先日のGrokster裁判の結果を受けて、米国では著作権侵害行為の撲滅を推進するハリウッドと新技術の登場にリスクを持たせたくないシリコンバレーの間で論戦が起こっているようです。
振り返って日本を見ると、この手の議論はなかなか産業規模で行われないなぁと思っていましたが、日本においてはシリコンバレーにあたる部分が集団として存在しないのか、コンテンツ側に対して意見をするという姿勢が弱いのかもしれませんね。
まぁ、そもそもファイル交換サービス事業者というのが日本には存在せずWinnyやWinMXのようなアングラなものだけが存在するのが実情ですから、当然といえば当然なんでしょうが。
ハリウッドとシリコンバレーのP2P論争、いまだ続行中 (ITmedia)
「米連邦最高裁が、「P2P技術のデベロッパーが同技術による著作権侵害を積極的に助長している場合、侵害行為に対する責任がある」との判決を下してから1カ月近く経つが、ハリウッドとシリコンバレーの代弁者はこの判決の意味をめぐって激しい論戦を続けている。」