2006年3月30日

「見える化」 10のポイント

 ZDNetで「見える化」に関する特集が始まっています。

 「見える化」とは、「ビジネスにおける問題を常に見えるようにしておくことで、問題が発生してもすぐに解決できる環境を実現すると共に、問題が発生しにくい環境を実現するための取り組み」のことで、ローランド・ベルガーの遠藤功氏が出版した「見える化-強い企業をつくる“見える”仕組み」という書籍などを受けて注目されているコンセプトです。
 
 アリエルでも、情報共有ソフトを開発している関係で、このコンセプトには非常に注目していたのですが、ZDNetの記事に遠藤氏による10のポイントがまとめられていました。


強い現場を実現する“見える化”:“見える化”を支援するテクノロジ(1) - ZDNet Japan

■“見える化”10のポイント
 ・ 現状の棚卸から始める
 ・ 見せたくないもの、見せられないものほど“見える化”する
 ・ 見えるもの、見せるものを絞り込む
 ・ 鮮度、タイミングを重視する
 ・ アナログとデジタル(IT)を使い分ける
 ・ 分かりやすくシンプルに
 ・ 現場自らが見える仕組みを作る
 ・ 本当の勝負は見えた後
 ・ 見える化のノウハウを共有する
 ・ 経営トップが見える化を牽引する
 
 ただ、単に漫然と情報共有を行うのではなく、何を共有するべきかというのをしっかり考えて共有するということが重要だと改めて考えさせられます。
 別途、書籍の内容紹介もしたいと思います。

【関連記事】
見える化とは (1) 現場力を向上する
見える化とは (2) 「見る」ではなく「見える」
見える化とは (3) 「見える化」の5つのカテゴリー
見える化とは (4) 「見える化」すべき3つの情報
見える化とは (5) 「見える化」の10のポイント


見える化-強い企業をつくる「見える」仕組み見える化-強い企業をつくる「見える」仕組み
遠藤 功


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2006年3月23日

Windows Live Developer Centerが開設

CNETにこんな記事が掲載されていました。

MS、「Windows Live Developer Center」サイトを開設--マッシュアップ作成を促進へ - CNET Japan

 いよいよMicrosoftもWindows Live周辺の開発者取り込みに力を入れてくるようです。

 この手の動きは、GoogleやYahoo!などのネット側の事業者では珍しくない動きですが、やはりMicrosoftがどの程度力を入れてくるのかというのは注目ですね。
 弊社のようなAPIを利用させてもらう方からすると、選択肢が増えるのもありがたいことです。

 特に注目したいのは記事の最後にあるGates氏の発言

 「リッチクライアントアプリケーションとウェブアプリケーションのそれぞれが持つ特性を補完し合いたいという考え方だ--これは、私たちが追求している大きなテーマだ。ローカルアプリケーションのリッチさや応答性を欲しがる人も多いだろう」

 クライアント側の主役であるMicrosoftのDeveloper Center開設によって、新たな流れが出てくるのか、興味深いところです。

2006年3月22日

Google Desktop 3 日本語版が公開

google_logo.gif Google Japan Blogに下記の記事が投稿されていました。

Google Japan Blog: Google デスクトップ 3 、15言語で

 2月に公開されたGoogle Desktop 3ですが、いよいよ日本語版も公開されたようです。

 やはり一番の売りは「何台ものパソコンを使っているのであれば、デスクトップ設定ページから「複数のコンピュータ上のデータ検索」部分で設定することで、パソコン上もウェブの履歴の検索もできるようになります」という点でしょうね。

 セキュリティ的な問題点も指摘されていますが、自分の複数のPCを1台のPCのように利用できるわけで、上手く活用すれば非常に便利な機能といえそうです。

2006年3月16日

マイクロソフト、「Live」サービスでの広告表示のテストを開始

 CNETにこんな記事が掲載されていました。

マイクロソフト、「Live」サービスでの広告表示のテストを開始 - CNET Japan

 いよいよマイクロソフトがWindows Live MailなどのLive系のサービスに広告表示のテストを開始したようです。

 特にメールのような生産性が重要なツールの場合、広告をどのように表示させるかというのは広告効果と利用者の利便性低下のバランスを取るのが非常に難しいと思います。

 GoogleのGmailの場合はコンテンツマッチによって関連性の高い広告を出すことで利用者の利便性をうたっていますが、その分メール本文をコンテンツマッチされることにたいしてプライバシー問題が指摘されたりしています。

