2006年2月24日

グーグルの「Google Page Creator」が開始

google_logo.gif CNETにこんな記事が掲載されていました。

グーグル、ウェブサイト作成サービス「Page Creater」を公開 - CNET Japan

 すっかり乗り遅れた関係で先ほどログインしようとしてみたのですが、アクセスが殺到して早くもシステムが落ちてしまったようで、現在は試すのに順番待ちの状態です。

 他の方のブログを見る限り、シンプルなページ作成ツールのようですが、果たしてこれが先日発表されたMicrosoft Office Liveのような企業・個人向けのウェブサイト作成をターゲットにしているのか、Writelyや、Socialtextのようなウェブ上での共同文書作成をターゲットにしているのか注目です。

 アカウントができたらレビューしてみたいと思います。

2006年2月21日

Office 12ではSharePointとの統合を強化

 ZDnetにこんな記事が掲載されていました。

マイクロソフトの使命は「前へ向かって走る」こと:オープン時代のオフィスソフト(1) - ZDNet Japan

 個人的に注目したのは下記の部分。

Windows Server 2003で動作する情報共有エンジンである「Windows SharePoint Services」(WSS)とクライアントの統合は、Office 12でさらに強化されるという。例えば、Outlookでは、ワークグループで共有したいドキュメントをユーザーが送信メッセージに添付することで、 SharePointへアップロードし、共有することが可能になる。また、SharePoint上のAccessデータベースを複数のユーザーがローカルにあるデータベースと双方向に同期しながら利用することもできるようになる。これらの機能をベースにして、必要であれば、さらに高度なソリューションを独自に開発することも可能だ。

 これまで情報共有というのは比較的ファイル単位の完成品をお互いに交換し合うというのが一般的でしたが、最近のWeb2.0系サービスに見られるように共同編集が最近は注目されていますから、MicrosoftもAccess辺りを使ってその辺りへの対応を更にしてくるということでしょうか。

 記事の中でも「こうしたことは、サーバ、クライアント、サービスが有機的に連動することで初めて可能だ。」という発言がありますが、Officeソフト自体を持っているMicrosoftがその強みをどう活かしてくるのか注目されるところです。

2006年2月20日

wikiと表計算ソフトを融合--VisiCalc開発者の新たな挑戦

 CNETにこんな記事が掲載されてました。

wikiと表計算ソフトを融合--VisiCalc開発者の新たな挑戦 - CNET Japan

 最近、個人的にも、wikiの共同編集のコンセプトをワードやエクセルと組み合わせたサービスに注目していますが、VisiCalc開発者がwikiCalcなるサービスのベータ版を開発しているそうです。

 エクセルは表計算ソフトと呼ばれはするものの、実は作業表だったり名簿だったりと、様々な用途に使われていますから、そういった表形式で作成する文書をオンラインで作れるというのは注目です。

 時間ができたらレビューしてみたいと思います。

2006年2月17日

マイクロソフト、「Office 2007」にGrooveを追加

 CNETにこんな記事が掲載されてました。

マイクロソフト、「Office 2007」の価格と詳細を発表 - CNET Japan

 先日まぎらわしいOffice Liveのベータテストの話がありましたが、今度は本当のOfficeパッケージの最新版の話です。
 ただ、個人的に注目しているのは下記

また、「Enterprise Edition」にはこれらのほかにコラボレーションプログラムの「Groove」も追加される。Grooveは、2005年にMicrosoftが同名の会社を買収して手に入れた技術で、現在CTOを務めるRay Ozzieが開発したものだ。Grooveのクライアントソフトを使うユーザーには2つの選択肢があり、自分でGrooveサーバを動かす以外に、ホスティングサービスを利用することも可能だ。また、Microsoftは小規模な企業向けに「Groove Live」というサービスを1ユーザーあたり年間79ドルで提供していく。

 いよいよ、GrooveがMicrosoftの正式な製品の一つとしてOfficeパッケージに入ってくるようです。
 以前、Ray Ozzieのメモについて書いたときにも触れましたが、アリエルはGrooveと同じようなコンセプトで始まった会社ですので、当然GrooveがMicrosoftのデフォルトとして配付されるのは脅威なんですが、同時にこのデータやファイルをインターネット経由で手軽に共有できるというコンセプトがどれほど一般に受け入れられるようになるのか応援したい面もあります。

