プロジェクト管理上最悪のミスは何なのか?
ちょっと古い記事ですが、CNETに「プロジェクト管理上最悪のミスは何なのか? 」という記事を見つけました。
■よくあるプロジェクト管理の失敗例
1. 不適切なプロジェクト定義とプランニング
2. スコープ変更管理の甘さ
3. 作業計画を管理しない
4. 不充分なコミュニケーション
5. 品質管理の欠如
記事の中では、「よくあるプロジェクト管理の失敗例」として上記の5つがあげられており、プロジェクト管理上最悪のミスとは1番目の「不適切な定義ならびにプランニング」であるようです。
それに対する防止策として、下記の二つの部分に集中して取り組み事が必要だと論じられています。
・プロジェクトを定義する
実際の作業を開始する前に、時間をとって、プロジェクトの目標、スコープ、前提事項、リスク、予算、時間枠、組織、そして全体のアプローチを定義すること。
・開発計画を立てる
プロジェクト管理者は、開発をスタートさせる前に、全体の作業プランを作成するべきだ。そうしておけば、プロジェクト全体で必要となる労力や期間の見積もりが楽になる。
個人的に特に重要だと思うのは、やはりプロジェクトの定義ですね。
開発計画は正直な話、ある程度の見積はできても正確な予測をするのは難しいですが。まぁ、それは前提として織り込んでおけば何とかなる範囲に収められるはずです。
ただ、プロジェクトの定義がずれていると、間違った作業や意味の無い作業をしていたり、最悪の場合終わりがけになってちゃぶ台返しになったり、ということになりがちです。
最悪のミスは何なのか?と書かれると、なんだか人間的に非常に間違った行為をとったときの話のように思われますが、実は意外に基本的な話なのかもしれません。
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