StartForce (日本を足がかりに世界を狙うウェブデスクトップ)
StartForceは、ブラウザ上でデスクトップ環境を実現するウェブデスクトップサービスです。
サービス開始当初に試してはいたのですが、YouOS、eyeOSをレビューしてみて、改めて気になったのでレビューしてみました。
StartForceのアルファ版が公開されたのは2006年5月。
そのときに結構話題になったので知っている人も多いと思いますが、米国のStartForce,Incと日本のフュージョン・ネットワークサービスが共同で運営しているサービスです。
サービス開始当時に試したときは、てっきり英語のサービスを日本語化したのかと思っていたのですが、startforce.comのサイトを見ると「Japan's best WebOS」と書いてあるだけでサービスも公開していないようので、サービス開始は日本語版が最初だったようです。
サービス初期からStartForce,IncとFUSION GOLが連携して、まずは日本をターゲットに開発したということでしょうか。
ITproにチャン・ジン・コウCEOのインタビューが掲載されており、日本での成功を足がかりに他国への展開をしていきたいという抱負が語られています。
サービス開始後、APIを公開したり、ワープロ機能を追加したりといった展開もしてきているようですが、気になるのは他のサービスとの違い。
インタビューによると、YouOSなどのライバルに対しては、当初からビジネス化を目指しているというのが差別化のポイントのようですが、やはりYouOSやeyeOSのようなグローバルのリソースがAPIを活用してアプリを開発しているのに比べると、日本語のみのStartforceは機能が少ない印象もあります。
日本対象のサービスで海外に展開するのであれば、、自前で全部やるよりは、Omnidriveのようにストレージに特化して、他のグローバルのサービスと連携するアプローチもありな気がしますが。
そのあたりの戦略をどうするのか、今後のStartforceの展開に注目したいところです。
【StartForceの主な機能】
・ウェブデスクトップ機能
ブラウザの画面上にデスクトップ環境を構築することができる
ドラッグ&ドロップで操作することができる
複数のウィンドウを開くことができる
・アプリケーション機能
APIを活用して開発された複数のアプリケーションを利用することができる
・ファイルエクスプローラ
・リッチテキストエディター
・電卓
・チャットソフト
・RSSリーダー
・ゲーム等
・共有機能
他のメンバーとファイルやフォルダを共有することができる
他のメンバーとチャットをすることができる
【StartForceの概要】
運営:StartForce, Incとフュージョン・ネットワークサービス株式会社の共同運営
開始:2006.05?
収益:特に無し?(有料版を予定?)
【StartForceの画面】
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関連タグ:ウェブデスクトップ , Startforce ,
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