2006年9月アーカイブ

 ファイル交換ソフトのLimeWireがレコード業界を反訴したそうです。
 現在の流れとしては、レコード業界が確実に未公認のファイル交換サービスを訴訟でサービス停止に追い込んできています。
 先日もeDonkeyが閉鎖したり、KaZaaが和解したりというニュースがありましたが、LimeWireはどちらの選択肢も選ばず8月のレコード業界からの訴訟に対して、正面きって訴訟合戦を挑むようです。

 現在の世界的な訴訟の流れを見ている限り、LimeWireは不利な立場にあるのは間違いないと思いますが、どこまで粘れるものか注目です。


PtoPソフトのライムワイヤー、レコード業界を反訴 - CNET Japan

「PtoPソフトウェアを提供するLimeWireが、生き残りをかけた戦いに挑んでいる。
 LimeWireは8月にWarner Bros. Records、Virgin Records America、Sony BMG Music Entertainmentなどが参加する団体に提訴されていたが、米国時間9月25日、ニューヨーク連邦地方裁判所に反訴を申し立てた。同社は訴状の中で、レコード会社らがLimeWireから利用者を追い払うために、不当な商行為に従事していたと主張している。」

BBbroadcast_logo.gif ソフトバンクグループのTVバンクが「BBブロードキャスト」というP2P技術を使った動画配信システムを発表したそうです。

 いわゆる一般的なファイルをコピーするタイプの動画配信ではなく、ストリーミングを中心にしたもののようですが、Yahoo!動画ですでに2万5000人の利用実績があるそうです。
 中国のRoxbeam Media Networkという会社と共同で開発したそうですが、いよいよ日本の最大のポータルであるYahoo!もP2P技術を活用し始めたということになりますから、先日のJストリームによるP2Pコンテンツ配信開始といい、IIJとSkeedcastといい、役者が揃ってきた印象です。

 記事でも詳細に解説されているように動画配信のような大容量コンテンツを全てサーバー型で配信するのは効率が悪いですから、今後は日本でも徐々にP2P技術が裏側で着実に利用されていくようになりそうです。


Yahoo!動画でPtoPを使ったライブ配信--2万5000人の同時接続を実現 - CNET Japan

「ソフトバンクグループ傘下で、動画配信事業を手がけるTVバンクは9月26日、PtoP技術を使った動画配信システム「BBブロードキャスト」を中国 Roxbeam Media Networkと共同で開発したと発表した。すでにYahoo!動画上でこのシステムを使っており、2万5000人が同時接続した状態で動画を配信できたという。」

unix20060916.jpg UNIX magazine 2006年10月号の特集は「P2Pアーキテクチャ」です。
 そうそうたるメンバーの先頭をきって、弊社の浜辺が執筆した「P2P技術の再考」という記事も掲載されています。
 是非ご覧下さい。

★総力特集 P2Pアーキテクチャ
・P2P技術の再考 浜辺将太(アリエル・ネットワーク)
・分散ハッシュテーブル入門 西谷智広
・アプリケーション層マルチキャスト:基本と応用 首藤一幸
・地産地消P2Pネットワーク 斉藤賢爾
・P2Pと2つの「アーキテクチャ」 土井裕介
・【インタビュー】問題点の抽出と整理 山口 英
・P2P今後のアーキテクチャ 覆面座談会

 ファイル交換サービスのeDonkeyが閉鎖に追い込まれたようです。

 記事によるとすでにWinMX、i2hub、Groksterなどのファイル交換サービスが閉鎖に追い込まれていたようで、ファイル交換サービスに対する違法ダウンロード撲滅運動は一定の成果をあげたことになります。

 ただ、実際にはYouTubeのような別のサービスに著作権違反の場所が移っているだけという見方もあるので、この戦いが終わることは無いと思われますが、一応企業としてファイル交換をうたうのであれば、合法ファイル交換を模索する必要があるというのは、現状の結論といえるでしょう。


ITmedia News:P2PネットワークのeDonkeyが閉鎖

「人気ファイル交換ネットワークの1つ「eDonkey」が閉鎖された。
 edonkey.comにアクセスすると、「eDonkey2000ネットワークはもう利用できません」というメッセージが表示される。」

jstream_logo.gif ストリーミング動画配信で有名なJストリームが、グリッド・ソリューションズのGrid Delivery Systemの販売代理を開始したそうです。

 Jストリームは、動画配信のニーズがある企業に対してのリーチを持っていますから、立ち居地としては注目です。
 これで、日本のP2Pコンテンツ配信基盤は、Skeedcastを提供するIIJとJストリームと、ネット業界では有名な事業者が正式に関わることになります。

 やはり、最終的な課題は、ストリーミング配信が主流の日本において、コンテンツ事業者にダウンロード型ファイル配信を容認してもらえるかどうかというところでしょうか。


Jストリーム、P2P方式のコンテンツ配信サービスを提供開始

「Jストリームは7日、P2P方式のコンテンツ配信プラットフォーム「GridDelivery System」を利用したコンテンツ配信サービスの販売代理を開始すると発表した。サービス料金は1カ月あたり配信流量5TBまでの場合で月額682,500円。」

planex_logo.gif プラネックスコミュニケーションズが、BitTorrentを内蔵したルータを発売したそうです。

 ルータという常時起動が前提の端末にBitTorrentを内蔵するというのはなかなか面白いアイデアですね。
 日本ではBitTorrentはそれほど利用されていないようなので端末が人気が出るかどうかは良く分かりませんが、一つのアプローチとして注目です。

 ただ、ルータだとHDDは外付けになってしまいますから、個人的には、ハードディスクレコーダーとかSTBのような組み込み端末の方が良い気もします。


プラネックス、「BitTorrent」搭載の「ダウンロードルータ」を発売 - CNET Japan

「プラネックスコミュニケーションズ(プラネックス)は9月4日、米BitTorrentとライセンス契約を締結すると同時に、ファイル共有ソフト「BitTorrent」を搭載したルータ2機種の販売を開始したと発表した。」

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