Zohoが、GoogleやMicrosoftに先んじてオフィスアプリのウェブ同期を実現

zoho_logo.gif Zoho WriterZoho Sheetなど、ウェブベースのWord、Excelのサービスを提供しているZohoですが、今度はMicrosoft Officeプラグインを公開したそうです。

 これを使うと、WordやExcelの画面から直接、ウェブ上のZohoのアカウントにファイルを保存することができます。

 ある意味自社のサービスのUIを使わずに、WordやExcelからファイルを直接自社サービスに保存させるというのは、自社のサービスを否定しているようにも見えてしまいますが、既存のWordやExcelを使いたい人はそちらから、ZohoのUIで利用したい場合にはZoho WriterやZoho Spreadsheetから編集を行うというのは、オフラインとオンラインの両方のメリットを活かせるという意味で非常に注目のアプローチです。

 最終的にはデータはZohoのストレージに保管されるわけですから、Zohoの利用者を増やすには良い手法のように思われます。
 なんにしても本家WordやExcelを提供しているMicrosoftや、Google Docs&Spreadsheetを提供しているGoogleの向こうをはって、Zohoというベンチャー企業が技術的に先行してサービスを提供しているというのが凄いですね。

 Googleが類似のプラグインを提供するのも時間の問題のような気もしますが、Zohoがどこまで対抗できるのか注目です。
 ちなみにすでにZohoの利用者は15万人近くに上るのではと推定されているようです。 


TechCrunch Japanese:Zoho、真のOffice Live:オンライン/オフラインOfficeアプリの橋渡し役に

「オンライン・オフィススイート会社「Zoho」は今日(米国時間11/30)“Microsoft Officeプラグイン”をローンチ。同プラグインはMicrosoft OfficeとExcelから、直接、ユーザーのZohoアカウントにファイルを保存することを可能にする。
同社はまたAPIを公開し、それに「Desktopize」とのパートナーシップについても発表。同パートナーシップにより、ユーザーはデスクトップからZohoアカウントに直接ファイル保存可能なバーチャルフォルダーを作成できるようになる。」

zoho_plugin.png




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