オンラインオフィスサービスのThinkFree、Googleの買収提案を拒否

thinkfree_logo.png 先日、MSオフィスそっくりのオンラインオフィスサービスとして紹介したThinkFreeですが、Googleと提携交渉しているという噂は本当だった模様。
 しかも、その買収提案をあっさり断ったようです。

 ThinkFreeの場合は、ここ1、2年で出てきた他の広告依存のウェブサービスと異なり、2000年からこの分野に取り組んでいて、有料のクライアントソフトを提供したり企業向けのサービスをやっていたりとビジネスモデルが確立しているようですから、Web2.0バブルのうちに高値で売り抜けたい企業とはちがって資金的にも余裕があるということでしょうか。


 それにしても、今のGoogleの買収提案を拒否するだけでもなかなか強気だと思いますが、コメントがまた振るっています。

 「当社の管理下からThinkFreeを手放すことに興味はないが,極めて基本的な機能しかないWebベースのワープロ/表計算サービスを立ち上げたばかりのGoogleと協力する用意はある」

 まぁ手放すことに興味がないのが本当なのか、思ったよりも提案金額が低かったから挑発しているのかは分かりませんが、完全に世界のGoogleを子ども扱いですね。
 さすが韓国の企業というところでしょうか。日本の企業だとこの発言はさすがになさそうです。
 

 はたしてThinkFreeの今回の判断が吉と出るのか、Googleの買収提案を断ったFriendsterのように後で売っておけば良かったと後悔することになるのか。
 この1,2年で答えが出ることになりそうです。


韓国Haansoft,米Googleからのオフィス・スイート「ThinkFree」買収提案を拒否:ITpro

「オフィス・ソフト「ThinkFree Office」の開発元である韓国のHaansoftは2006年12月第3週,オンライン・サービス大手の米Googleから提案された ThinkFree Officeの一括買収計画を拒絶したという。Haansoftの関係者は,「米YouTubeの買収を指揮したGoogleの担当チームと,12月に2 回接触した」と述べた。」




前の記事:「ToDoリストタイマー術」をBizIDに投稿しました。
次の記事:Zoho Wiki (wikiベースのホームページ作成サービス)
関連タグ:
■関連記事
Facebook AdsはGoogle Adsenseを超える究極のターゲティング広告?
OpenSocialは、SNS業界にどんな変化を引き起こすのか
OpenSocialは、ウェブサービスの真のオープン化のきっかけになるか。
Writelyをグーグルが買収
ネオジャパン、Ajaxを利用してWebブラウザをデスクトップのように



アリエル・ネットワークでは、インターネット時代にふさわしい新しい情報共有ツールの研究・開発をしています。

 「こういった製品が欲しい!」「こういった機能が必要ではないか?」
というご要望やアドバイスがありましたら、ぜひご連絡ください。

■アリエル・ネットワークの製品を試すにはこちら

■アリエル・ネットワークへのお問い合わせはこちら

■ツールやソフトの開発に興味がある方はこちら

コメント

あ、ホントだったんだ。。(すいません、この記事に気がつかないままトラックバックしちゃいました)
しかも、断ったとは!!痛快ですね~。

   

mini-banner-fix.gif

プロフィール


アリエル・ネットワーク
ブロガー 徳力基彦

Lijit Search

アーカイブ

   
Notes移行に
アリエル・エンタープライズ

スケジュール管理・
プロジェクト管理に

アリエル・マルチスケジューラ

 
Loading...