2006年8月アーカイブ

Dreamboat_logo.gif P2P技術をコンテンツ配信に活用するSkeedcastについて、IIJとドリームボートが記者向けセミナーを開催したそうです。

 日本においてはWinnyのインパクトがあまりにも大きく、P2P技術を合法的に活用する流れと言うのは弊社以外にも数社がある程度で、コンテンツ配信事業はあまり注目されていませんでしたが、SkeedcastにおいてはWinny開発者の金子さんが開発に参加していることもありますので、今後注目が集まりそうです。

 ちなみに、すでにSkeedcastのサイトがオープンしているようですが、現状はツールのインストールが必須のようです。
 個人的にはVeohや先日ソニーに買収されたGrouperのような動画共有サイト+P2P高画質動画配信のハイブリッドの方が良いのではと思いますが、今後の動向に注目したいと思います。


IIJ、Winnyを応用したP2P型コンテンツ配信「SkeedCast」を本格展開へ

「インターネットイニシアティブ(IIJ)は29日、P2P技術に関する記者セミナーを開催した。セミナーでは、P2P技術の現状についての紹介や、 Winnyを開発した金子勇氏が開発に参加するコンテンツ配信システム「SkeedCast」についての解説などが行なわれた。 」

 ビデオ共有サイトのGrouperがソニーに6500万ドルという高値で買収され話題になっています。

 GrouperはFriendsterと提携したりLogitechと提携したり、地味ながらも着実にビジネスを展開してきていましたが、ここに来てこの買収はかなりインパクトがあります。

 TechCrunchでは、ソニーがGrouperのP2Pテクノロジーを活用してDVDクオリティーのビデオをP2Pで配信するようになるのではないかと書いていますが、以前紹介したVeohのようなモデルでしょうか。今後が注目です。 


ソニー、ビデオ共有サイトGrouperを買収 - CNET Japan

「ウェブ戦略の立案に苦戦してきたソニーが、ビデオ共有サイトGrouperを6500万ドルで買収した。買収は米国時間8月23日にも正式に発表される予定。
 トラフィック測定企業Hiwiseが2006年5月に発表した調査結果によると、GrouperはUGC(User Generated Contents)ビデオを提供する企業のなかで、8番目の地位につけているという。」

ebitv_logo.gif 最近国内でも動画共有サイトが乱立するようになって来ています。
 ほとんどのものはYouTube型をそのまま踏襲しているイメージですが、EbiTVでは「2008年にはPtoPを利用した動画共有サービスの提供なども検討している」そうです。

 おそらくは、Veohのようなハイブリッドのパターンを想定しているんだと思いますが、2008年というのはちょっと気長すぎる感じもしますね。
 ただ、日本でもP2P技術を動画共有サイトに活用するというのは、それほど遠い話ではなくなってきているのかもしれません。


大容量無制限で利用できる国産の動画共有・保存サービス「EbiTV!」始動 - CNET Japan

「えびテレビは8月22日、動画共有サイト「EbiTV!」を一般公開し、本格的にサービスを開始すると発表した。
 EbiTV!は個人が撮影した映像を投稿できる動画共有サイトだ。無料のユーザー登録をすれば、1ファイル100Mバイトまでの動画をアップロードできる。」

imesh_logo.gif 合法P2Pを売りにする事業者の一つであるiMeshが5月に買収したBearShareというソフトウェアの最新版を公開したそうです。

 iMeshは昨年10月から自社ブランドでも合法ファイル交換サービスを提供しているのですが、このBearShareにはSNS機能を追加して、著作権保有者への対価を保証するとのことですから、利用者が自らコンテンツをアップロードしてそれから収入を得る仕組みを提供していくようです。
 携帯音楽配信サービスへのアクセスもできるということですから、iTunes対抗としての地位の確立に努力しているということでしょうか。


