Central Desktopが、インスタントイントラネットに進化
過去にレビューしたウェブサービスのCentral Desktopがバージョンアップしたようです。
私がレビューした当時のCentral Desktopは、37SignalsのBasecampのようなプロジェクト管理とかコラボレーション向けのウェブサービスという印象だったのですが、今回のバージョンアップでは「turnkey Intranet 」というキーワードで企業向けスタートページ的な要素を盛り込んだようで、サービスの方向性をイントラネット形成サービスと言う位置づけにしてきたようです。
Read/Write Webでは、これによって、Central Desktopは、Google Apps for Your DomainやGoogle Apps Premier Editionと競合するサービスになってきているのではないかと分析しています。
たしかにCentral DesktopにはGoogle Calendar的なカレンダー機能やGoogle Talkのようなウェブ会議機能もありますし、いつのまにかGoogle Docs的な機能も増えている上に、今回の機能追加は企業向けGoogle Personalized Homepageという印象で、実にサービスやアプローチは似ています。
すでに利用者も3万人を越えているようなので、MicrosoftのOffice LiveよりもGoogle Appsのライバルとしては実績があると言えるかもしれません。
なお、最新バージョンの画面についてはこちらにビデオが掲載されています。
ちなみに、Read/Write Webでは、これらのサービスの動向を元に「インスタントイントラネットの時代が来るのではないか」とまとめています。
これまでGoogle Apps的なサービスを何と表現すればよいのか悩んでいたのですが、このインスタントイントラネットという表現は分かりやすい気がするので、使わせてもらおうと思います。
The Age of Instant Intranets - Central Desktop Launches Turnkey Intranet
「Today Central Desktop launched the Spring 2007 Release of its collaboration platform. Of most interest in this release is that Central Desktop is introducing "a turnkey Intranet" for its enterprise subscribers. 」
前の記事:Jaiku (TwitterとTumblrのあいのこサービス)
次の記事:Red SwooshがAkamaiに1500万ドルで買収される
■関連記事
Facebook AdsはGoogle Adsenseを超える究極のターゲティング広告?
OpenSocialは、SNS業界にどんな変化を引き起こすのか
OpenSocialは、ウェブサービスの真のオープン化のきっかけになるか。
Writelyをグーグルが買収
ネオジャパン、Ajaxを利用してWebブラウザをデスクトップのように
アリエル・ネットワークでは、インターネット時代にふさわしい新しい情報共有ツールの研究・開発をしています。
「こういった製品が欲しい!」「こういった機能が必要ではないか?」 |