Lotus ConnectionsとLotus QuickrでIBMもエンタープライズ2.0に
先週のニュースになりますが、IBMがLotus ConnectionsとLotus Quickrという二つの製品を発表していました。
これらの製品が、IBMのエンタープライズ2.0に対する回答のようです。
どうもリリース等を読んでも機能が多くてどれがポイントかよくわかっていなかったのですが、ZDNetのこちらとこちらの記事で吉田さんが詳しい解説をされていました。
詳細はそちらを読んで頂ければと思いますが、大体下記のような感じのようです。
■Lotus Connections
これはいわゆるSNS、ブログ、SBMといったWeb2.0ツールを企業向けパッケージになるようです。
日本でも複数の企業が既に実施しているパターンですね。
【主な機能】
・企業内SNS機能(プロフィールとコミュニティ)
・企業内ブログ機能
・企業内ソーシャルブックマーク機能
■Lotus Quickr
こちらはチームによる共同作業を支援するコラボレーションツールのようです。
直接の対抗商品としてはMicrosoftのSharepointのようですが。機能のイメージとしてはBasecampや、Socialtext、Jotspotのような企業向けWikiなんかともかぶるイメージで、ZimbraやGrooveなんかも近い印象です。
【主な機能】
・チームブログ機能(情報共有用?)
・ファイル共有機能
・タスク管理機能
・Wiki機能
さらにこれらの機能がLotus NotesやSametime、Microsoft Officeなんかとも連動するようで、IBMの気合が感じられる製品です。
ちょっと盛り込みすぎの印象もありますが、エンタープライズ向けにはここまで完璧にやった方がシステム担当者に売り込みやすいというのもあるのでしょう。
まぁIBM製品ということで価格も高いのではというイメージもありますし、当然気軽にレビューはできそうにないのですが、今後の動向が気になる製品です。
IBM、「Lotus Connections」「Lotus Quickr」を発表--Web 2.0技術をビジネスに応用 - CNET Japan
「IBMは米国時間1月22日、ブログやブックマークといったコンシューマ技術をビジネスに応用する製品を発表した。
フロリダ州オーランドで毎年開催されるLotusphereコンシューマカンファレンスで同社は、2つの新製品「Lotus Connections」と「Lotus Quickr」を発表し、法人向け製品にソーシャルネットワーキング技術を組み込んでいく戦略の概略を明らかにした。」
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