MYCOM PC WEBに未踏ソフトウェアの発表会のレポートが掲載されており、P2Pによる検索の仕組みを取り入れた Hyper Estraier について詳細が紹介されています。
検索にP2Pを活用するというのは、コンセプトとしてはよく言われてきましたが、実際に開発しているのは数少ないですから注目です。
IPA「未踏ソフトウェア創業事業」成果報告会 (MYCOM PC WEB)
「前者は、平林幹雄氏が開発した「Hyper
Estraier」。基本はN-gram法による文章解析を実装した全文検索型サーチエンジンなのだが、Namazuなどの一般的な全文検索エンジンと大
きく異なるのは、サーチエンジンのデータベースを管理するノード(1台のサーバ上で複数のノードが動作する)同士がP2Pによる通信を行って検索を行うと
いう点。具体的にはクライアントからとあるノードがクエリーを受け取ると、そのノードから指定されたホップ数内に存在するノードに自動的にクエリーが転送
される。この際クライアントは最寄りの単一ノードの存在だけを意識していれば良く、後の作業はノード間で透過的に行われるという。」