Winny開発者の金子さんが、ICPFセミナーで「従量制にしたらP2Pは潰れる」という趣旨の発言をされていたそうです。
まぁ、そもそもインターネットを従量課金にしたら、P2Pがうんぬんというよりも他のサービスの利便性も何もかも10年前に逆戻りしてしまうので、あまりP2Pがどうのというのは意味の無い議論のような気もしますが、この発言が注目される背景にあるのは最近の通信事業者によるネットの完全定額制を見直そうという議論でしょう。
個人的には通常利用から逸脱しているような巨大なトラフィックを発生させている利用者から適正に料金を回収するために、上限制のような一部従量課金を導入したいという通信事業者の理屈は分からなくも無いですが、今から利用者にその仕組みを理解してもらうのは非常に難しい気もします。
金子氏がP2Pをテーマに講演「従量制にしたらP2Pは潰れる」~ICPFセミナー
「情報通信政策フォーラム(ICPF)は9月28日、Winnyの開発者でドリームボート技術顧問の金子勇氏によるセミナーを開催した。セミナーは「進化を続けるP2P」をテーマに、P2Pファイル共有ソフトの現状や、金子氏が技術開発に参加しているコンテンツ配信サービス「Skeedcast」についての説明などが行なわれた。 」