Web2.0やWikiとグループウェアの関係を考える

 ITメディア・オルタナティブブログで、@ITの新野さんがこんな記事を書かれていました。

 Web2.0とコラボレーションとグループウェア - Randomwalk [ITmedia オルタナティブ・ブログ]

特にコラボレーションに関する部分。ブログやWikiやサーチエンジンなどの知識の蓄積と検索の分野は、これらが進化して既存のグループウェアの存在の一部を置き換えるか、もしくはグループウェア側が先にこれらの機能や手軽さを取り込むか、といった“食うか食われるか”式の比較的分かりやすい現象がみられるのではないかなあと思っています(もちろん、共存する部分だってあるでしょう)。

 この視点は、非常に納得できます。
 現在のWeb2.0的なサービスというのは、まだまだ完成度から言うと、既存の業務アプリケーションと比較にならない部分が多いとは思うのですが、37signalsのBasecampBackpackに見られるように既存の情報共有システムの一部を担い始めている感じは印象としてあります。
 (だからこそ、自分もこんなブログを開設しましたし、サイボウズの安田さんなんかも積極的にリサーチをしているんだと思いますが)
 

 一つの注目点は、Wiki的な共同編集関連の動向になってきそうな印象があります。

 新野さんも引用されているように栗原さんが「Wikiってすごい(今さらですが)」という記事を書いていますが、最近のWikiはどんどん技術的な進歩を遂げているようです。
 
 このブログでも企業向けWikiのSocialtextJotspotのレビューなんかをしてみましたが、この辺のサービスが今後どういう進化を遂げていくかは一つ注目のポイントだと思います。


 ただ、サイボウズの安田さんが「wiki による「共同編集」の難しさ」という記事などで書かれているように、まだまだ一般の人にとって共同編集の概念が理解しづらいのも事実。

 ブログと同様、コンセプトや仕組みを理解する人が増えれば、自然と企業内にも入ってくるものなのかどうか。
 なんとなく今のWiki周りの動向を見ていると、もう一つ何かブレイクするためのポイントがありそうなんですが・・・

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