大西さんからトラックバックを頂いて知ったのですが、以前レビューしたオンラインカレンダーのkikoがeBayのオークションに売りに出されたそうです。
月間4万人のアクセスで、オークションのスタートは49,999.99米ドル(約600万円)から。最も手軽なエグジットという選択だそうです。
kikoは以前からサービスが長期間止まったりしてましたし、開発者の一人はSlimTimerという別のサービスを開発したりしてましたから、そもそも開発者の人たちはあまり一つのものを長く開発するのが好きじゃないのかもしれません。
Google Calendar登場の影響は否定してますが、それにより他事業者による買収の可能性が下がったことも影響してそうな気もします。
最近はWeb2.0バブルじゃないかと言われたりしてますが、一時期注目されたサービスの値段が600万円で、しかも誰も入札者がいないというのも、一つの現実として見据えなければいけなさそうです。
もちろん開発者自身も含まれていれば高い値段がつくんでしょうが、月4万アクセスの無料サービスではこの程度ということでしょう。
他の無料カレンダーサービスの今後も気になるところです。
大西 宏のマーケティング・エッセンス:オークションに売り出されたWeb2.0
「こういうこともあるのでしょうね。Kikoは、Ajaxをふんだんに使いドラッグアンドドロップで使えるスケジュール管理のオンライン・カレンダーのサイトですが、そのKikoがドメインとソースコードまるごとをオークションのEbayに出品しています。
一応月間4万人のアクセスはあるということですが、スタート価格は、49,999.99米ドルですから、ざっと日本円では600万円というところでしょうか。」