ITmedia News:iMesh、「合法的なP2Pサービス」BearShare 6.0のβ版を発表

「2Pサービス会社米iMeshは8月17日、新サービス「BearShare 6.0」のβ版を公開した。同社が5月に買収したP2PサービスBearShareをベースに、携帯音楽配信サービス「ToGo」へのアクセスやソーシャルネットワーキングサービス(SNS)機能を追加したもの。「P2Pファイル共有のメリットを織り込むとともに、著作権保有者への対価を保証するアプリケーション」だという。」

ariel_logo.gif アリエル・ネットワーク社長の小松のインタビュー記事が毎日キャリアナビに掲載されています。
 アリエル・ネットワークがなぜP2P技術を活用しているのかというコンセプトの部分など、4ページにわたる詳細のインタビューになります。

 普段このブログでは、アリエル・ネットワークについてあまり紹介していませんので、興味がある方は是非ご覧下さい。


■開拓者の肖像 毎日キャリアナビ
 アリエル・ネットワーク株式会社 小松宏行 「日本のソフトウェア開発を世界レベルにしたい」

「P2Pとはネットワークに繋がったパソコン同士がサーバーを介さずに直接データをやりとりする仕組みです。P2Pというと最近は何か危ないもののように言われていますが、実は元々インターネットに内包されていたコンセプトなのです。」

googletalk_logo.gif Google Talkの最新版にファイル転送機能が実装されたようです。

 Skypeと同様にP2P技術を活用している模様で、ファイルサイズや種類を問わずにオンラインのメンバーに対して手軽にファイル転送を行うことができます。

 また、合わせてボイスメールや音楽ステータス機能も追加されました。
 特に注目はスカイプが有料で提供しているボイスメールをGoogle Talkは無料で提供してしまっている点でしょう。
 Google Talkはまだまだそれほど利用者もいないようですが、今後チャットソフトの分野も、無料サービス競争が激化しそうです。


ITmedia Biz.ID:Google Talk新版リリース。ファイル転送が可能に

「米Googleは8月16日、インスタントメッセージング(IM)ソフト「Google Talk」の新版をリリースした。
 新版には、ユーザーからの要望が最も多かったというファイル転送機能が加わった。チャットウィンドウからチャット相手にファイルを送信できる。ファイルはP2P方式で転送され、ファイルサイズやファイルタイプの制限はない。」

allpeers_logo.gif 昨年末に話題になったFirefoxにP2P技術を使ったファイル交換機能を追加するAllPeersですが、ようやく公開の目処がついてきているようです。

 巨大なファイルの転送も容易ということで興味深いところです。
 ただ、ブラウザに依存しているという意味では、TechCrunchに書いてあるように、先日紹介したZaprのような仕組みの方が横展開しやすいかもしれません。


TechCrunch Japanese アーカイブ » AllPeers、ついに(ほぼ)公開

「英国とプラハに本拠を置くAllPeersはFirefox のエクステンションで、このブラウザを用いてグループでのP2Pファイル共有を可能にする。よくやり取りする「バディー」のリストがサイドバーに作られ、バディーの名前の上にファイルやフォルダ、URLをドラグ&ドロップするとこれらのリソースが相手と共有される。複数の相手と一度に共有することも簡単。テクノロジーの核はビットトレントだ。」

qtrax_logo.gif 合法P2Pネットワークを売りにするQtraxがEMIと提携したそうです。
 先日のMashboxxといい、合法P2Pネットワークと音楽事業者の提携はもはや目新しくはなくなってきましたが、そもそもQtraxではサービスをまだ始めてないような段階ですので、評価するのは難しいところです。


EMI、PtoPのQtraxと提携--デジタルライブラリを提供へ - CNET Japan

「レコード会社のEMI Groupは、同社が保有するアーティスト1000人以上のデジタルライブラリを、「Qtrax」にライセンスすることを発表した。Qtraxは、Brilliant Technologiesが所有するPtoPネットワークを利用した合法的な音楽ダウンロードサービス。Qtraxは、まだサービスを開始していないが、すでにBMIやAssociation of Independent Music(AIM)といった他の音楽業者ともライセンス提携を結んでいる。」

zapr_logo.gif Zaprという企業が、大容量のファイル転送を無料で行うP2Pツールの開発を行っているようです。

 PCにあるファイルのURLをメールで相手に送付してダウンロードさせるというもので、受け取り側にソフトウェアのインストールが不要なのが特徴です。

 FolderShareやスカイプのファイル転送など、P2Pでファイルをやり取りできるソフトは多々ありますが、相手にインストールが不要というのは使い勝手上は宅ふぁいる便に近くなるので面白いかもしれません。


