Googleの携帯SNSである、dodgeballの運営者二人が同時にGoogleを退社
以前レビューしたGoogleの携帯SNSサービスのdodgeballですが、創業者でありメインの運営者である二人が同時にGoogleを辞めたようです。
しかも明らかに円満退社ではなく、Googleに不満たらたらで辞めた模様。
なんと、自分たちで撮った親指下げ写真をGoogleへの不満コメントつきでFlickrにアップしています。
(かなりのFlickrのヘビーユーザーのようなので、別にFlickrがYahoo!のサービスというのを意識してFlickrを使っているわけではなさそうですが。)
写真のコメントからは、Googleに買収してもらったものの、Googleの人たちにはdodgeballの携帯SNSというサービス価値を本当の意味では理解してもらえず、エンジニアリングリソースを思うように割いてもらえなった。おかげで、TwitterとかJaikuのような他のサービスがブレイクするのを指をくわえて見ている羽目になったというような不満が読み取れます。(サービス名等は明言はされていませんが)
この写真を紹介していたJohn Battelleのブログでは「Not Every Acquisition Is YouTube」というタイトルがついているので、Googleによるすべての買収がYouTubeのように幸せにはいかないというような趣旨でしょうか。
まぁ、Googleからすれば、サービスの価値を説得できず、サービスもイマイチブレイクしきれなかった二人が悪いというところではあると思いますが、dodgeball自体の魂はこの二人で、これまでのサービスもこの二人でもっていたはずですから、この二人の離脱によって、サービスが停止に追い込まれる可能性も大。
これを機会に、GoogleによるTwitter辺りの買収話が、ネタを飛び越えて本当になってしまう可能性も無くも無いのかも・・・いや、無いかな。
※ちょうど、先ほどCNETに詳細の記事がアップされていたようです。
dodgeball.comの創業者ら、グーグルを退職 - CNET Japan
これによると、17日の段階で「これからも考えることをやめず、サービスを拡充していく意向である。」とGoogleの広報からdodgeballの二人の退社について正式に発表があったとのこと。
実際の退社が先週末の13日ですから、17日になって発表したというのは、ブログで二人の写真が話題になってしまったのも影響していそうです。
「Youch! Check out the Dodgeball founders on getting acquired by Google back in May 05:」
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関連タグ:dodgeball , Google ,
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