ソニーのブログパーツFLO:QがAdobe AIRでデスクトップ対応

 ソニーのブログパーツ「FLO:Q」が、Adobe AIRを活用したデスクトップバージョンをリリースしました。

floq_desktop.png

 FLO:Qは2006年10月のリリースから、1年間で5万人以上の登録ユーザーを獲得しているそうで、聞いたところによると月間のブログパーツの総表示数は7000万以上にもなっているそうです。
 国内のウェブサービス事業者で、ウィジェット的なアプローチに力を入れている事業者はあまりいなかった印象ですが、昨今のFacebookまわりのウィジェット話だとか、OpenSocialの話だとかで、かなり今後が注目される分野。
 そこにPCはもちろん、携帯やテレビ、ゲーム端末を持っているソニーが取り組んでいるというのは、なかなか興味深いアプローチです。

 もちろん、国内においてはソフトウェアのインストールが必要なアプリケーションというのはいまいちブレイクしない印象もあるのですが、FLO:Qにおいてはすでにクライアントと一緒にいくつかのウィジェット開発を手がけているようですから、昔流行ったぺたろうのように、一般利用者の間でブレイクするウィジェットが出てくる可能性は結構ありそう。
 今後に注目したいと思います。


 ちなみに、Adobe AIRについては、個人的には非常に注目しているのですが、国内ではこれまでとくに大きな動きがなかった印象がありますが、今回のFLO:QのAdobe AIR対応は、そう言う意味では国内のAdobe AIR陣営にとっても追い風と言えそうですね。

 昨日、発表会にもお邪魔させていただきましたので、当日の動画は別途アップしたいと思います。

 
ソニーのウィジェット「FLO:Q」、Adobe AIR対応でデスクトップに進出:ニュース - CNET Japan

「ソニーは11月27日、ブログやソーシャルネットワーキングサービス(SNS)に常駐可能なウィジェットサービス「FLO:Q」(フローク)を機能強化し、ベータサービスとして公開した。これにあわせて、デスクトップ上に常駐できるAdobe AIR対応の「デスクトップウィジェット」機能を追加した。」




前の記事:blognation Japanは、日本のウェブサービスの海外進出のきっかけになるかも。
次の記事:Ustreamの利用者数はサービス開始9ヶ月で、10万人を突破
関連タグ:
■関連記事
Facebook AdsはGoogle Adsenseを超える究極のターゲティング広告?
OpenSocialは、SNS業界にどんな変化を引き起こすのか
OpenSocialは、ウェブサービスの真のオープン化のきっかけになるか。
Writelyをグーグルが買収
ネオジャパン、Ajaxを利用してWebブラウザをデスクトップのように



アリエル・ネットワークでは、インターネット時代にふさわしい新しい情報共有ツールの研究・開発をしています。

 「こういった製品が欲しい!」「こういった機能が必要ではないか?」
というご要望やアドバイスがありましたら、ぜひご連絡ください。

■アリエル・ネットワークの製品を試すにはこちら

■アリエル・ネットワークへのお問い合わせはこちら

■ツールやソフトの開発に興味がある方はこちら

   

mini-banner-fix.gif

プロフィール


アリエル・ネットワーク
ブロガー 徳力基彦

Lijit Search

アーカイブ

   
Notes移行に
アリエル・エンタープライズ

スケジュール管理・
プロジェクト管理に

アリエル・マルチスケジューラ

 
Loading...