eyeOS (オープンソースのウェブデスクトップ)
eyeOSは、オープンソースで開発されているウェブデスクトップサービスです。
過去にYouOS等と比較して書かれている記事があったのを思い出したので、合わせてレビューしてみました。
見た目の点で言えばYouOSはWindowsOSの再現という印象でしたが、eyeOSはいうなればMacOS Xの再現という印象。
もちろん使い勝手はまだまだの点も多いのですが、利用できるアプリケーションも多岐にわたり、SEGAのソニックザヘッジホッグのようなゲームもあったりしますし、サービスの登録者もすでに10万人を突破。注目度が高いのが分かります。
特に興味深いのは、ネット上でのASP提供だけでなく、自分のサーバーにインストールして利用する方法も提供しているということ。
オープンソースで自社サーバーインストール可能というのは、Zimbraなんかも取っているアプローチですが、eyeOSも同様に法人向けの事業展開を狙っているということでしょうか。
ちなみに、オープンソースということで、てっきり英語圏の開発化と思っていたら開発拠点がスペインのバルセロナというのも面白いです。
英語、スペイン語をはじめ、すでに11言語に対応しているようですが、これもオープンソースの力というところでしょうか。
個人的には、こういう一つのプラットフォームに全部取り込もうというアプローチは、GoogleがもしGoogle OS的なものを始めてしまったりすると一気に辛くなってしまうので、OmnidriveとZoho Writerのように得意分野に注力して他のサービスと連携する方向のほうが良いと思っているのですが。
法人向けということであれば、全ての機能をワンパッケージで提供するというのは、ありなのかもしれないという気もしてきました。
(現状のeyeOS Projectは、オープンソースでLinux的に開発を進める方向のようなので、方向性としては違うようですが。)
【eyeOSの操作動画】
【eyeOSの主な機能】
・ウェブデスクトップ機能
ブラウザの画面上にデスクトップ環境を構築することができる
ドラッグ&ドロップで操作することができる
複数のウィンドウを開くことができる
・アプリケーション機能
APIを活用して開発された複数のアプリケーションを利用することができる
・ファイルエクスプローラ
・リッチテキストエディター
・カレンダー
・アドレス帳
・電卓
・チャットソフト
・掲示板
・RSSリーダー
・ブラウザ 等
・共有機能
他のメンバーとファイルやフォルダを共有することができる
他のメンバーとチャットをすることができる
【eyeOS概要】
運営:The eyeOS Project 2006
開始:2006?
収益:無料(寄付で運営?)
【eyeOSの画面イメージ】
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次の記事:feed meterトップ50入り、ありがとうございます。
関連タグ:ウェブデスクトップ , eyeOS ,
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