 そういう意味では、Yahooメールのようにバナーにするのが無難なところですが、マイクロソフトがどのようなアプローチでくるのか興味津々です。

2006年3月15日

米国のWeb 2.0ブームの実状

 先日のGoogleによるWritely買収の関連で、CNETにこんな記事が掲載されていました。

グーグルの「Writely」買収で浮き彫りになったWeb 2.0ブームの実状 - CNET Japan

 Web2.0ブームに注目すると同時に、バブルにも似た状況に懸念を表明している記事になっています。
 個人的に注目したのは下記の一覧表。

・オンラインカレンダー:最も活発な動きを見せる分野の1つで、「30 Boxes」「CalendarHub」「Trumba」「Joyent」「Kiko」「Planzo」「Spongecell」などがサービスを提供している。

・生産性アプリケーションスイート:「HyperOffice」「gOffice」「ThinkFree」などが本格的なバンドルアプリケーションを提供している。

・電子メール/コラボレーション:「Goowy」「Zimbra」「Meebo」(ウェブベースのインスタントメッセージング)、および「Jotspot」(Wikiのホスティングサービス)などがある。

・プロジェクト管理/パーソナルオーガナイザー:「AirSet」「37Signals.com」「Zohoplanner」「Stikipad」

・マルチメディア・ソーシャルソフトウェア:人気の高い写真共有サービス「Flickr」や「Riya」(写真検索)、「You Tube」(ビデオ共有)、「Podbop」(楽曲ポッドキャスト)などのサイトがある。

 このブログでも、相当この手のサービスはレビューしてきたつもりでしたが、アメリカにはまだまだたくさんあるんですね。

 日本では、こういった分類に当たる企業というのはほとんどいない印象もありますが、買収してもらえる可能性が低いからでしょうか?それとも今後は増えてくるのでしょうか?
 気になるところです。

2006年3月10日

Writelyをグーグルが買収

 CNETにこんな記事がありました。

グーグル、ウェブベースのワープロソフト「Writely」を獲得 - CNET Japan

 先日、こちらのブログでもレビューしたオンラインワープロソフトのWritelyですが、グーグルに買収されることになったようです。

 個人的にもWritelyの機能の完成度には感心していたところだったので、グーグルが買収というのにも納得です。

 長期的にWritelyはMicrosoftのWordキラーになる可能性があるということで、いろんなブログで早速話題になっています。
 興味のある方は是非こちらもご覧下さい。

Google が Writely(オンライン共有ワードプロセッサ)を買収 (秋元@サイボウズ研究所プログラマーBlog)
Googleの次の一手,無料のオンラインワープロソフトか (メディア・パブ)

2006年3月 8日

ネオジャパン、Ajaxを利用してWebブラウザをデスクトップのように

 @ITにこんな記事が掲載されていました。

ネオジャパン、Ajaxを利用してWebブラウザをデスクトップのように - @IT

 Ajaxのおかげでブラウザでも、デスクトップアプリケーションのような操作性を実現できるのが実証されてきていますから、他のブラウザアプリケーションにもこの流れはどんどん増えてくるでしょうね。
 エアワンでも、Ajaxのおかげでかなり操作に柔軟性が出せるようになってきています。


 ちなみに、この記事を受けて、オルタナティブブログの吉川さんがこんな記事も書いてます。

ダッシュボードへの進化を始めたWeb型グループウェア

 クライアントソフト型のグループウェアとウェブ型のものを比較した記事ですが、特に気になったのは下記の部分。

メールやスケジューラといったグループウェア製品は、日本では永らくロータス・ノーツ/ドミノの独壇場であった。そしてロータス・ノーツ/ドミノは、相当のシェアを持っている。ロータス・ノーツ/ドミノがこのポジションを維持しつづけている理由は、その豊富な機能と簡易なアプリケーションを柔軟かつ高速に開発できる拡張性やきめ細かいACLによるセキュリティの確保によるところが大きいが、それ以外にも専用のデスクトッププログラムによるきめ細かい操作性への配慮も無視できない。

