2006年2月アーカイブ


 先日、Office2007の概要発表の際に取り上げましたが、GrooveがOfficeシリーズに統合されることについてComputer Worldに記事が掲載されていました。
 SharePointとどれぐらい手軽に連携されるようになっているのか注目です。

マイクロソフト、P2P型コラボレーション・ツール「Groove」をOfficeに統合  (Computreworld.jp)

「ピア・ツー・ピア型のコラボレーション・ツール「Groove」を提供するグルーブ・ネットワークスをマイクロソフトが買収してから約1年になるが、マイクロソフトは現在、Grooveをドキュメント・コラボレーション用クライアントとして提供する計画を進めている。」


インディーズのイベントにBitTorrentが協賛企業となるようです。
この手の取り組みは昨年辺りから増えてきていますが、こういった地道な活動が合法的P2Pサービスという道につながってくるというところでしょうか。

米BitTorrentが映画音楽祭の協賛企業となることを発表 (Internet Watch)

「P2Pファイル交換サービスの商業化を行っている米BitTorrentは21日、米テキサス州で3月に開かれる映画音楽祭の協賛企業となり、音楽や映画の無料ダウンロードを担当すると発表した。

 


Winnyの開発者の金子さんの講演についての記事がInternet Watchに掲載されています。

アリエルでもP2P技術のメリットをいかに上手く活かしながら、企業管理者の管理のニーズをカバーするかというのがビジネス上のポイントになっているわけですが、Winnyにおいても管理機能がロードマップ上にあったようです。

Winny自体は開発者が逮捕されてしまったことにより、進化が止まってしまい、問題のある状態のまま利用され続けているわけですが、金子さんに次の改善のアイデアがあるのに裁判の関係で開発を行えないというのは残念な気もします。
Winnyの裁判の結果によっては、弊社のようなソフトウェアベンチャーが新しいサービスに挑戦する際のリスクが上がってしまう可能性がありますから、今後の動向は気になるところです。

Winnyはヘボい!? 金子勇氏「次世代P2Pソフトは管理も可能になるはず」(Internet Watch)

「「今のP2P技術から言えば、Winnyはヘボい。ピュアP2Pのソフトだから管理は不可能かと言われれば、やってやれないことはない」。Winnyの開
発者で、著作権法違反幇助の罪を巡って裁判中の金子勇氏が次世代P2Pソフトのあり方に言及した。17日に東京・池袋のサンシャインシティプリンスホテル
で開催された「メディアエクスチェンジ・ユーザーズ・ミーティング(MEXUM 8th)」の講演で述べた。」


日経NETWORKに掲載されていた池嶋さんのコラムがIT Pro上に公開されていました。
Skypeの凄さ及び難しさについて分かりやすく解説されています。
このあたりは、なかなか技術的な知識がないと分かりづらいところかもしれませんが、是非参考にしてください。

[池嶋俊のSkype日記] 僕がP2Pに惚れ込む理由 (IT Pro)

「SkypeはP2Pという仕組みで動くソフトです。この連載でも,「SkypeはP2Pソフト」と何度も強調してきました。私は自他共に認めるP2P好き
です。大学の研究室でもP2Pを勉強していますし,個人的にP2P関連ソフトウエアを作ってもいます。今回は,私がP2Pに惚れ込む理由をお話したいと思
います。」


慶應の村井教授がWinny裁判で弁護側証人として出廷し、Winnyの特徴を「P2Pのコンセプトに基づいて、ファイルを共有するソフトだと理解した。ファイルを発見して共有する性能が優れており、中央のサーバーを持たない純粋のP2P型ソフト」として評価する発言をされたとのことです。

実際、Winnyの開発者逮捕以後、日本でP2Pを使ったソフト開発というのは弊社を除いて数社が継続するにとどまった印象があります。
P2P地震情報等、日本には個人で面白いソフトを開発する能力がある人はたくさんいると思うのですが、その部分が違法コピー問題とセットになってしまうことによって停滞してしまうとしたら、残念なところです。

Winny開発者の裁判に村井教授が証人として出廷、検察側の主張に異議 (Internet Watch)

「 京都地方裁判所で16日、ファイル交換ソフト「Winny」を開発した金子勇氏が著作権法違反幇助の罪にあたるとして争われている裁判の第19回公判が
開かれた。公判には弁護側の証人として慶應義塾大学環境情報学部教授の村井純氏が出廷し、弁護人からの質問に答える形で証言を行なった。」


最新のOffice2007の「Enterprise Edition」にはP2Pコラボレーションプログラムの「Groove」が同梱されるようです。
現在CTOを務めるRay Ozzieの製品ですから予想通りと言えば、予想通りですが、一般の利用者に受け入れられるのかどうかが注目されます。

