LingrにAPIと更新チェックツール Lingr Radarが登場
先日レビューしたウェブチャットサービスのLingrに新たにAPIとLingr Radarという更新チェックツールがリリースされたようです。
詳細は、開発チームの江島さんのブログに詳しく紹介されています。
・CNET Japan Blog - 江島健太郎 / Kenn's Clairvoyance:お待たせしました、ガツンとLingrの新リリースです
あきらかにプレスリリースより、ブログのリリース記事のほうが、はてなブックマークのコメントも盛り上がってますし、認知度が高いというのがいかにもブログ時代的ですね。
(CNETで、自分のサービス宣伝をするのはいかがなものかという指摘もあるようですが。)
ちなみに、今回個人的に注目したのは更新通知ソフトのLingr Radar。
LingrやCampfireのようなウェブチャットでは、通常チャットルームを見に行かないと更新されたかどうか分からないという、ブラウザサービスならではの課題がありますが、これがLingr Radarによって解消されるようです。
Skypeのパブリックチャットと同じようにリアルタイムでのチャットが可能になるイメージですね。
残念ながらうちの会社の環境ではプロキシのせいか上手く動作しませんでしたが、ウェブチャットの誰でも使えるというメリットと、必要であれば専用ソフトで常時リアルタイムチャットもできるというメリットを組み合わせるのは興味深いアプローチです。
それにしても、どうも米国では、昨年末あたりからウェブサービスにクライアントソフトをオプションとしてつけるという流れがあるような印象です。
ビジネスアプリでは、Socialtextのオフライン編集機能とか、
Zimbraのオフラインクライアントとかがありますし、先日レビューしたRapidshareやOmnidriveのようなストレージサービスも、クライアントソフトのアップローダーが提供されています。
Googleカレンダーをオフラインで使えるようにするCalgooとかGcal.Winなんてのもありましたね。
一定のニーズが存在するということでしょうか。
振り返って日本を考えると、ウェブサービスがオフラインクライアントを提供するというのはあまりない気がします。このあたりは利用者のインストールに対する抵抗感の違いというところなのでしょうか。
そういう意味では、Lingr Radarが日本の利用者にもどれぐらい受け入れられるのか、気になるところです。
インフォテリアUSA、「Lingr」のAPIを公開--サイト更新通知ソフトも - CNET Japan
「インフォテリアの米国法人Infoteria USAは1月26日、ウェブチャットサービス「Lingr(リンガー)」のAPIを公開した。これにより、通常のブラウザを介することなく、外部のサイトや配布形式のソフトなどのプログラムからLingrのチャット機能を直接操作したり、Lingrのデータにアクセスすることが可能になった。」
関連タグ:Lingr ,
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