Rejaw (マイクロブログとリアルタイムチャットの組み合わせ)
Rejawは、Infoteria USAが先月開始したウェブサービスです。
ちょっと気になったのでレビューしてみました。
Rejawは一見した印象では、TwitterやJaikuなどのマイクロブログの一種ということしか分からないのですが、サイトのトップページに「Mini-blog + Chat = Fun」と書かれているように、マイクロブログにリアルタイムチャットの要素を組み合わせたのが特徴と言えるサービスです。
Twitterでは1つ1つの投稿は、文字通りTwitter(つぶやき)扱いなのですが、Rejawにおいては書き込みはShout(叫び)と位置づけられており、他の人にコメントをしてもらう前提。
(その代わりWhisper(ささやき)という機能が、Twitterのメッセージのような感じでプライベートな扱いの投稿機能になっているようです。)
Twitter上においては、他の人と直接対話するには@でメッセージを書くぐらいしか手段がありませんが、Rejawにおいては1つ1つの発言が掲示板となっていくので、1つのテーマで盛り上がるには向いているということが言えそうです。
まぁ、こうやって書くとTwitterにコメント欄がついたぐらいの印象でたいした違いを感じないかもしれませんが、面白いのはそのコメント欄の実装の仕方。
なんといっても、Rejawを開発しているのはLingrを開発したInfoteriaさんなので、コメントの投稿の反映がLingr同様リアルタイムというのがポイントでしょう。
いわゆるコメントですとブラウザの画面を更新しないと返答がついたかどうか分からないわけですが、Rejawだと拓いたままの画面に次々に新しいコメントがついていきます。
これは実際にRejawにログインした後に、知らないRejawユーザーの人から教えてもらったのですが、たしかにブラウザの中で次々にコメントが増えていくのはなかなか感動もの。
新しい投稿があるとブラウザ最下部に表示されているインジケーターが光ったりという演出も憎いですね。
マイクロブログではあるのですが、本文欄に長文を入れることもできますし、画像を貼り付けたりすることもできる上、ユーザーでなくてもコメントができたりするようなので、普通にコメント欄をリアルタイムに使えるブログとして使うこともできてしまいそうです。
ただ、逆にサービスの使い始めは対してコメントもつかないし、コメントをつける相手もいないというのが、このサービスの悩ましい弱点という感じ。
日本の芸能人ブログとか、人気のある社長ブログみたいに、大量のコメントがつくブログを、Rejawで置換えてみるのは、結構面白そうな気がします。
この手のサービスは本当にいろんな種類のものが出てきているので、一番難しいのは既存の他サービスの利用者をいかに巻き取っていくかという点だと思いますが、Rejawのアプローチは、上手く伝わっていけばなかなか面白いのではないかと思います。
(サンプル動作動画とかあっても良いかもしれませんね)
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