iGoogleで、いよいよGoogleがスタートページ市場に本気モード突入
Google Personalized HomepageがiGoogleという名称に変わり、複数の新機能が追加されました。
今回のiGoogleには、誰でも簡単にGoogleガジェットを作成できる「Gadget Maker」が追加される上、YouTubeの動画表示や、Twitterっぽい独り言ガジェットなど複数のガジェットが追加、さらに日本語版でもテーマが選択できるようになったりと様々な機能追加がされているのですが。
やはり何と言っても一番インパクトが大きいのは、iGoogleが通常のGoogleトップの右上からリンクされたことでしょう。
(※この記述は私の勘違いで、以前から、右上のリンクは表示されていたようです。失礼いたしました。)
これまでは、Google Personalized Home Pageはどちらかというと隠れた場所にあり、利用するには自分で検索したり、Googleアカウント等から探す必要がありましたが、これからはGoogleを利用している人がiGoogleの存在を知る確率がぐんと上がることになります。
特に、Googleはトップページをシンプルに維持することに気を使っているように見えますから、そこにiGoogleを今回追加してきたと言うのはGoogleの強い意気込みが現れているのは明らかです。
(実際、iGoogleは、「2006年に最も成長したGoogle製品であった」そうです。)
競合するスタートページサービスに比べると機能が地味な印象もあったGoogle Personalized Home Pageですが、iGoogleへの転身は、これまでとはスピード感を変えて開発をしていくというメッセージのように思えます。
これを受けて、NetvibesやPageflakesなど、今人気のあるスタートページは、YahooやMSに買収してもらうという流れになりそうな気がしますが、それ以外の中堅どころがどう生き残っていくのかも気になるところ。
Webwagなんかはまさに元Googleの人が始めたスタートページですが、こうなったときのシナリオをどう考えていたのでしょうか・・・
なんにしろ、ここしばらく、スタートページサービス界隈は一層動きが激しくなりそうです。
グーグル、「Personalized Home Page」の名称を変更へ--新機能も追加 - CNET Japan
「カリフォルニア州マウンテンビュー発--検索大手Googleの製品チームは米国時間4月30日、「Google Personalized Home Page」に関する名称変更と新機能の追加を、当地にある同社本社で開催の記者会見で明らかにした。
Googleではカスタム化に関する戦略を明確にする目的で、Personalized Home Page製品の名称を「iGoogle」と変更し、太平洋夏時間5月1日0時から利用可能となる新機能について発表する予定だ。」
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