AppExchangeはソフトウェア・マーケットプレイスに?

 先日のセールスフォースのAppExchangeリリースを受けて、ZDNetの「エンタープライズニュースの読み方」で飯田さんがこんな記事が掲載されてました。

ZDNet Japan Blog - エンタープライズニュースの読み方:あなたの名前で売れますか? - AppExchangeの正式リリース

 ソフトウェア企業の動向を、イギリスの流通業界と比較して分かりやすく解説されており、興味深いです。

そうした中、イギリス流通業界を参考にすると、ソフトウェア企業の生き残り策は2つある。一つは、強力なブランドを作り上げ、販売チャネルに対する交渉力を維持すること。ケロッグのないシリアルの売り場は、シリアル売り場ではないというくらいに。あるいは、ノンブランドとして、オンデマンド・プラットフォームへ効率的に製品を供給する裏方に徹するかだ。それはそれで立派なビジネスにはなる。

 業務系アプリケーションの場合は、データの連携などを考えると一概に流通業界のようにマーケットプレイスが単純にアプリを単体売りできないのが難しいところですが、セールスフォース自体のシェアが広がれば、過去のロータス・ノーツのようにセールスフォースと連携して動くアプリをメインビジネスにする事業者が増えてくる可能性は十分ありますね。
 そうなると、AppExchangeでのデータ連携の仕組みが業界標準となって、ソフトウェア業界のスーパーマーケットになれるという可能性は十分ありそうにも思えます。
 
 この手のアプローチが取れるのは、他にIBMとMicrosoftぐらいでしょうか・・・

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