TechCrunch Japanese アーカイブ » Zapr、ドラッグ&ドロップでファイル転送簡単に

「シドニーとシンガポールに拠点を置くZaprは”大容量のファイル転送を無料で行うシンプルな方法”をテスト中。同社は、最近Zingeeから社名をZaprに変更した。ユーザーはデスクトップクライアントをダウンロードし、友だちのメールアドレスを追加、その後、ドラッグ&ドロップでファイル/フォルダーを自分のコンピュータからインターフェースへと移動。」

groove_logo.gif Microsoftが買収したことで、次のOfficeに統合される事が決まったP2PコラボレーションツールGrooveについて、ZDNetで詳細の記事が掲載されています。

 Microsoftが提供するからといって普及するかどうかは分かりませんが、P2P技術を使った企業間の情報共有というのが日本企業で利用が促進されるかどうかは、興味深いところです。

 大企業のシステム担当の方には、Winnyの情報漏えいによる悪いイメージが定着している間もありますので、しばらくは難しいかもしれませんが・・・

 ワークスタイル・メモの方でGrooveレビュー記事を掲載しましたので、こちらもよろしければどうぞ。


Officeのニューファミリー「Groove」で何ができる? - ZDNet Japan

「Office 2007シリーズから、新しくラインアップに加わる製品に「Microsoft Office Groove 2007」がある。

 GrooveがOfficeのブランドを冠するのはこのバージョンからだが、製品自体は決して一朝一夕に作られた新しいものではない。 Grooveは、2006年6月よりマイクロソフトのチーフソフトウェアアーキテクトを務めるRay Ozzie氏が、2005年に同社によって買収されたGroove Networksで作り上げてきたコラボレーションツールである。」

skyrider_logo.jpg Skyriderという企業がP2Pネットワーク関連の製品を開発しているということで話題になっているようです。
 
 出資元のVCがSeqoia CapitalというYouTubeに出資しているVCであることが話題の根源ですが、P2Pとキーワードサーチを組み合わせるモデルであることも注目の要因の一つになっているようです。

 詳細は良く分かりませんが、現在の違法なファイル交換サービスを合法化させるための収益源の一つとして、キーワードサーチ広告を組み合わせようということなのかもしれません。
 なかなか興味深いところです。


Sequoia Capitalが出資する謎のP2P企業「Skyrider」が秋に新製品を発表

「これまで正体を隠しながら技術開発を続けてきた米Skyriderが3日、P2Pネットワークに関連する同社初の商品を秋にも発表する予定であることを明らかにした。
 Skyriderは2003年に設立され、有力ベンチャーキャピタルであるSeqoia Capitalが出資していることでも注目されている。」

limewirelogo.gif 先日、Kazaaが1億ドルでレコード業界と和解したという記事があったばかりですが、今度のレコード業界の訴訟ターゲットはLimeWireのようです。
 LimeWireは日本ではあまり有名ではないですが、海外では人気のあるファイル交換ソフトだそうで、こちらも徹底的に訴訟まみれになっていきそうです。

 コンテンツ業界の許可を取っていないファイル交換サービスは訴訟でつぶすという流れはこれで一段落しそうです。

 注目は、果たしてその後どういう流れになるのかというところですが。
 現在のiTunesの勢いを見ている限り、音楽に関しては勝負がついた印象もあります。

 合法P2Pネットワークを売りにしている企業がどれだけ対抗できるかは、動画配信しだいと言う感じでしょうか。


米レコード業界、PtoPソフトのライムワイヤーを提訴 - CNET Japan

「PtoPソフトウェアを提供するLimeWireに数カ月前より警告を出していた音楽業界だが、ついに訴訟を起こすこととなった。
 ニューヨーク州にある連邦地方裁判所に提出された書類によると、Sony BMG、Virgin Records、Warner Bros. Recordsなどを含む音楽業界団体が米国時間8月4日、著作権侵害の疑いがあるとして、LimeWireと同社の経営陣を提訴したという。」

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