2005年10月アーカイブ


アップルの担当者が、iTunesの最大のライバルはP2P型のファイル交換サービスだと発言したようです。

実際問題、iTunesがサービス開始したときには、多くの人が「無料で音楽が手に入るのに有料で支払う人なんていない」と発言していたぐらいですから、サービス開始当時からアップルのライバルはファイル交換サービスだったはずで、何を今更と言う感じもあります。



それが未だにこういった記事のタイトルにつながるというのは、アップル以外の音楽配信サービスがいかにライバル視されていないかという事実かもしれませんね。



アップル:「iTunes最大のライバルはPtoP」 (CNET)




 デジタル音楽ダウンロード市場におけるApple Computer最大のライバルは不法音楽ファイル共有サービスのKazaaやBitTorrentなどだと、iTunes担当バイスプレジデントEddy Cueが明かした。

 Cueは、Appleがオーストラリア版iTunes Music Store(iTMS)を立ち上げた日に、「不法ダウンロード音楽に代わるものが提供された今、ユーザーは進んで『適正価格』を支払うはずだ」と語った。」


世界初とかかれると画期的なように見えますが、この手の違法配布に対するコンテンツ産業の厳しい姿勢は世界的な流れですし、今後はこの手の摘発も増えてくるように思います。

特に合法的なサービスが増えてくるとなおさらでしょう。



BitTorrentユーザーに世界初の有罪判決--ハリウッド映画3本を違法配布 (CNET)



「 BitTorrentを利用して映画作品の著作権を侵害したとされる香港の男性に有罪判決が下された。この種の訴訟で有罪判決が下されたのは、今回が
初めて。 台湾の英字新聞「The China Post」によると、Chan
Nai-Mingという人物(38歳、無職男性)はPtoPファイル共有技術のBitTorrentを使い、3本のハリウッド映画を違法に配布したとし
て、今回の有罪判決を言い渡されたという。」


japan.internet.comに最新のコラムが掲載されました。





前回はサーバサイド P2P による全文検索エンジン「HyperEstraier」を紹介しました。

前回紹介した時はβ版でしたが、

先日(10月17日)にバージョン1.0が正式リリースされました。



さて今回は、HyperEstraier を利用した「mod_estraier」を紹介します。



mod_estraier は最新バージョンが 0.0.7(10月21日現在)です。

バージョン番号を見ても分かる通り、まだ始まったばかりのプロジェクトで、今後仕様が大きく変わる可能性もあります。


米国の合法ファイル交換サービスの一つであるiMeshがようやく運用を開始するようです。

CNETの記事でも、想定どおりのサービスを開始するまでにいろいろ苦労があったことが書かれていますが、はたしてこれだけ音楽配信サービスが乱立するようになった今、追いつくことはできるのでしょうか。



音楽配信ダウンロードとSNS的なサービスを組み合わせると言うのは、日本でもレコミュニがかなり前からトライしていますが、利用者を増やすためにはいろいろとやらなければいけないことが多そうな印象があります。





レコード会社公認のPtoPネットワーク、運用開始へ--機能はiTunesとMySpaceの良いとこどり (CNET Japan)



「iMeshの共同設立者Talmon Marcoは、2004年末に体験した恐怖の数分間に、カントリー歌手のGarth Brooksに自分の会社が潰されたと感じた。

 当時Marcoはニューヨークに滞在し、米国時間10月25日にリリース予定の新しいPtoP音楽サービスiMesh向けのソフトウェアを披露し
ていた。このソフトは、PtoPネットワーク上で、著作権で保護された事実上全ての楽曲を発見し、ダウンロードされるのを阻止するはずだった。しかし、こ
の発表の席上で、無作為に選ばれたGarth Brooksの楽曲は、全く問題なくダウンロードできてしまったかのように見えた。」


リックテレコムが主催するテクニカルセミナーで、弊社の徳力が講演を行います。



ワイヤレスP2Pの可能性、その技術とサービス

2005年11月18日(金)
10:00~17:00 (会場 9:30)



「P2P電話スカイプの概要と今後の可能性」







無料インターネット電話サービスを提供するスカイプ。サービス開始からわずか2年で急速な普及を見せている。なぜこれほどの成功を収めることができたのか探るとともに、今後の可能性や課題について解説する。


ドイツのBertelsmannがP2P技術を活用した合法的なダウンロードサービスの開始を検討しているようです。

米国では複数の事業者がサービス開始を宣言していますが、これだけ大手の事業者が自らサービスを立ち上げるのは始めてかもしれませんね。



音楽や映像のダウンロードサービスはAppleのiTunesの独走が目立っていますが、果たしてどれだけP2Pの特徴を生かしたサービスにできるのか注目したいと思います。





独Bertelsmannが新たなファイル交換サービスを立ち上げ (ITmedia)



「独メディア大手のBertelsmannは10月21日、ファイル交換ビジネスで人気を博しているテクノロジーを使って、音楽や映画を合法ダウンロードできる新しいサービスを立ち上げると発表した。

 同社によれば、新サービス「GNAB」(逆に読むとbang)はドイツで年内に立ち上げられる予定で、他国でも2006年以降にかけて段階的に展開される計画となっている。」


 米国では、一部のISPにファイル交換ソフトの普及を逆手にとって、そこから利益を生もうという流れが出てきているようです。

 やはり、「すべてのインターネットユーザーの約3分の1が定期的にファイルを交換しており、通信事業者のネットワークで生み出されるトラフィックの最大3分の2を占めている。」という事実が、明らかに無視できないというところでしょうか。



P2Pとの「共生」に傾くISP (ITmedia)



