Trumba (オンラインカレンダー)
Trumbaは、 Visioの創業者が始めたことで話題になったオンラインカレンダーです。
(ZDNetにも、2005年5月ごろのTrumbaの評判についての記事が掲載されています。)
以前Web2.0系のサービスとしてレビューしたCalenderHubやkikoと比べると、話題性は低いのかもしれませんが、なんでも昨年12月に8百万ドルの資金調達をしたようですし、CNETのWhen2.0カンファレンスのレポートにも事例としてでてきたので、あらためてレビューして見ました。
サービス自体の印象は、堅実なオンラインカレンダーという印象です。
サービスが有料ということもあり、CalenderHubやkikoのようにタグとかAJAXでバリバリというような派手な機能は少ないですが、しっかりと作ってある印象を受けます。
特に参考にしたいのは、利用者以外のメンバーとは基本的にメールでやり取りが出来るようになっている点。
一般的なオンラインカレンダーは、予定を共有するためにはお互いに同じサービスを利用する必要がありますが、Trumbaの場合は一人が共有用のカレンダーを作成し、そこから共有したい相手に日や週単位で定期的にメールで予定を送ることができます。
さらに、それをメールで受け取った人はその予定をクリックして、自分のスケジュール管理ソフトやカレンダーに予定を取り込むことが可能。
データ形式もYahoo!カレンダーやOutlook、iCal形式など多様なのが印象的です。
こういったサービスを問わないで予定共有ができる姿勢は、是非マルチスケジューラにも参考にしていきたいところです。
【Trumbaの機能】
・スケジュール管理機能
タイトル・時間・詳細・タグ・URL・場所などの情報を登録することができる。
日、週、月、年で、繰り返しの予定が作成できる
予定をBusy.Freeなどと定義できる(日表示で若干ずれて表示される)
・カレンダー機能
日、3日、週、5週、月、年、リスト単位で予定を表示することができる。
複数の予定表を作成することができる
・共有機能
予定をメールで該当のメンバーに送ることができる
他のメンバーが作成した予定をメール経由で登録できる。
カレンダーをネット上で公開することができる。
・リマインド機能
予定ごとに時間を指定してメールでリマインドができる。
・その他
自分の予定を定期的にメールでまとめて通知してもらえる。
他のメンバーにも特定のカレンダーの予定を定期的にメールで通知することができる。
csvやiCalで、データをインポート・エクスポートできる
専用ソフトでOutlookとデータを同期させることができる
印刷用の形式で表示できる
【Trumbaの概要】
運営:Trumba Corporation
開始:2005.04ベータ公開
収益源:有料(39.95$/年、60日間無料試用有)
関連タグ:カレンダー , Trumba ,
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