先日レビューをしたFriendFeedが、APIを公開したそうです。
昨年Twitterがサービスに対する注目だけでなく、着実に利用者を集めることができたのは、APIを通じたアプリ開発が併行して盛り上がったのは間違いないですし、Facebookが後発にもかかわらずMySpaceやLinkedInを脅かすと言われるようなサービスに成長したのもAPI公開でアプリ開発が進んだため。
FriendFeedが下馬評通りに今年注目のサービスとして利用者を増やすことができるかどうかは、周辺のアプリが充実するかにかかっていると思っています。
そういう意味でも、今後TwitterのときのようにFriendFeedアプリ自体が話題になるかというのが一つの指標になりそうです。
ちなみに個人的に注目しているのは、日本人エンジニアの方々が、FriendFeedアプリに取り組むのかどうか。
FriendFeedのAPI公開と同じタイミングで、マイスペース、開発者向けプラットフォーム日本版公開なんてニュースもありましたが、日本向けのアプリ開発が盛り上がるかどうかは、当然日本語ができるエンジニアを巻き込めるかが鍵になります。
Twitterのときには、TwitterPodやTwit、モバツイッターなど、Twitterアプリ日本祭りとでもいうべき状況になり、英語のサービスにもかかわらず、一定のコミュニティでTwitterが普及する原動力となりました。
その後日本でもTwitterクローン的なサービスがいろいろ出てきましたが、今ひとつTwitterクローンと呼ばれるレベルを超えるほど盛り上がらないのは、そういったTwitterAPIやそれを通じたアプリが言語の壁を超えて、エンジニアや潜在利用者をカバーしてしまっていたのが大きいと考えています。
逆に、FriendFeedについては、まだAPIが無かったこともあり、現在のところは、それほどしっかりと日本でFriendFeedが地位を築いているわけではありません。
今のうちであれば、日本の事業者がFriendFeedクローンを開発して、APIを公開し、日本のエンジニアコミュニティを先に巻き込んで日本のFriendFeed的地位を確立する・・・という可能性もなくはないような気もします。
いや、それよりも日本からFriendFeed的サービスを世界に向けて発信することも・・・
特にFriendFeedをモバイル向けに特化して、今から作りこめればアリな気がするのですが・・・
誰か作ってくれないものでしょうか?
(って、要は、自分が使いたいだけだったりするのですが)
FriendFeed、APIを公開--ドキュメントはGoogle Codeで入手可能:ニュース - CNET Japan
「このことは皆が予測していたことだろう。世の中で最も注目のソーシャルアグリゲーターを提供しているFriendFeedがAPIを公開し、サードパーティのアプリケーション開発にそのサービスを利用する道を拓いた。このAPIの完全なドキュメントはGoogle Codeから入手可能である。」