2006年1月アーカイブ


 先週土曜日に開催されたGLOCOMのセミナーのレポートがITmediaに掲載されています。

 私も参加しましたが、やはりWinnyは社会的なインパクトがあまりに大きすぎて、論点が拡散してしまうのがディスカッションとしては難しいところですね。

 個人的にも、開発者の個人的な責任として処理されてしまうのに違和感を感じているというのもあるのですが。
 前半では、開発者の金子さんから今後やるべきこと(やるはずだったこと)の提言があったり、議論の最後の方でソフトウェアの開発方法に対する提案があったりと、なかなか示唆にとんだ部分もありました。

 次回があるようであれば、是非次回はどうすれば新技術の負の部分を上手く押さえ込んだ形で活用できるかという議論ができればいいなと思います。
 

開発者が語る“ポストWinny” (ITmedia)

「 P2Pファイル交換ソフト「Winny」開発者の金子勇氏を招いた公開研究会が、都内の国際大学GLOCOMでこのほど開かれた。金子氏は「匿名性と効
率性の両立を目指した」とWinny開発の意図を語り、“ポストWinny”の姿も示唆。Winnyの倫理を論じるパネルディスカッションにも耳を傾け
た。」


 タイトーがP2Pフレームワーク「Spear」を活用したP2P対戦ゲームの配信を開始したそうです。
 個人的にもP2P技術はゲームと相性が良いと思っていたので、非常に面白い組み合わせだと思います。

 そもそも、対戦ゲームにおいては、わざわざサーバーを介すというのはメリットは実はそれほど無かったりしますから、今後はこういう事例は増えてくるのではないでしょうか。

タイトー、P2P対戦できるBREW対応「パズルボブルONLINE!」(ケータイWatch)

「タイトーは、P2P対戦が可能なEZアプリ(BREW)対応パズルゲーム「パズルボブルONLINE!」を26日に配信する。

 パズルボブルONLINE!は、サーバーを介さず端末同士が直接データをやり取りする「P2P」型のBREW対応対戦パズルゲーム。同じ色のバ
ブルがくっつけて消すことが可能で、対戦は3ラウンド中、先に2ラウンド先取すると勝利となる。対応端末は、BREW対応のCDMA 1X
WIN端末など。



 MSNメッセンジャー対応のP2Pフォルダ共有ソフトが公開されたそうです。
 時期Liveメッセンジャーには、同様の機能が組み込まれるようですが、こういった関連サービスが増えると使い勝手はよくなりそうですね。
 
 ただ、ファイル共有はどうしても著作権違反等の問題がありますから、そのあたりの線引きが今後の議論の焦点になってきそうです。


「MSN Messenger」と連係して特定ユーザーとP2Pフォルダ共有できる「Amembo」 (窓の杜)

「「MSN
Messenger」と連係可能で、対象ユーザーを限定できるフォルダ共有機能やレジューム対応のファイル転送機能を備えるP2P通信ソフト
「Amembo」v0.1.0.12が、14日に公開された。フリーソフトで、編集部にてWindows
XPで動作確認した。現在、作者のホームページからダウンロードできる。」


 1月26日のPython Workshopで弊社開発部の大谷がBitTorrentに関連する講演を行います。
 Pythonやプログラミングの話題が中心ですのでエンジニアの方向けになりますが、ご興味のある方は是非ご参加下さい。

詳細はこちら
Python Workshop 03
BitTorrentのP2P事情後編 - DHTとP2Pプログラミング
大谷 弘喜さん



BitTorrentは、Pythonで実装されたP2Pシステムによるファイル配信ソフトウェアです。バージョン4.2からはDHTによる動的
なトラッカ検索が可能になりました。今回はDHTを使ったプログラミング(DHTのメカニズムでは無い)について説明します。



ITmediaオルタナティブブログで、@ITの新野さんがSkypeと関連してP2Pの今後の可能性について言及されていました。

記事の中でもかかれていますが、実際今年はMicrosoftからP2P技術を活用した製品がいくつか出てきたりもするようですから、P2P技術はベンチャーが活用するものだった状態から、大手ソフトウェア企業が裏側で活用する方向に変わってくる可能性があります。

ブラウザにBitTorrentのようなP2Pファイル交換の技術が実装されたりという話もありますし、そういう意味では、今年はあらためてP2P技術が活用され始める年になるかもしれません。
(ただ、その場合は、あくまでP2P技術は裏側で動作する形になるので、脚光はそれほどあたらないと思われますが)

グーグルやヤフーとは別次元の価格破壊を引き起こしたSkype (ITmedia)

「PtoPはまだまだこれからの技術で、いろんな可能性を持ったアプリケーションが登場してくることは間違いありません。例えばもし、検索エンジンが
PtoPで実装されたら? オークションがPtoPで実装されたら? ERPがPtoPでされたら?
など、いろんな想像ができます。そしてその想像のいくつかは、もしかしたら2006年に実現されるかもしれません。PtoPというテクノロジは、再び大き
くスポットライトが当たるような気がします。」


今月は何故かP2P関係のイベントがいろいろあるようです。
詳細は吉澤さんのブログでまとめられているので、興味のある方は参加されてはいかがでしょうか。

私も、1月13日の研究会及び1月28日のセミナーは参加させていただく予定ですので当日見かけたら是非声をかけてください。(20日は残念ながら先約があって参加できず)

  • 2006/01/13(金):情報共有(P2P)研究会
  • 2006/01/20(金):mixi P2Pコミュニティ新年会
  • 2006/01/28(土):GLOCOM 第1回P2Pインフラ研究会 (LSE東京セミナー合同)
無印吉澤-2006年1月のP2P関係イベント


 昨年末に出ていたFirefox用P2PプラグインのAllPeersについてCNETに詳細の記事が掲載されています。
 スラッシュドットの記事からは、BitTorrentプラグインのように読めましたが、どうも記事をよく読むとBitTorrentの機能を提供するというよりは、個人間のファイル共有を手軽に実現するのが目的のようです。

 MicrosoftもWindows Liveで同様のサービスを提供してくることが予想されますので、その辺りはブラウザの魅力と使い勝手の戦いになりそうな感じがします。

リリース前からブロガーに注目されるFirefox用エクステンション「AllPeers」 (CNET)

「オープンソースブラウザ「Firefox」をファイル共有ツールとして利用できるようにするためのエクステンションが、リリースされる前から、ブロガーの間で話題になっている。

 英国に本社を構えるAllPeersは現在、Firefox向けのPtoPツールを開発中だ。」


 アリエル・ネットワークでは、P2PテクノロジーやP2Pを活用したビジネス、またSkypeなどのP2Pアプリケーションについてのコンサルティングや講演・執筆活動を行っております。
 ご質問やご要望のある方は、問い合わせフォームに概要をご記入の上お問い合わせ下さい。

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