37Signals 「エンタープライズソフトウェアという考え方はもう古い」
CNETにこんな記事が掲載されていました。
ニッチ市場で身を立てる「Web 2.0」新興企業 - CNET Japan
以前レビューしたBasecampやBackpackの開発元である37SignalsのJason Friedは、これまで主流であった、企業向けのエンタープライズソフトウェア市場ではなく、ニッチな小規模マーケットをターゲットとすることを明確に宣言しているそうです。
「インターネットのおかげで50~100万人の人々がつながるようになり、今ではニッチ製品の提供を効率的なビジネスとすることが可能になった」(Fried)
確かに、現在のところ企業向けのソフトウェア開発というのは、大企業向けに巨大なシステムを開発し、それを販売してまわることで収益を上げているものがほとんどですが、最近のWeb2.0企業を見ていると新たな分野が生まれている感じがします。
Basecampのようなアプリケーションにしても、これまでのパッケージ売りでは非効率で仕方が無かったようなニッチ市場がターゲットですが、インターネット経由でサービスを提供することで、ニッチ市場をまとめてある程度の市場規模にすることができているわけですね。
ソフトウェア市場にもロングテールが生まれているということでしょうか。
そうはいっても、日本市場はまだまだ企業向けのWeb2.0サービスというのはほとんど無いですから、今後どうなるのか注目したいと思います。
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