Microsoftが目指す「ソフトウェア+サービス」

 CNETにマイクロソフトのビジネス事業部門プレジデントのJeff Raikesのインタビュー記事が掲載されてました。

J・レイクス:「Office Liveベータ版は予定通りに」 - CNET Japan

 興味深かったのは下記の部分。

 コンピュータの性能と使い勝手は飛躍的に向上しており、人々はこのパワーを利用したいと考えています。ユーザーの心を捉えるためには、このパワーをローカルとオンラインの両方で利用する方法を提案しなければなりません。われわれが「ソフトウェア+サービス」という表現を使っているのはそのためです。重要なのは、両者を同時に利用することであり、それこそ、われわれがOffice Liveで実現しようとしているものなのです。競合企業はどちらかというと、「ソフトウェア対サービス」という図式を志向しています。
   ソフトウェアを持っているマイクロソフトだから当然の発言とはいえるのですが。  「ソフトウェア+サービス」という視点は、個人的に興味深いです。

 最近はウェブサービスのメリットに脚光があたっているので、「ソフトウェア対サービス」という図式で何でもかんでもウェブサービスにする感じがありますが、利用者の視点から考えるとソフトウェアかサービスかということよりも、ニーズに応じてメリットの高い方を選択できるのがベストのように思います。

 過去の経験から、ネットワーク化されていないソフトウェアの価値が急速に低下しているのは明らかですが、逆に最近のWeb2.0系のサービスのトラブルを見ていると、ネット上のサービスに完全に依存することのリスクは感じます。
 今後は、両方のメリットを組み合わせたサービスが増えてくるんじゃないでしょうか。
 当然、今度のOutlookなんかはそういったものの先駆けになってくるのでしょう。

 アリエルもクライアントソフトを開発できる点を一つの特徴と考えているので、そういった特徴を活かした「ソフトウェア+サービス」を提供していきたいと改めて思います。

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