「サンタクララで開かれたブロードバンド・ネットワーク事業者向けカンファレンスISPConでは、eDonkey、KazaaなどのP2Pソフトは800ポンドのゴリラだ。
 このカンファレンスの参加者は、インターネットを使ってあらゆる人とコンピュータファイルを交換でき、自由に利用できるソフトがもたらす結果を止めることはできないと実感している。」


 米国では、アングラなファイル交換ソフトの一掃に力を入れている印象が強いですが、そのハザマを狙って「合法的」という雰囲気だけを作って実質にはアングラなツールを使うだけのサービスというのも出てきていたようです。 

 こういう事件が多いと、本当に合法的なファイル交換サービスも、影響を受けてなかなか伸びないという事態になるかもしれないですね。



「合法的なP2Pファイル交換」うたった有料サービスに禁止命令 (ITmedia)



「 「P2Pで合法的に音楽を交換できる」といううたい文句で有料サービスの会員を集めていたMP3DownloadCity.comと運営者に対し、詐欺的広告の禁止を命じる決定が、カリフォルニア州中部地区米連邦地裁で言い渡された。」



 慶應義塾大学助教授の田中辰雄氏や早稲田大学デジタルソサエティー研究所の森祐治氏を中心に、「クリエイターのためのゲリラマーケティングの薦め」というシンポジウムがあったようで、その会場で、P2Pを用いたプロモーションの可能性等についての議論があったようです。



 確かに米国などに比べると、日本は新しい技術を使ったチャレンジというのは少ない印象があります。

 この辺は、著作権をめぐる法制度の問題などもあるので、難しいところだと思いますが、確かに日本でもそろそろ新しい動きが出てきても良い頃だと感じます。



ベンチャー企業はP2Pなどの技術革新を積極的に利用してコンテンツを流通させるべき (RBB Today)




インターネットなどのデジタル技術の普及により、技術的には個人が作成した創作物を世界規模で流通させることが可能になっている。しかし、そうした創作物
の存在をユーザーに知らしめるのは至難の業だ。一方で掲示板やブログなどから生まれたコンテンツがブレイクするなど、いくつかの成功例も生まれている。こ
うした中でクリエイターは、どのようなマーケティング手法をとるべきなのか。シンポジウム「クリエイターのためのゲリラマーケティングの薦め」では、この
点をテーマにした議論が繰り広げられた。」


 すでにご存知の方も多いと思いますが、Winnyの開発者として有名な金子 勇氏の書いた「Winnyの技術」がASCIIから発売されています。



 弊社CTOの井上も原稿執筆の過程でテクニカルレビューに協力させていただいていますので、ご紹介します。





4756145485Winnyの技術
金子 勇 アスキー書籍編集部


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Hotwiredで、P2PToday主催者の横田さんによる「横田真俊のSkypeの衝撃と行方」というSkypeに関しての連載が始まっています。

非常に良くまとまった記事で参考になりますので、是非ご覧下さい。



ビジネスでの利用が始まったSkype (Hotwired)



「9月12日、あるソフトウェア会社が26億ドル、日本円にして約3000億円という巨大な金額でeBayに買収された。買収されたのはルクセンブルクに本社を置き、設立されてから2年ほどのソフトフォン会社「Skype
Technologies
」 以下Skype社)である。

それまでもSkype社買収の噂は、ルパート・マードック率いるNews CorporationやYahoo!など以前から幾度となく流れていたが、今回はeBayが遂にSkype社の買収を決めた。」


UNIX MAGAZINE 11月号に弊社開発マネージャの大谷が執筆した特集記事が掲載されました。



弊社のP2P基盤、ArielFrameworkの技術的特長から、製品コンセプトまで幅広くカバーした記事になっていますので、是非ご覧下さい。



UNIX MAGAZINE 11月号

特集 P2P技術の基礎知識 --応用編--

・プロジェクト管理ツール

・リソースの同期とノード間連携

・実装上の工夫



SSKセミナー「ソフトフォンの驚異」で、弊社の徳力が講演を行いました。

















<2>P2P型ソフトフォンSkypeのインパクト

アリエル・ネットワーク(株) プロダクト・マネジメント室 マネージャ

徳力 基彦
(とくりき もとひこ)氏


【15:40~17:00】


 サービス開始から2年で、すでに全世界で4800万人以上の利用者がいると言われる
P2P型のソフトフォンであるSkype。無料のビジネスモデルが通信業界に大きな衝撃を与えている一方で、ソフトフォンの可能性を拓いた存在として評価する声も大きい。
 本講演では、Skypeを中心に、ソフトフォンが現在電話業界に与えている影響と機会について紹介する。

1.P2P型ソフトフォンSkypeとは
2.Skypeの特徴と初期の成功のポイント
3.Skypeが電話業界に与えたインパクト
4.過去のソフトフォンとSkypeの違い
5.Skypeを支えるP2P技術の特徴
6.Skypeの今後の課題と事業機会
7.Skypeのオープンなパートナー戦略
8.質疑応答




詳細はこちら


規制の関係上、なかなか日本でサービスが開始できていない一般電話からスカイプへの着信サービス「スカイプイン」ですが、いよいよ開始する目処がついてきそうな感じです。

価格次第ではありますが、結構なインパクトになる可能性もあるのではないでしょうか。



フュージョンが050番号のスカイプ転送サービスを年内に提供へ (IT Pro)



「フュージョン・コミュニケーションズは年内にも,無償のIP電話ソフトウエア「Skype(スカイプ)」で050番号による着信を可能にするサービスを開始する。

 フュージョンはユーザーごとにIP電話サービス用の050番号を割り当てる。その番号に着信したときにユーザーのSkypeに電話を転送することによっ
て,050を使ってSkypeにかけられるようにする。例えばSkypeをインストールしたノート・パソコンを持ち歩けば,インターネットに接続した場所
で,050番号による着信が可能となる。」

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