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前回はサーバサイド P2P による全文検索エンジン「HyperEstraier」を紹介しました。
前回紹介した時はβ版でしたが、
先日(10月17日)にバージョン1.0が正式リリースされました。
さて今回は、HyperEstraier を利用した「mod_estraier」を紹介します。
mod_estraier は最新バージョンが 0.0.7(10月21日現在)です。
バージョン番号を見ても分かる通り、まだ始まったばかりのプロジェクトで、今後仕様が大きく変わる可能性もあります。
アリエル・コラムの最近のブログ記事
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なお、今月からコラム執筆者は開発部大谷さんになりました。
みなさん、よろしくお願いします。
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前回から少し時間があいてしまいましたが、今回からこのコラムの執筆者も変わり、今後はもう少し技術的な話やとんがったソフトウェアについて紹介していきます。
今回は、少し毛色を変えて、全文検索技術ソフトウェアの中で、P2P による分散検索を実現する HyperEstraier について紹介してみたいと思います。
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前回のコラムでは P2P を通信の仕方によって以下のように分類し、そのうちの同期通信について説明を行いました。
[P2P システム]
├ 同期通信 P2P システム ←前回説明しました
└ 非同期通信 P2P システム ←今回取り上げます
├ 広範囲流通型
└ 限定範囲共有型
今回は残りの非同期通信 P2P を取り上げます。
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P2P システムは、データの探索方法の違いによって、「ハイブリッド P2P」「ピュア P2P」「スーパーノード型ハイブリッド P2P」に分類できることを前回説明しました。
P2P システムにおいてデータ探索技術はシステムの根幹をなす部分で、その出来不出来が全体のレスポンスに影響してきます。どのシステムも一長一短があり、その用途に応じて使い分ける必要があることを理解できたかと思います。
今回は P2P 分類の第二弾として、 P2P
システムの通信が「同期」か「非同期」かで分類を行います。この分類によって、「Skype」や「プロジェクトA」が同じ P2P
という言葉でくくられていることに対する微妙な違和感が解消されることを目的としています。あまり一般的な分類ではありませんが、「P2P
アプリケーション」と呼ばれている集合を体系的に把握するための、ひとつの目安が示されることを期待しています。
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前回まで、 3回にわたってオーバーレイネットワークの説明をしてきました。 P2P テクノロジーが構築する、フラットでフレキシブルなアプリケーションレイヤのネットワークに、可能性を感じていただけたでしょうか。
オーバーレイネットワークに限らず、技術の話をする際には常にレイヤを意識することが重要です。
エンジニア同士で議論をしていて、つい収拾がつかなくなってしまう原因が、実は単に、お互いの想定しているレイヤが異なっているだけ、ということも多いものです(しかもそれに気づかない)。事前にレイヤを限定してから議論を開始することは、エンジニアのコミュニケーションスキルの中でも重要だと筆者は思っています。
2005/4/21にjapan.internet.comに新しいコラムが掲載されました。
今回(前回、 前々回)もオーバーレイネットワークについてのコラムです。
■ソフトウェアの世界に土俵を移す
TCP のレイヤの上にさらに層を設けるということは、ネットワークをアプリケーションレイヤでプログラマブルにするということです。
オーバーレイネットワークの利用者は、 socket、ましてや TCP の 3Way hand shake などを知らなくても、オーバーレイネットワークのライブラリが提供する API を使うだけで、ネットワークアプリケーションを構築することができるのです。
2005/3/25にjapan.internet.comに新しいコラムが掲載されました。
前回に引き続きオーバーレイネットワークに関するコラムです。今回はオーバーレイネットワークの特徴と、それを支える技術について見ていきましょう。
■ID のふり直し
オーバーレイネットワーク上のデータは独自の ID を持ち、その ID によってユーザー(ノード)からアクセスされます。
わかりやすい例を挙げてみます。たとえば Windows のファイル共有では、特定のファイルにアクセスする際、以下のような命名規則(識別方法)が使われます。
2005/3/3にjapan.internet.comに新しいコラムが掲載されました。
P2P の解説記事などで「オーバーレイネットワーク」というキーワードに遭遇することがあります。
オーバーレイネットワークは、
最初はちょっとわかりにくい概念ですが、
P2P 技術を使ったシステムやアプリケーションを理解する際に、
非常に有効な概念なので、ご紹介します。
2005/2/10にjapan.internet.comに新しいコラムが掲載されました。
P2P の説明には「ピア」や「ノード」というキーワードがよく登場します。そしてこれらは P2P の話の中では、同じような場面で、同じような意味合いで使われることが多い用語でもあります。
そこで今回は、普段何気なく耳にしているピアとノードの意味、そしてそれらの違いについて触れておきたいと思います。
2005/1/27にjapan.internet.comに新しいコラムが掲載されました。
今回からこのコラムの執筆者が変わり、
内容も P2P を(少しだけ)技術方面から眺めたものにする予定です。
第1回は自己紹介を兼ねた特別編として、
筆者と P2P の関わりについて触れたいと思います。
■P2P との出会い
筆者が「ピアツーピア」(P2P:peer-to-peer)という言葉を初めて知ったのは、Windows 95 が発売された頃でした(*)。
Windows 95 にはパラレルのクロスケーブルを使って2台の PC を接続する「ケーブル接続」という機能があり、ネットワークカードを持っていなかった当時は大変便利に使っていました。
その「ケーブル接続」の説明中で「ピアツーピア接続」という言葉が使われていました。
まさに「2つの PC を対等(peer)な関係で直接接続する」だけの非常に単純な機能でした。