 まずは、Office2007のリリースを楽しみに待ちたいと思います。

2006年2月15日

「Office Live」のベータ版、まもなく登場

 CNETにこんな記事が掲載されていました。

「Office Live」のベータ版、まもなく登場へ - CNET Japan

 Office Liveが対象顧客とするのは、従業員10名以下の小さな企業だそうで、無料から有料のプランまで3段階に分かれるようです。
 Officeというとワードとかエクセルをイメージするかもしれませんが、どちらかというと企業向けのホスティングサービスと思えばイメージしやすいと思います。

 個人的に特に気になるのはこちらの部分

さらに「Office Live Collaboration」では、コンタクト管理、プロジェクト管理、経費報告などのビジネスアプリケーションが有償で提供される。Nicollsによれば、Office Liveの対象顧客の多くは今日、ソフトウェアを使って業務情報を管理していないという。

 記事によると「一月あたり50ドル以下の価格」設定になってくる模様との事ですが、どれぐらいの機能のものが投入されてくるのか実に気になるところです。

2006年2月 9日

Google Desktop 3が公開

google_logo.gif CNETにこんな記事が掲載されてました。

グーグル、新機能満載の「Google Desktop 3」を公開へ - CNET Japan

 Google Desktop2でSidebarがついてから、エアワンにも同じような機能をつけたいと勝手に思い続けているのですが、さすがGoogleはバージョンアップが早いですね。
 今回のバージョンでは、サイドバーの場所を動かせるようになるようで、いよいよ明確にWidget化が進んでいます。先日ニュースになったWindows VistaのSidebarやYahoo!Widgetと今後も機能競争が激しくなりそうです。(まだ日本語版は無いようですが)

 なお、最新バージョンでは、1度に複数のコンピュータを検索したりすることができるようで、CNETでブログを書かれている渡辺隆広さんからは「自分のPCのあらゆるファイル情報がGoogleサーバに一時的とはいえ保存されてしまうわけで、まだGoogleを巡るプライバシー問題が再燃しそうだ。」という指摘も上がってきています。
 そういう意味では、今後議論がどうなるかは注目です。

 
 ちなみに、前にもご紹介しましたが、エアワンもGoogle Desktop用のプラグインを試しに作ってもらいましたので、エアワンとGoogle Desktop両方使っているという奇特な方は、是非お試し下さい。

更新情報というのは携帯電話にこそ必要

CNETに携帯電話向けRSSリーダーを開発する、エル・カミノ・リアルの木寺社長のインタビュー記事が掲載されています。

「RSSは携帯電話にこそ向いている」--エル・カミノ・リアルの挑戦 - CNET Japan

 気になったのは下記の部分。

 RSSは携帯電話にこそ向いているんです。なぜなら、更新情報というのは携帯電話にこそ必要だからです。PCでも重要ですが、常に手元にあるものに更新情報が届くほうがいい。極端なことをいえば、頭の中に何かを埋め込んで、更新情報があるたびにそこに通知が行くくらいでもいい(笑)

 この発想は、個人的にも賛成です。

 もちろん必ずしもRSSでなくてもメールでもいいぐらいなんだと思いますが、手元にあるものに更新情報が届くというのは便利ですよね。

 エアワンでも、先日エアモバイルという携帯電話向けサービスをベータ公開しましたが、やはり携帯電話でどこでも予定が確認できるのは便利です。
 ただ、使っていて思うのは、何も携帯でわざわざログインしなくても、実は一日の予定とか、更新情報がメールで携帯に届けば十分なんじゃないかという気もしてきてます。

 PCの場合は、画面を開いていればすぐに更新情報は分かりますが、PCから離れてしまえば何もできません。
 これが携帯電話ならほぼ常にそばにあり、電源も入っていますから、実は更新通知先としてはPCより携帯の方が明らかに便利。

 もちろん、メールが頻繁に届くのを嫌がる人も多いでしょうから、そのあたりはいろんな技術の組み合わせが重要ですね。
 

2006年2月 7日

37Signals 「エンタープライズソフトウェアという考え方はもう古い」

 CNETにこんな記事が掲載されていました。

ニッチ市場で身を立てる「Web 2.0」新興企業 - CNET Japan

 以前レビューしたBasecampBackpackの開発元である37SignalsのJason Friedは、これまで主流であった、企業向けのエンタープライズソフトウェア市場ではなく、ニッチな小規模マーケットをターゲットとすることを明確に宣言しているそうです。

 「インターネットのおかげで50~100万人の人々がつながるようになり、今ではニッチ製品の提供を効率的なビジネスとすることが可能になった」(Fried)

