没になったパイロット番組がP2Pで人気

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昨年ぐらいに、ミュージシャンがP2Pファイル交換ソフト上に自分の曲をあえてフリーで流して、最終的にCDの売上増に貢献させたという事例がありましたが、今度は没になった番組がP2Pファイル交換ソフトで流れた結果注目をあびているという話があるようです。

記事の中でも、「今回のことで、次のプロジェクトの進め方が変わるだろう」という発言がありますが、今後は何とか流出を規制しようと頑張るだけでなく、既存のインフラをいかに生かすかという実験が増えてきそうです。



没になったパイロット番組がP2Pで人気 (HotWired)



「 何という皮肉だろう。

 没にされたテレビ番組のパイロット版が、アングラのデータネットワークに登場したが、この番組が描いているのは、アングラのデータネットワークで連絡を取り合う人々の世界なのだ。

 米WBテレビジョン・ネットワークは、イギリスのコミック作家、ウォーレン・エリス氏の作品をベースにしたSF冒険シリーズ『グローバル・フリークエンシー』(Global Frequency)のパイロット版を没にした。

 だが、パイロット版がインターネットへ流出することは止められなかった。このファイルは最終的に、『ビットトレント』のネットワークにたどり着いた。」

このブログ記事について

このページは、徳力@アリエルが2005年6月27日 00:00に書いたブログ記事です。

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