2006年2月 7日

第4世代手帳 フランクリン・プランナー

図解でよくわかる 第4世代手帳が人生を変える フランクリン・プランナーとは、「7つの習慣」で有名なフランクリン・コヴィーが提唱するコンセプトを実現するための手帳です。
 WADA-blogで紹介されてから、気になっていたので少し詳しく調べてみました。

 フランクリン・プランナーは第4世代の手帳と位置づけられているそうです。
 これまでの手帳の世代遷移は下記の通り。

■第1世代の手帳 : 予定を単純にメモするもの 
 (課題:予定が立て込んでくると混乱する)

■第2世代の手帳 : カレンダーにスケジュールを書き込むもの
 (課題:優先順位が推し量れず目標達成ができない)

■第3世代の手帳 : 目標設定と優先順位付けを加えて行動を管理する
 (課題:目標とタスクに縛られ、本当に自分がやりたいことを見失う)


 で、第4世代手帳であるフランクリン・プランナーの特徴は
 「人生においてもっとも大切なことに基づいて行動を管理する」 点にあるということのようです。

 確かに、日々の作業に追いまくられて、いつの間にか一年経ってしまったなんて話は良くありますが、目の前の作業を中心にした作業管理と、自分の成長や自己実現を組み合わせるのは結構難しい問題かもしれません。
 単純なタスク管理では、確かにターゲットとしていなかった分野ですね。


 フランクリン・プランナーで提唱されているように、最初に自分のやりたいこと、ミッションなどをしっかり定義して、それを見失わないように日々をすごすという視点は確かに重要だと感じます。
(フランクリン・プランナーの詳細については、複数の書籍が出ていますし、概要はPassion for The Futureでまとめられていますので参考にしてください。)
 

 ちなみに、個人的に興味深いのは、先日紹介したGTDの手法と、フランクリン・プランナーの手法が意外に類似している点。

 コンセプト自体は、GTDは日々のタスクをボトムアップ的に整理し、フランクリン・プランナーは人生の目標からトップダウン式に整理することを提唱していて、一見、最初のスタート地点やコンセプトは真逆のように見えます。
 ところが、「すべての情報を一箇所に集中する」とか「定期的に自分のタスクをすべて書き出して整理する」などの手法自体は、重なる部分が多く、似ている印象を受けるのです。

 このあたりに、こういった手帳術や仕事術を、ソフトウェアやウェブサービスでフォローするポイントがありそうな気がしてきました。
 フランクリン・プランナーについてはオンライン版もあるようなので別途試してみたいと思います。

1
   

mini-banner-fix.gif

プロフィール


アリエル・ネットワーク
ブロガー 徳力基彦

Lijit Search

アーカイブ

   
Notes移行に
アリエル・エンタープライズ

スケジュール管理・
プロジェクト管理に

アリエル・マルチスケジューラ

 
Loading...