マイクロソフト、「Office 2007」の価格と詳細を発表  (CNET)


 Microsoftは米国時間2月15日、Officeの次期バージョンに関する詳細な情報を明らかにし、家庭向けのバージョンやサーバベース製品、ハイエンドのエンタープライズバージョンを追加する計画を発表した。」


先日、ドイツでワーナーがP2Pを使った映画ダウンロードサービスを提供するというニュースがありましたが、今度はイギリスでBitTorrentベースの映像配信サービスの試験が始まるようです。

BitTorrentはブラウザのOperaにもオプションでついてくるようですし、ここに来て一気にビジネス展開のスピードを上げてきた感じですね。
P2Pファイル交換サービスは、どうしてもISPからはインフラのただ乗りサービスと見られがちでしたが、本来は上手く活用すれば配信コストの低減に大きく貢献できるテクノロジーですから、BitTorrentがインフラ負荷軽減の救世主に変貌できるのか注目です。

英国大手ISP、BitTorrentソフトを使った映像配信サービスを試験へ (CNET)

「 英国最大手のインターネットサービスプロバイダ(ISP)とBitTorrentソフトウェアの配布元企業は現地時間2月10日、共同で新しい高速映画ダウンロードサービスの試験を行うと発表した。」


BitTorrentがいよいよ本格的にビジネスモードに入ってきたようですね。
BitTorrentは、そもそもがBram Cohenの個人開発ソフトだったということもあり、かなり自由奔放に展開されてきたサービスですが、本格的にビジネス展開を行うにあたり、やはり方針が変わるようです。

これで利用者が他のサービスに移ってしまうのかどうかが、一つのポイントになりそうな印象です。

ビットトレント、「BitTorrent」の名称利用を管理へ (CNET)

「BitTorrent社長のAshwin Navinは米国時間2月6日、ファイル交換ソフト「BitTorrent」の名称について、他のソフトウェアが使用することをより厳しく管理していくと述べた。」


昨年は、非公認P2Pファイル交換ソフトの撲滅キャンペーンとでもいうべき一年間でしたが、いよいよ総仕上げに入ってきている感がありますね。

先日のドイツでのワーナーの合法P2Pダウンロードサービス開始といい、今年は非公認のものは合法への転換か訴訟かという選択を取らざるを得なくなるでしょう。

日本は、現在のところWinny訴訟も結論が出ておらず、合法サービスも始まっていませんから、蚊帳の外という感があるのが残念です。
この様子だと、結局合法P2Pサービスも、iTunesと同様海外のサービスが日本に参入するのを待つしか選択肢がなさそうですね。



決断を迫られるP2P企業--生き残りの道を見つけ出せるか(CNET)

「ファイル交換ソフト「eDonkey」を配布するMetaMachineの若きCEO、Sam Yaganは半年前、米連邦議会上院の委員会に出席し、世界で最も高い人気を誇る同社のネットワークは新たなページをめくる準備ができていると語った。
 そして今、YaganとMetaMachineがその公約を果たすべき時が刻一刻と迫っている。」


スカイリーさんが、DECENTRAの最新版を公開したようです。
まだ注目度はそれほど高くありませんが、ワイヤレスのアドホックネットワークは、ワイヤレスブロードバンドの普及と共に注目される技術になると思っているので、個人的には気になっている分野です。

スカイリー、組み込み用P2P無線通信ソフトにIP透過の新製品 (ZDNet)

「スカイリー・ネットワークスは2月1日、組み込み用P2P無線通信ソフトウェアの新製品「DECENTRA Advance」の提供を開始すると発表した。2月上旬よりパートナー企業向けに先行提供し、2月下旬よりSDKとして一般提供を始める。」


ドイツで、ワーナーがP2P技術を活用した映画ダウンロードサービスを開始するようです。
昨年から、合法P2Pネットワークは一部で話題になっていましたが、今年は合法P2Pサービス元年になるかもしれませんね。

当然、現在人気ナンバー1であるアップルのサービスをどう切り崩していけるかという点では、P2P技術を使ったからどうこうというのは無いのですが、損益分岐点を下げることができるという点では意味があるかもしれません。

問題は、P2P技術の負荷分散効果がでるぐらいまで、利用者を増やすことができるかどうかでしょう。
注目次第です。

ワーナー、PtoPを使った映画ダウンロードサービスを提供へ--まずはドイツから (CNET)

「ファイル交換ネットワークを通じて大手映画会社の映画を販売するという画期的な実験がドイツで始まる。この取り組みは、米国における新しい形のオンライ
ン映画販売の始まりの前兆となるかもしれないし、Microsoftにとっては、Apple
Computerとの競争に勝ち抜くための新しいパートナーの獲得へとつながるかもしれない。」

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