 確かに、現在のところ企業向けのソフトウェア開発というのは、大企業向けに巨大なシステムを開発し、それを販売してまわることで収益を上げているものがほとんどですが、最近のWeb2.0企業を見ていると新たな分野が生まれている感じがします。


 Basecampのようなアプリケーションにしても、これまでのパッケージ売りでは非効率で仕方が無かったようなニッチ市場がターゲットですが、インターネット経由でサービスを提供することで、ニッチ市場をまとめてある程度の市場規模にすることができているわけですね。

 ソフトウェア市場にもロングテールが生まれているということでしょうか。

 そうはいっても、日本市場はまだまだ企業向けのWeb2.0サービスというのはほとんど無いですから、今後どうなるのか注目したいと思います。

2006年2月 3日

Windows Vistaの「Sidebar」、次のプレビュー版でついに登場

 CNETにこんな記事が掲載されていました。

Windows Vistaの「Sidebar」、次のプレビュー版でついに登場 - CNET Japan

 Windows Vistaには「Sidebar」という新しい機能が搭載されることになっている。Sidebarはその名の通り画面の端に置かれた小型パネルで、そのなかで写真のスライドショーやRSSフィードの情報、ガジェットと呼ばれる簡単なプログラムを表示させることができる。

 いよいよMicrosoftもサイドバー系ソフトを投入ということですね。
 この手のソフトはGoogle DesktopのサイドバーやYahoo!のWidgetなど、既にそれほど珍しいものではなくなってきましたが、OSにデフォルトでついているとなると話は別ですね。

 プロジェクトAやマルチスケジューラでも、予定やタスクを画面上に常に出しておきたいという要望がありますから、この手のツールに表示できれば便利かもしれません。

 実は、すでにエアワンでも、Google Desktop用のサンプルをテスト的に開発してもらったりしているのですが、こうやってサイドバー系ソフトの選択肢が増えると開発する側としては面倒なのが辛いところですね・・・

2006年2月 2日

IE7のベータ版が一般公開されて

 いよいよ昨日IE7のベータ版が公開されましたね。

MS、IE 7のベータ版を一般公開--「Quick Tabs」などの新機能を搭載 - CNET Japan

 はやくも、多数のバグが見つかっているというニュースもあるようですが、今回のIE7は意欲作のようですからいろんな影響がネット界にも出てきそうですね。
(弊社のソフトウェアも、なぜかIE7だと正常に動作しないという報告が上がってきていますが)

 早速、My RSSの赤松さんがレビューを書かれていますが、タブブラウザ化やサムネイル表示など、新機能満載のようです。
 Firefoxや、Lunascpae、SleipnirなどにようやくIEも追いついたと言うところでしょうか。

 ただ、やはり注目はRSSリーダー機能でしょう。赤松さんのレビューを見る限り、かなり手軽なRSSリーダーとしての使い勝手は良さそうです。(※まだ自分は試してません)

 これで、RSSリーダーの認知度が一気にあがるのは間違いなさそうですね。
 個人的には、ビジネスの情報収集のスタイルがRSSリーダーによって大きく変わった経験がありますから、RSSリーダーを使う人が増えたときにどういう変化がネットやツールに起こってくるのか気になるところです。 


 もちろんIEでできることはある程度限られるでしょうから、他のRSSリーダーや、Firefoxや国産ブラウザの今後の動向も気になります。

 特に個人的に注目しているのは、Sleipnir。
 アリエルのエンジニアもSleipnirを使っている人が結構いるのですが、社長の柏木さんのブログによると先日「Headline-Reader の開発者である大倉氏が Fenrir & Co. のスタッフとして一緒に働いてくれる」ことになったそうで、国産「ブラウザ+RSSリーダー」としてどれぐらい強化されるのか楽しみなところです。
(そのうちプラグインも作れるようになるみたいですから、Sleipnir用のマルチスケジューラプラグインとかあっても面白いかもしれませんね)

 なんにしても、しばらくブラウザを巡る動向からは目が話せなさそうです。
 私も、IE7のバグ報告が落ち着いてきたら試してみたいと思います。

前の10件 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 次の10件
   

mini-banner-fix.gif

プロフィール


アリエル・ネットワーク
ブロガー 徳力基彦

Lijit Search

アーカイブ

   
Notes移行に
アリエル・エンタープライズ

スケジュール管理・
プロジェクト管理に

アリエル・マルチスケジューラ

 
Loading...