「学内に保存する情報の利活用と同じセキュリティを確保」

HWPは教職員データをはじめ一部機密的な情報も含まれるため、セキュリティを確保した上でのクラウド利用が不可欠である。

「クラウド環境と学内の認証サーバー間の通信はセキュアなものにする必要がありました。そこで学内のインターネット接続回線に利用している学術情報ネットワーク(SINET)のL2VPNサービスを利用することにしました。VPNを張って閉域網を構築すれば、学内に保存する情報の利活用と同等のセキュリティを確保することが可能となります。これにより、セキュリティポリシーをクリアし、学内における了承を得ることができました。」と伊藤氏は語る。

こうしてクラウド環境の構築が実現。HWPの移行も無事に完了した。今回のプロジェクトの成功について、伊藤氏は次のように話す。

「一般的には、クラウド環境への移行にあたり、製品やサポートに様々な制限があったり、別途契約が必要となる場合もあります。一方で、アリエルはライセンスの体系から、追加の契約や費用が不要であったうえに、事例の提供やテストの実施などといった手厚いサポートがあったおかげで、今回のプロジェクトは成功することができたと思っています。」


HWPのクラウド化を実績として、他システムの移行も
「HWPをクラウド環境へ移行できたことは大きな実績だと考えています」

今後の取組みについて、伊藤氏は「今回、HWPをクラウド環境へ移行するプロジェクトは実験の一環でもあり、安定稼働が実現していることは実績だと考えています。そのため今後、他のシステムの移行・連携も検討しています。」と語る。移行しやすいものから段階的に移行を進めていき、全学のシステムにおける更なる全体最適化を目指すという。

また、HWPの活用についても次のように期待する。
「今後、離れた人との共同作業をより円滑化するために、学内のコミュニケーションにソーシャルネットワーク的な要素を取り込んでいく必要があると考えています。リアルタイムなコミュニケーションに寄与するソリューションをより活用していきたいです。また、文書の編集・更新をWeb上で可能にするなど、情報交換や情報共有を同一のプラットフォーム上で実現できるよう、今後も先進的な機能追加やより一層の利便性向上を期待しています。」

大学機関では、経営基盤の強化や教育・研究環境の改善に向けて、全学的なIT戦略の推進が加速。クラウド・モバイル・ソーシャルといった新しいテクノロジーの活用に向けた要望も高まっている。今後もアリエルでは、大学機関における次世代のコミュニケーション活性化・コラボレーション促進に寄与するソリューションを強化していく方針だ。

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