MicrosoftにとってのGoogle問題が、たった二年でGoogleにとってのFacebook問題に

facebook_logo.gif 先週の記事になりますが、TechCrunchに「TechCrunch Japanese アーカイブ » 急増するFacebookのGoogler引き抜き」という記事がありました。

 なんでも、いまや「FacebookはGoogleよりもはるかに「魅力的」」だそうで、「この2ヵ月で少なくとも10人の「花形」がFacebookに移った。元Googlerたちは、今後も毎月最低でも2~4人づつはFacebookに来るだろうと考えている。」という状況になってる模様。
 Google社内では「Facebook問題」と呼ばれているそうです。

google_facebook.png

 TechCrunchのかなりあおった感じのGoogleとFacebookの社員比較写真では、Googleがスーツ代表になっているのがどうにも不思議な感じです。

 そういえば、昔、ブログでMicrosoftの優秀な人材がたくさんGoogleから引き抜かれてるという話題を書いたことがあったなーと思って検索してみたのですが、その「マイクロソフトはグーグルをつぶすのか、つぶされるのか : tokuriki.com」という記事を書いたのが2005年9月7日。

 当時は、Googleに転職を告白したエンジニアの前で、マイクロソフトのスティーブ・バルマーが「Googleを抹殺してやる」と非難して椅子を投げたとか投げなかったとか。という話が話題になっていたのですが。
 それからたった二年で、今度はGoogleがFacebookから優秀な人材を引き抜かれる側の立場になってしまったということですね。


 もちろん、Googleの企業としてのパワーが落ちているということではなく、Googleが上場し大企業になったことで、もっと刺激的な職場を求める人が外に出始めたと言うことだとは思うのですが、この業界の移り変わりの早さをしみじみ感じる記事でした。

 
TechCrunch Japanese アーカイブ » 急増するFacebookのGoogler引き抜き

「FacebookとGoogleが競っているのはソーシャルネットワークだけではない。Facebookの従業員は現在の300人ほどから来年は700人になるという。そしてエンジニアなど見つけるのに一番の場所といえばGoogle。ストックオプションも確定して、次のヒットを探す人たちでいっぱいだ。」




前の記事:「会ってみたい人にいつか会うための方法」をBiz.IDに投稿しました。
次の記事:MySpace (1億人以上の利用者がいる世界最大のSNS)
関連タグ:
■関連記事
Facebook AdsはGoogle Adsenseを超える究極のターゲティング広告?
OpenSocialは、SNS業界にどんな変化を引き起こすのか
OpenSocialは、ウェブサービスの真のオープン化のきっかけになるか。
Writelyをグーグルが買収
ネオジャパン、Ajaxを利用してWebブラウザをデスクトップのように



アリエル・ネットワークでは、インターネット時代にふさわしい新しい情報共有ツールの研究・開発をしています。

 「こういった製品が欲しい!」「こういった機能が必要ではないか?」
というご要望やアドバイスがありましたら、ぜひご連絡ください。

■アリエル・ネットワークの製品を試すにはこちら

■アリエル・ネットワークへのお問い合わせはこちら

■ツールやソフトの開発に興味がある方はこちら

   

mini-banner-fix.gif

プロフィール


アリエル・ネットワーク
ブロガー 徳力基彦

Lijit Search

アーカイブ

   
Notes移行に
アリエル・エンタープライズ

スケジュール管理・
プロジェクト管理に

アリエル・マルチスケジューラ

 
Loading...