ソーシャルビジネスアプリケーションという考え方
Read/Write Webに、The Marriage of Social and Business Applications(直訳するとソーシャルとビジネスアプリケーションの結婚)という記事がありました。
長い記事なので細かくは読んでないのですが、記事の主張しているところを簡単にまとめると、SNSのようなソーシャルアプリケーションの特徴を、ビジネスに活用するアプリケーションに生かしているものをソーシャルビジネスアプリケーションと呼ぼうということのようです。
確かに、通常のビジネスソフトでは使う人とデータという考え方はありますが、そこに人々とのつながりという考え方はあまりありません。
最近は企業SNSなんかも流行ってきているようですが、もっと企業内にもソーシャルのアプローチは増えてきて良いように思います。
記事では、Eメールをソーシャルかつビジネスに活用されているアプリケーションの代表例として取り上げていましたが、ソーシャルビジネスアプリケーションとは、そういうEメールの延長としてビジネスのコミュニケーションを支援するアプリケーションをイメージしているようです。
記事でソーシャルビジネスアプリケーションの例として例示されていたアプリケーションは以下の4つ。
■Microsoft Live Meeting
Microsoftが提供するオンラインカンファレンスサービス。
2名から数千名のグループで利用が可能。
14日間の無料お試し期間有。
■Groove
Microsoftが買収したP2Pコラボレーションツール
複数のグループと併行して情報共有やチャットが可能。
Microsoft Officeのラインアップに統合される予定。
■TeamDirection
SharePointやGrooveのプラグインとして動作するプロジェクト管理ツール?
60日間の試用期間がある模様
Windows2000かXPに対応
■Colligo
ノーツやSharePointのデータをPCに同期させてオフラインでも利用することができるようにするツール?
単独でもファイル共有を行うことができるものもある模様。
30日間の試用期間がある。
Grooveは以前レビューもしましたが、後ろの二つは初めて聞きました。
この記事を書いた人自身が、TeamDirectionの創業者のようなので、話半分に見る必要はありますが、今後の方向性の一つとして面白い指摘のように思います。
特にTeamDirectionは、アリエル・プロジェクトAのアプローチとも似ている印象があるので、時間ができたらTeamDirectionとColligoをレビューして、参考にしたいと思います。
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関連タグ:Colligo , Groove , LiveMeeting , TeamDirection ,
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