フランス下院がデジタル著作権法案を可決──P2Pソフト規制、DRM情報公開を制度化

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フランスで、P2Pファイル共有ソフトの開発、配布、宣伝することを違法とする条項が盛り込まれた法案が可決したようです。
共同作業用、研究用、非売作品の交換用を除くと書かれているので、あくまで違法なファイル交換目的のものをターゲットとしているんだとは思いますが、ソフトウェア自体の開発を違法とするというのは興味深い事例です。

ちなみに、フランスでは違法コピーはダウンロードもアップロードも罰金が課せられることが明確になっているようですから、制度も国の姿勢も非常に明確になっているわけで、すべての対応が遅れている日本が今すぐフランスのようになるとは思いませんが。
日本でも、最近Winnyのウィルス問題が再度深刻な問題として取り上げられていますから、こういった規制の方向に行く可能性も否定できないと思います。

フランス下院がデジタル著作権法案を可決──P2Pソフト規制、DRM情報公開を制度化 (Computer World)

「フランス議会下院は3月21日、DRM(デジタル著作権管理)システムの開発者に詳細情報の公開を強制し、ピア・ツー・ピア(P2P)ソフトウェアを制限する「情報化社会における著作権および著作隣接権(DADVSI)」法案を賛成286票、反対193票で可決した。」

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このページは、徳力@アリエルが2006年3月21日 00:00に書いたブログ記事です。

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