HipCalはWeb2.0 AwardsのPersonal Organization部門で、voo2doや30boxes、Backpackなど並みいる競合をおさえて1位に輝いたオンラインPIMサービスです。
先日Plaxoに買収されたというニュースがあったので、レビューしてみました。
なんでもHipCalを開発したのはRensselaer Polytechnic Institute (RPI)というNewYorkの大学の学生5人組だったようです。
HipCalのカレンダーサービス自体はオンラインカレンダーの要素とソーシャルカレンダーの要素、SNS的な要素が組み合わさった印象で、これまでにレビューしてきた他のサービスとかぶるところが多々あります。
特にiCalのように複数のグループカレンダーを作成することができる機能なんかは、Google Calendarですっかりお馴染みになった感じもします。
(順番からいうとGoogle Calendarの方がHipCalより後なんですが)
カレンダー自体にAjax的な要素は少ないので、ドラッグ等で予定を作成できるのに慣れてしまった人にはちょっと使いづらい点があるかもしれませんが、簡単なToDo機能とアドレス帳やアラート機能もついて無料というのが受賞した要因という印象です。
アドレス帳を検索して登録できるというSNS的な機能もあるので、類似の機能を提供しているであるPlaxoが買収したというのもうなづけます。
現時点は学生の無料サービスという印象も強いサービスではありますが、今後Plaxoがどうサービスを拡張してくるのか注目したいところです。
【HipCalの機能】
■カレンダー
・スケジュール管理機能
タイトル・時間・カテゴリなどの情報を登録することができる。
日、週、月、年で、繰り返しの予定が作成できる
・カレンダー機能
近日中の予定、日、週、月、年単位で予定を表示することができる。
複数メンバーのカレンダーを並べて表示することができる。
週の開始日を変更できる
・共有機能
予定への参加の是非を参加者にメールで確認することができる。
自分と参加者にだけ公開することができる。
グループカレンダーを、招待制・公募制・公開の三段階で作成することができる
グループカレンダーにメンバーを管理者・メンバー・閲覧者として招待できる
グループカレンダーにタグやウェブサイトアドレスを設定することができる。
・ソーシャル機能
公開されているグループカレンダーを登録して表示することができる
・アラート機能
予定ごとに時間を指定してメールでアラートを設定できる。
・インポート機能
iCalで購読・公開・インポート・エクスポートすることができる
■ToDoリスト
・タスク作成機能
タイトル・時間・カテゴリ・優先度などの情報を登録することができる。
・アラート機能
タスクごとに時間を指定してメールでアラートを設定できる。
■アドレス帳
・アドレス帳作成機能
名前、誕生日、企業、ブログURL、IMアドレス等からなるアドレス帳を作成できる
HipCalのデータから検索・追加することができる
・その他
CSVでインポート・エキスポートができる
■その他
・カテゴリ設定機能
カテゴリを複数階層作成することができる
カテゴリに色を設定することができる
【HipCalの概要】
運営:個人運営?(2006.5.1にPlaxoに買収)
(RPIの学生、Garret Heaton, Pete Curley, Chris Rivers, Tawheed Kader, Glenn Dixon)
開始:2005.9.4?
収益源:特に無し?