先週、ファイル交換サービスの訴訟強化のニュースがありましたが、ウォールストリートジャーナルによると、逆にファイル交換サービスをマーケティングやPRに活用する事業者も増えてきているようです。
てっきりファイル交換サービスのあいつぐ停止で利用者は減少傾向にあるのかと思っていましたが、記事によると「9月のこの種のサービスの同時ログイン数は平均900万人と、前年同月の680万人から拡大した」というデータもあるそうで、どうせ閉鎖できないのであれば上手く活用しようと言う流れもあるようです。
日本でも、昔同様な試みをしている企業がいくつかありましたが、さすがに最近は情報漏えい問題の影響ですっかり聞かなくなりましたね。
ITmedia News:[WSJ] P2Pサイトも宣伝利用、強硬策から転じる音楽業界
「6月にRadio City Music Hallで行われたラッパーJay-Zのライブのビデオクリップが、あらゆる種類の違法音楽交換サイトに掲載されている。だが、Jay-Zは怒ってはいない。
これはJay-ZがCoca-Colaの要請により、この8分間のクリップ――Coca-Colaのプロモーションが含まれている――を、普段は音楽の違法コピー防止に利用される技術を使って、P2Pサイトで配布するのを認めたからだ。」