Omnidrive (次世代のオンラインストレージ)
OmnidriveはWeb2.0らしいオンラインストレージとして注目されているサービスです。
以前から、オーストラリアの注目ウェブアプリケーションとして紹介されていたのですが、先日Zohoと連携したと言う記事があったのもあり、気になったのでレビューしてみました。
Omnidriveに登録するとまず目に付くのは、WindowsのExplorerのようなユーザーインターフェース。
フォルダを作成し、ファイルをドラッグでフォルダ移動したりゴミ箱に捨てたり、右クリックでメニューを表示することもできます。
ウェブデスクトップ系のサービスで類似の仕組みを実現しているサービスは多々ありますから、それほど驚くことではないのかもしれませんが、懲りすぎず美しいインターフェースになっていると思います。
さらにZoho Writerとの連携に見られるように、ワード等のファイルをダウンロードしてローカルで開かないでも、そのままストレージ上で編集できるのは改めて感動です。
このインターフェースで1GBのストレージが無料ですから、これだけでも十分使う価値はありそうなのですが、さらに特徴的なのはオフラインクライアント。
Omnidriveの専用ソフトウェアをインストールすると、Windowsの外部ドライブとしてOmnidriveを設定され、Windowsの右クリックメニューにOmnidriveのメニューが表示される等、サーバーへのアップロードやストレージのファイルの利用が簡単にできるようになります。(Mac版もベータがあります)
Zohoとの連携以外にも、ファイルを特定のURLでインターネット上に公開できるようにしたり、Flickr等のRSSを指定しておくとそこから画像やファイルを自動的に取り込んできたり、APIも公開していたり、と興味深い機能がもりだくさん。
たしかに注目されるのも分かる気がします。
同じオンラインストレージでも、YouSendItやRapidShare、MediaFireのように大容量をアピールしてとにかく放り込むというのとはまったく違うアプローチですね。
一時的な大容量ファイルの転送以外には、いまいちブレイクしない印象もあるオンラインストレージですが、Omnidriveは一つ抜けている感じはします。GoogleのGdriveもそろそろ出てきそうですし、今年は改めてオンラインストレージが注目される年になりそうな気がしてきました。
【Omnidriveの主な機能】
・オンラインストレージ機能
ファイルをオンライン上に保管することができる(無料1GB~有料50GB)
・フォルダ機能
ExplorerライクなUIでファイルをフォルダで階層化して保存することができる
ドラッグ&ドロップや右クリックで操作することができる
・ファイル共有機能
他のメンバーとファイルやフォルダを共有することができる
インターネット上にファイルやフォルダを公開することができる
・オフラインクライアント機能
Windows用、Mac用のオフラインクライアントとを提供している
PCのデスクトップから直接Omnidriveをファイルをアップロードしたり共有することができる
・その他
RSS等からFlickrの写真など、ファイルを自動的に取り込むことができる
APIを公開し、ファイルの保管や利用をするアプリを開発できる
【Omnidrive概要】
運営:Omnidrive Inc. (Australia)(アメリカとインドにもオフィスがある模様)
開始:2006.09?
収益:有料版(無料1GB,10GB40ドル/年~50GB199ドル/年)
【Omnidriveの画面】
【Omnidriveの操作動画】
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関連タグ:オンラインストレージ , Omnidrive ,
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コメント
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投稿者: tottori | 2007年2月 3日 22:15