OECDが、ファイル交換ソフトと音楽業界の売上減少の因果関係の証明は困難だというレポートを公表したようです。
先日、日本でも同様のレポートが発表されていましたが、世界的にも同じ傾向が出ているようです。
結局のところ、不正コピーを利用する人は、無料や格安で入手できるからその音楽を入手するのであって、仮にファイル交換ソフトが無ければ、別の手段で無料で手に入れるだけということなのでしょうか。
それにしても、「OECD加盟国のインターネットユーザーのうち約3分の1」がファイル交換ソフトの利用経験者というのはちょっと高すぎる印象がありますが、どうなのでしょう?
P2Pと音楽販売減少の因果関係証明は困難――OECD報告書(ITmedia)
「音楽業界の売り上げが減ったことと、P2Pとの因果関係を証明するのは困難だと、経済協力開発機構(OECD)が6月13日発表したデジタル音楽業界に関する報告書で指摘した。
報告書によれば、OECD加盟国のインターネットユーザーのうち約3分の1が、P2Pネットワークからファイルをダウンロードしたことがあり、全P2Pネットワークを合わせた同時ユーザーの数は2004年10月で約1000万に達した。」