2006年10月アーカイブ

pando_logo.gif TechCrunchにPandoというBitTorrentの技術を活用したファイル転送サービスについての記事が掲載されていました。

 私のチェック不足か、初めてサービス名を聞いた気がするのですが、なんでもすでにダウンロードは150万を超えているというからすごいです。
 双方にクライアントソフトをインストール必要があるため、宅ファイル便ほど楽に利用することはできませんが、大容量のファイルをやり取りするには便利そうです。


TechCrunch Japanese アーカイブ » Pando、メールによるファイル共有を越えたサービスを実現

「ニューヨークに拠点を置くPandoはP2Pファイル共有サービスの一群に差を開きつつある。これら一連のサービスについては8月後半にレビューを書いた。クライアントソフトウェアのダウンロードは150万を超え、一日あたりユーザー間で 20TBにのぼるデータがやり取りされるという。」

tioti_logo.gif TIOTIという企業が、BitTorrentの技術を活用したテレビ番組のダウンロードサービスを開始するようです。

 日本ではほとんど話題にならないBitTorrentですが、米国では大容量ファイル配信がらみではかならずいろんなサービスがBitTorrentの技術にからんできますね。
 Winnyも米国で生まれていたら、こういう展開があったのでしょうか。

 ちなみにTechCrunchでは、Venice Projectの方が筋が良いのではないかと、ばっさりです。


TechCrunch Japanese アーカイブ » TIOTI、 合法的なTV番組ダウンロードとBittorentフィードを統合

「今夜(米国時間10/26)、近く開始されるTIOTI “tape it off the Internet” というテレビ番組のダウンロードサービスをめぐって、いくつか反響があった。これは合法的なテレビ番組ダウンロード(サービスのプロバイダについての記事はここ) やDVD の販売とBittorentを統合したサービスのようだ。番組をRSSフィードで購読できるなどなかなかスマートな仕上がりになっている。」

tvu_logo.gif TVU Networksという会社のTVUPlayerというソフトが話題になっているようです。

 なんでもABCやDisney Channelなどのテレビ番組をインターネット経由で無料で見ることができてしまうソフトのようです。
 技術的な説明はウェブサイトに見当たらなかったのですが、CNETの記事によると「中国企業のTVU networksは、これを「ピア・ツー・ピア(PtoP)」サービスだと説明している」そうで、コンセプト的な部分か技術的な部分かは分かりませんが、なんらかのP2P的な仕組みが入っているようです。

 開発している企業が中国の企業ということもあり、番組の放送権も入手せずに運営をしているようなので、今後物議をかもすことは間違いなさそうな印象です。


テレビ版ナップスター?中国発「TVUPlayer」、番組のネット再配信で人気に - CNET Japan

「人気テレビ番組の動画をウェブ上でストリーミング配信する「TVUPlayer」が、世界中で熱心な支持者を集め始めている。開発元である中国企業のTVU networksは、これを「ピア・ツー・ピア(PtoP)」サービスだと説明している。
 しかし同サービスは、著作権侵害に目を光らせているハリウッドのやり手弁護士にとって、格好の標的になる可能性もある。」

skeedcast_logo.gif SkeedCastを採用したROCK ONE DROPという音楽ダウンロードサイトがサービスを開始したようです。

 日本のロックバンドのライブ映像等の配信ということで、急にアーティストが注目されたときのピーク処理には良いかもしれません。
 ただ、見た感じ、映像の視聴には必ずSkeedReceiverというソフトが必要なのが壁になりそうな印象です。

 個人的にはVeohのようにFlashベースの映像とSkeedCastによるP2P配信を組み合わせた方が良いのではないかと思いますが、とりあえずSkeedCastの最初の事例ということで今後の動向に注目です。


P2P型コンテンツ配信「SkeedCast」採用の音楽映像ダウンロードサイト

「オクナックは、P2P型動画配信システム「SkeedCast」を利用した音楽ビデオクリップのダウンロード配信サイト「ROCK ONE DROP」を10月25日に開始した。料金はタイトルごと315円~1,575円。 」

 先週、ファイル交換サービスの訴訟強化のニュースがありましたが、ウォールストリートジャーナルによると、逆にファイル交換サービスをマーケティングやPRに活用する事業者も増えてきているようです。

 てっきりファイル交換サービスのあいつぐ停止で利用者は減少傾向にあるのかと思っていましたが、記事によると「9月のこの種のサービスの同時ログイン数は平均900万人と、前年同月の680万人から拡大した」というデータもあるそうで、どうせ閉鎖できないのであれば上手く活用しようと言う流れもあるようです。
 
 日本でも、昔同様な試みをしている企業がいくつかありましたが、さすがに最近は情報漏えい問題の影響ですっかり聞かなくなりましたね。


ITmedia News:[WSJ] P2Pサイトも宣伝利用、強硬策から転じる音楽業界

「6月にRadio City Music Hallで行われたラッパーJay-Zのライブのビデオクリップが、あらゆる種類の違法音楽交換サイトに掲載されている。だが、Jay-Zは怒ってはいない。
 これはJay-ZがCoca-Colaの要請により、この8分間のクリップ――Coca-Colaのプロモーションが含まれている――を、普段は音楽の違法コピー防止に利用される技術を使って、P2Pサイトで配布するのを認めたからだ。」

