Groove (P2Pコラボレーションツール)
Grooveは、Microsoftに買収されて話題になったP2Pコラボレーションツールです。
時期Officeに統合されることになり、ZDnetなどでも記事が出ていましたので、改めてOffice Grooveのベータ版をレビューしてみました。
Grooveは、P2P技術をビジネスにおける情報共有に活用するということで、アリエルとも非常にコンセプトが近いため良く比較されることがありました。
そのため、ある程度の製品イメージはあるのですが、さすがにMicrosoft Officeに統合されるということもあり、相当洗練されてきているようです。
特に4年ぐらい前に日本でも話題になった際にはPCに相当負荷をかけてしまう印象がありましたが、そのあたりはPCのスペック向上もあり、かなり問題なくなってきているようです。
ベータ版のレビューの際に、光栄にもITメディアオルタナティブブログの吉川さんとインターネット経由の情報共有テストをさせていただく機会がありましたが、掲示板へのコメントやファイルのアップロードなどは即時に反映されさすがという印象です。
自由にフォームを設計することができる上、SharePointやInfoPathとも連携できるなど非常に多機能なので最初は何に使うか迷ってしまうかもしれませんが、慣れると非常に便利なツールになると思います。
(もちろんファイル共有だけであれば、同じMicrosoftのFolderShareやWindows Live Messengerのフォルダ同期で十分かもしれませんが。)
価格がどうなるかが分からないのが不安な点ではあるのですが、現在はベータテスト中ということで無料で利用することができますので、興味がある方は試してみてはいかがでしょうか。
【Grooveの主な機能】
・共有機能
ワークスペースを作成し、指定したメンバーとデータを共有できる
ワークスペースごとに機能を追加することができる
メンバーの権限を管理者、参加者、ゲストの三段階で指定できる
・ファイル共有機能
フォルダー単位で他の利用者とファイルを共有することができる
・ディスカッション機能
スレッド形式で他の利用者とディスカッションすることができる
・スケッチパッド(ホワイトボード)機能
ペイントブラシのような画面を共有して文字や画像を書き込むことができる
・メモ帳機能
リッチテキストベースのメモを共有することができる
・予定表機能
カレンダーを共有して予定を書き込んだり編集することができる
日・週・月表示を切り替えることができる
・会議(議事録)機能
会議中に議事録やメモを取るためのフォームが用意されている
・案件管理機能
案件の進捗や内容を管理するためのフォームが用意されている
・画像機能
画像をアップロードして共有することができる
・フォーム機能
フォーム機能を活用することで入力フォームや簡易データベースを作ることができる
・チャット機能
文字やボイスチャットを利用することができる
・その他
SharePointと連携してライブラリのドキュメントを作成・編集ができる
【Grooveの概要】
運営:Groove Networks (Microsoftが買収)
開始:?
収益源:有料版()
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関連タグ:グループウェア , コラボレーション , Groove ,
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