 シェアや勢いから考えると、既にウェブ型グループウェア全盛のイメージがあるのですが、以外に大企業ではまだまだノーツやエクスチェンジが多いようです。

 これがAjaxによって、さらにウェブ型への移行が進むのかは注目です。

2006年3月 7日

JotSpot、プリビルドのwikiを発表

 CNETにこんな記事が掲載されていました。

米新興企業JotSpot、プリビルドのwikiを発表 - CNET Japan

 JotSpotのサービスについては以前にもレビューしたことがありますが、今度はプリビルドのホスティング型アプリケーションとして「JotSpot Class Reunion」と「JotSpot Bug Reporter」の二つを公開するそうです。
 JotSpot自体はなんにでも使える分、何に使えば良いか悩む印象が強いので、より目的を明確にしたアプリケーションを投入するということなのでしょう。

「大部分の人は、JotSpotをホスティング型wikiアプリケーションとみなしているが、実際はコラボレーション用アプリケーションを構築するためのプラットホームだ。wikiはホスティング型アプリケーションのハブといえる」とKraus氏は述べた。

 wikiを業務に使うというのは、日本では何故かあまり注目されていない気がするのですが、やはり5年遅れぐらいで日本でもブームが来るのでしょうか?
 

2006年3月 1日

Movable Type Enterprise日本語版が発表

 ZDnetにこんな記事が掲載されていました。

シックス・アパート、企業向けブログプラットフォーム「Movable Type Enterprise日本語版」を発表 - ZDNet Japan

 もともとは、個人向けのソフトだったMovable Typeですが、本格的に企業システム向けの機能を強化した「Movable Type Enterprise」が発売されるようです。

 昔はシステムというのは大企業向けから始まって、徐々に安いものが中小企業、個人へとおりてくるイメージがありましたが、インターネットによって最近はこの順番が逆転している感じがあります。

 是非、このアプローチはヒントにしたいところです。

2006年2月28日

Windows Vista は6種類に

 CNETにこんな記事が掲載されていました。

「Windows Vista」は6種類に--マイクロソフトが正式決定 - CNET Japan

 次期OSとして注目されているWindows Vistaですが、何でも6つもバリエーションがあるそうです。

Windows Vista Starter Edition インドやタイなどの新興市場でのみ、新しいPCにバンドルされる形で販売される。32ビットマシンだけに対応し、同時に動かせるプログラムの数に制限がある。

Windows Vista Home Basic Edition
「Windows XP Home Edition」の後継バージョン。新しいセキュリティ機能や検索機能が追加されるが、見映えのするインターフェースやハイエンドのメディア機能は提供されない。

Windows Vista Home Premium Edition
一般ユーザー向けのハイエンド製品。Vistaの新しいインターフェースをサポートするほか、Media CenterやTablet PCの諸機能も提供。

Windows Vista Business Edition
「Windows XP Professional」の後継バージョン。企業向けOSの主流製品となるほか、小さな企業向けのツール類も含まれる

Windows Vista Enterprise Edition
ボリュームライセンス購入企業にのみ提供される。「Business Edition」のすべての機能を含むほか、暗号化やUNIXサービス、仮想マシンなどの諸機能も追加されている。

Windows Vista Ultimate Edition
「Enterprise Edition」と「Home Premium Edition」の各機能が組み合わされた最上位製品。

 ほとんどの人は、プレインストールの状態で使うでしょうからあまりこの6つの違いは意識しないと思いますが、それにしてもややこしくなってきますね。
 
 普通のビジネスマンにとってのお勧めは Business Editionになるのでしょうか。

 個人的には、家でも会社でもPCを使う人が「Ultimate Edition」という最上位版になっているのが微妙です。
 はたして、そういう人はどれだけ高いお金を払うのでしょうか・・・・?

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