 すでに非合法なファイル交換サービスから、合法なファイル交換サービスへの転換という流れは明らかになってきていると思いますが、国際レコード産業連盟も最後の仕上げにかかっているようで、
ファイル交換ソフトの利用者に対して、17カ国で8000件の訴訟手続きを取ったそうです。
 事業者に対する訴訟は一通り実施していると思いますが、これで利用者に対しても併行して圧力をかけることになります。

 利用者の方も、訴訟される橋を渡らなくても、YouTubeのような動画共有サイトやナップスターのような定額音楽配信サイトなど、格安や定額制、無料の配信サービスの選択肢が増えてきていますから、それほど大きな混乱は無いような気もします。

 ちなみに、サービスの例として『BitTorrent』『eDonkey』『DirectConnect』『Gnutella』『Limewire』『SoulSeek』『WinMX』があげられていました。
 まだこれらのサービスには結構な利用者がいるんでしょうか。


Japan.internet.com E-コマース - IFPI、違法 P2P ファイル交換に対し世界17か国で提訴

「国際レコード産業連盟 (IFPI) は17日、著作権侵害抑止およびオンライン音楽の合法利用促進を目的としたキャンペーンを強化し、違法なピアツーピア (P2P) ファイル交換実施者に対して、世界17か国で8000件を超える訴訟手続きをとったと発表した。」

 TechCrunchにGrouperの動向についての詳細の記事が掲載されています。

 ここしばらく、GoogleによるYoutubeの買収が大きな話題になっていますが、GrouperはSonyが買収したこともあり記事にも「デスクトップやPSPデバイスへのSonyビデオのP2P配信をサポートとする」と書かれているように、Grouperがハードウェアと早期に連携してきそうな点が興味深いです。


TechCrunch Japanese アーカイブ » Grouper、街角の量販店をターゲットに。$65Mのビデオ共有スタートアップ企業買収を覚えている?

「Sonyが$65 M(6500万ドル)で8月に買収したビデオ共有サイトのGrouperは、大衆市場向けのビデオカメラ会社Pure Digitalとのパートナーシップ提携を発表。11月から、Pure DigitalのビデオカメラはGrouperへビデオを自動的にアップロード、あるいは二段階のプロセスを経てGoogle Videoにアップロードを可能にするソフトウェアと共に出荷される。」

 先日紹介したVenice Projcetですが、TechCrunchにも関連記事が掲載されました。

 TechCrunchによるとVenice Projectでは「Kazaaと Skype に利用されているP2P 配信技術 を基盤として インターネット上でタイムシフト可能なテレビネットワークを構築しようということらしい」とのことです。

 まだまだなぞが多いプロジェクトですが、今後に注目です。


TechCrunch Japanese アーカイブ » Venice Projectへスターが結集

「タイミングはこれ以上ないくらい良かった。Kazaa(P2P ファイル交換サービス)と Skype のファウンダー、Niklas Zennstrom と Janus Friis が新しいTVベースのスタートアップ The Venice Projectをアナウンスした。」

 KazaaとSkypeの創業者が、今度は「The Venice Project」という合法的な動画配信ネットワークの開発を手がけるそうです。

 現在のところウェブサイトには簡単な概要とメールアドレスの登録フォーム程度しか用意されていないのですが、なんといってもインターネットに大きなインパクトを与えた二つのP2Pアプリケーションの生みの親であるチームですから、今後の動向が注目されるところです。

 ちなみに今回の動画配信ネットワークでは、フルスクリーンに近いHD画質の動画が配信されるようですが、同じ高画質でもVeohのようにファイルをコピーするのではなく、ストリーミング配信する形になるようですから、仕組みとしてはSkeedcastに近い感じかもしれません。


VoIPの次は動画配信--スカイプ創業者らが仕掛ける新プロジェクト「Venice Project」 - CNET Japan

「P2Pファイル交換ソフトの「Kazaa」、そして無料VoIPサービスの「Skype」と、2つのメガヒットを生み出したJanus FriisとNiklas Zennstromのコンビが、次のターゲットとして動画のネット配信に狙いを定めているようだ。」

 Winny開発者の金子さんが、ICPFセミナーで「従量制にしたらP2Pは潰れる」という趣旨の発言をされていたそうです。

 まぁ、そもそもインターネットを従量課金にしたら、P2Pがうんぬんというよりも他のサービスの利便性も何もかも10年前に逆戻りしてしまうので、あまりP2Pがどうのというのは意味の無い議論のような気もしますが、この発言が注目される背景にあるのは最近の通信事業者によるネットの完全定額制を見直そうという議論でしょう。

 個人的には通常利用から逸脱しているような巨大なトラフィックを発生させている利用者から適正に料金を回収するために、上限制のような一部従量課金を導入したいという通信事業者の理屈は分からなくも無いですが、今から利用者にその仕組みを理解してもらうのは非常に難しい気もします。
 

金子氏がP2Pをテーマに講演「従量制にしたらP2Pは潰れる」~ICPFセミナー

「情報通信政策フォーラム(ICPF)は9月28日、Winnyの開発者でドリームボート技術顧問の金子勇氏によるセミナーを開催した。セミナーは「進化を続けるP2P」をテーマに、P2Pファイル共有ソフトの現状や、金子氏が技術開発に参加しているコンテンツ配信サービス「Skeedcast」についての説明などが行なわれた。 」

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