Google Apps Premier Edition (Googleアプリ企業向け)が登場

google_logo.gif Google Apps For Your Domainの企業向けとなるGoogle Apps Premier Editionリリースされました
 まさに文字通り、Googleのアプリケーションを企業向けに全部入りで提供するという感じですね。

 GoogleがMicrosoftのOffice Liveに対して正式に全面対決を宣言したというところでしょうか。 

 サービスの概要は下記のとおり。
■Gmail
■Googleトーク
Googleカレンダー
Google Docs&Spreadsheets
■Google Page Creator
■Google Start Page(Googleパーソナライズドホームページの企業向け?) 
 
 サービス自体は、無料で提供されているものに、Google Docs&Spreadsheetsが追加された程度なのですが、特徴としては下記のようなポイントがあるようです。

■1ユーザーあたりのストレージ容量が10GBに
■広告が非表示にできる
■APIを利用することができる
■サポートサービスが提供される

 これらのサービスが1ユーザーあたり年額50ドル、日本では年額6300円で提供されるということのようです。
 CNETにもこのGoogle Apps Premier Editionに対する反応の記事が掲載されていますが、ポイントとなるのはこの価格が高いのか安いのかというところでしょう。

 通常のASPサービスを考えれば10GBのストレージで十分にもとは取れる価格ではあるのですが、それでも有料というのがポイントです。
 これまでのGoogleは基本的にサービスは無料で提供し、広告で利益を得るというのが基本的なモデルでしたが、企業向けにはやはりサブスクリプションサービスを取らざるを得なかったというのは、意外に普通のアプローチだったなという印象です。

 特にポイントとなるのはやはりサポートでしょう。
 これまでGoogleのサービスは広告系のサービスも含めて、基本的にはほとんどサポートが無いというのが率直な印象です。
 しかし、企業向けに提供するにはノーサポートはさすがにうたいづらかったのでしょう。
 サポートに関してはさすがのGoogleでも人手に頼らざるを得ませんから、人件費のコスト回収は必須となり、有料サービスでの提供が決まり、結果的には、ある意味驚きの無い価格になったという印象もあります。

 とはいえ、Googleのアプリを一括で安心して利用できるメリットは大きいです。
 Google Apps Premier Editionが、今後どの程度企業向けシステムの世界に影響を与えるのか、注目したいと思います。




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