InterConnect 2007は、Microsoftが開発・販売を行っているデジタル備忘録ソフトです。
先日のInterConnect ブロガーミーティングで、モニター用のライセンスを提供いただきましたのでレビューをしておきたいと思います。
なんといっても、InterConnectで興味深いのは、開発を日本のMicrosoftのチームが行っているソフトウェアという点でしょう。
一般的には、Officeソフトを始め、Microsoftのソフトウェアは全て国外で開発されており、それを日本のチームが日本向けにローカライズを行うというのが普通だと思いますが、このInterConnectは日本チームによる企画・開発。
人脈が非常に重視される日本ならではのビジネス環境を反映させたソフトウェアと言えるでしょう。
最初のバージョンとなるInterConnect 2004では、オンラインで名刺交換を行うというPlaxo的な発想も取り入れたソフトだったように記憶していますが、今回のInterConnect 2007では、前のバージョンの利用者の声も反映し、よりブログ的に気軽にメモを取っていくソフトとなっています。
入力画面もこんな感じ。
ブログっぽいですよね。
現在、個人的には、メモ書き的なものはできるだけブログ記事としてまとめて公開するようにしているのですが、業務の関係上ブログに公開できないものが多々あるのも事実。
これまでそんな時には、細かいメモを秀丸でテキストファイルに書いて保存したり、マルチスケジューラのToDoにメモしたりしているのですが、ちょっとしたメモ書きはそれだと面倒ですし、ほぼ確実に後から探さない(探せない)のが大きな課題でした。
InterConnectでは、ちょっとしたメモや議事録も全て人にひもづけて保存しておくことができ、あとから人単位で検索することができるというのがなかなか面白いです。
また、あとから地味に役立ちそうなので、人単位でOutlookから自動的にやりとりしたメールを抽出してきてくれる機能。
添付ファイルだけを探したりもできるみたいですので、「あ、あのときに多分メールで送ったはず・・・」なんてときにメールを探すのにも便利そうです。
個人情報保護法の関係で、ウェブサービス化はなかなか難しそうな気もしますが、個人的にはもう少しデータを他の人と共有できる等、ウェブサービス的なアプローチもあったら面白いのではないかなという気もしました。
このタイミングでPC変更をしたこともあり、まだ細かくは利用しきれていないのですが、ブログ的なシステムの可能性を個人用のソフトウェアに転換したという意味で、非常に興味深いソフトと言えそうです。
Microsoftのサイトから試用版をダウンロードして試すこともできますので、興味がある方は是非どうぞ(Outlook2007が必要になります。)