「Zohoがバーチャルソサイエティを変える」プレゼンの様子

zoho_logo.gif 先週末、アドベントネット株式会社が開催するZohoのイベント、Zoholics! 2007にお邪魔してきました。

 横浜駅についたところでタイミング悪く夕立にあい立ち往生してしまったので、序盤の30分以上を見逃してしまったのですが、なんとか代表の山下さんのプレゼンには間に合うことができました。

 様子を見るためのショートバージョンと、内容を聞くためのロングバージョンを編集してみましたので、興味のある方はこちらをどうぞ。

【ショートバージョン】

【ロングバージョン】


 ちなみに、Zohoというと、インド系の会社でシリコンバレーでも活動中というぐらいのイメージしかないのですが、実は日本法人も2001年設立と歴史があるようです。 
 もちろん、これまでは法人向けの活動が中心だったようで、Zoho自体の活動はまだまだ始めたばかりという状況のようですが、なんでも今年はインターンをはじめ、かなりZohoチームを増強している模様。
 
 日本に開発チームがいるWeb2.0系ウェブサービスの会社というのは少ないですから、今後どのようになっていくのかは注目したいところです。

 なにしろ、Zohoといえば、いまやサービスの数は16を超えるそうで、オフィス連携プラグインや、Google Docsより早いGoogle Gears対応、facebookやiPhone連携からOmnidrive連携等、実にフットワーク軽くサービス開発をしています。
 それが本格的に日本展開して来るとなると、今後日本のウェブサービスにおいても台風の目になってくる可能性も十分あるでしょう。

 
 ただ、個人的に気になるのは、やはりZohoのビジネスモデル。
 なんといってもZohoのメインサービスであるOfficeソフト系ウェブサービスの最大のライバルは、GoogleのGoogle DocsとMicrosoft自身でしょうが、どちらも広告サービスやOSと別の収益源がありつつのウェブサービス開発になります。
 その点Zohoは、その企業規模からするとどうしてもウェブサービス自体から収益を出さないと行けないはずで、ある程度有料サービスで開発費をカバーしないといけない計算になります。

 37SignalsのBackpackのようにある程度企業向けに集中すれば、収益のバランスはとりやすい気もするのですが、Zohoはコンシューマー向け無料サービスを継続すると強気な発言をされていましたので、そのあたりの戦略が気になるところです。


 個人的には、ウェブサービスを買いあさっているYahoo!がZohoを買収するというのは結構ありそうなシナリオのような気もしているのですが・・・そのあたりはThinkFreeとか他の選択肢もありそうですから、今後の動向次第という感じでしょうか。

 まずは、今年のZohoの日本展開に注目したいと思います。
 

 当日の詳細は参加されていた記者の方々が記事にされていますのでそちらをどうぞ。
Zoho、2007年中に全サービスを日本語化 - ITmedia Biz.ID
オンラインオフィスツール群「Zoho」はウェブ版エクスプローラを目指す:ニュース - CNET Japan




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