SAP、MSとの共同開発製品「Mendocino」のテストを間もなく開始

 CNETにこんな記事がありました。

 SAP、MSとの共同開発製品「Mendocino」のテストを間もなく開始(CNET)

 なんでもMicrosoft OutlookとSAPのデータを連携させる仕組みのテストのようで、例えば。

Mendocinoは予定管理にも利用される。プルダウンメニューを使用して、任意のプロジェクトの会議や、Outlookのカレンダーに記載されているその他の予定に費やす時間を割り振ることが可能だ。この機能を利用すると、SAP上にある従業員のタイムシートも連動して書き換えられる。同様に、従業員が自分のカレンダーに休暇予定を記入した場合も、その情報がSAPの人事システムに自動的に伝えられる。

 と、OutlookとSAPの予算/人事/課金情報などの可能性が書かれています。

 実はこの分野って言うのは、これまでも可能性は結構議論されてきたんですが、情報システム的に基幹系システムに比べると予定表的な情報系のアプリケーションの地位が低かったり、基幹系のシステムが古くてインターフェースが取れなかったり、やっぱり紙の手帳だろっていう人が多かったりで、なかなかこういう情報系と業務系のシステム連携は実現できていなかった感があります。

 ただ、ここに来て、もろもろの条件が整いつつあるのは確かで、いよいよデジタル化による情報系と基幹系の融合が始まろうとしているようです。
 まぁ冷静に考えたら、個人の予定データがデジタルであるのに、それを別のシステムに人が入れなおすなんてのは明らかに無駄ですからね。

 この分野は、まだまだ考えればいろんな可能性がありそうです。



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