« 2007年4月 | メイン | 2007年6月 »

2007年5月31日

Ziki (興味が似ている人を自動で探せるプロフィールサービス)

ziki1.png ZikiはNewYork生まれのオンラインプロフィールサービスです。
 メディア・パブでアバウトミーと並べて紹介してあったので、レビューしてみました。

 サービスを使ってみた印象では、Zikiはアバウトミーに比べると、多機能な正統派のプロフィールサービスと言う印象です。

 アバウトミーの特徴であるQ&Aみたいなものはないのですが、海外のサービスだけあって、対象としているフィードのバリエーションも豊富。
 さらにフィードだけでなく、Skypeやメッセンジャーなどのコンタクト情報を表示したり、SNSのアカウントページへのリンクを掲載したり、プロフィールページのアクセス数を表示したりと、プロフィールとしての機能も充実しており。

 おまけにZiki内部でブログを書いたり写真をアップロードできたりと、フィードを取り込むだけでなくプロフィールサービス自体で情報発信できるという、Jaikuの逆パターンとも、Tumblr的プロフィールともいえる機能もあり、サービスの機能の数では、一日の長がある感じです

 まぁ、それもそのはず、Zikiがサービス開始されたのは2006年4月とアバウトミーの1年以上前、歴史があります。
 ただ、逆に登録者数は現段階で1万人程度のようなので、それほど大きく注目されているサービスではなさそうです。

 なお、Zikiには、自分のプロフィールにタグを設定することで、興味が似ているほかの利用者をお隣さん的に表示する機能があるのが興味深いところ。
 フィードにブログを登録するとblogger、写真を登録するとphotobloggerというようなタグが自動的に追加されるのも面白いです。
 先日MyBlogLogタグ機能を追加したのはこのあたりに影響されているような気もします。


ziki3.png ちなみに、個人的に気になったのは、Promote My Identityという機能。
 なんでもこれに登録するとZikiがGoogleやYahoo,MSNといった検索エンジンで、登録者の名前の検索時に検索結果に表示をしてくれるそうなんでですが・・・
 どうも意味が良く分からなくて登録はしてみたのですが詳細はまだ不明です。
 誰か知ってたら教えてください。


 それにしても、アバウトミーにしても、iddyにしても、明らかにGoogle Adsenseやバナーを収入源とするビジネスモデルですが、Zikiは見たところ広告はなさそうなのも気になるところ。
 企業やグループもプロフィールページをもてるようなので、このあたりでビジネスにしようというところでしょうか・・・シンプルなようで案外謎が多いサービスです。
 

ziki2.png【Zikiの主な機能】
・プロフィール機能
 運営しているブログ、写真、ビデオ、ブックマーク等のRSSを登録することができる
 登録しているSNS等へのリンクを登録することができる
 自分の画像を設定することができる
 名前、性別、メールアドレス等の情報を公開することができる
 連絡先情報を登録することができる
 タグを設定することができる

・ソーシャルネットワーク機能
 登録されているメンバーを友達登録することができる(片方向)
 自分を登録してくれている友達の一覧を表示することができる
 興味が似ている登録者を表示することができる
 メッセージを送ることができる

・その他
 ブログに、バナーを表示することができる
 プロフィールにアクセスしたZikiメンバーを確認することができる


【Zikiの概要】
運営:Ziki (New York,USA)
開始:2006年4月
収益源:広告?


【Zikiの画面】
ziki.png

2007年5月30日

「フラットな人脈作りにブログのススメ」をBizIDに投稿しました。

logo_bizid.gif ITmedia BizIDの連載コラム「デジタルワークスタイルの視点」に、新しいコラムを書きました。
 よければ、是非ご覧下さい。

ITmedia Biz.ID:ブームに乗り遅れた人へ――フラットな人脈作りに「ブログのススメ」
「ブログというと個人的な出来事をつづる日記的なサービスをイメージする人も多いかもしれません。ところがブログを上手く利用すれば、ビジネスパーソンにとって心強い味方になってくれるのです。」


 ※記事へのアドバイスや感想など、フィードバックはこちらに是非コメントお願いします。

2007年5月29日

MyBlogLogにタグ機能追加で、類似ブログの検索が可能に

mybloglog_logo.png MyBlogLogに新しくタグ機能が追加されました。
 
 タグ機能と言うと、もはやソーシャルブックマークやFlickr、YouTubeのような写真・動画共有サイトではおなじみの機能ですが、今回のMyBLogLogのタグ機能で面白いのは、タグの対象がひとつの記事ではなく、ブログやメンバー単位に客観的なタグを追加していくことが出来る点。

 そのタグを軸に、同じタグがついているメンバーやブログ(コミュニティ)を簡単に探すことが出来るようになっています。

mybloglog_tag.png

 普通、あるテーマのブログを探すには、通常の検索エンジンやブログ検索エンジンで特定のキーワードを元にブログを検索し、その記事を一つ一つ見ていくぐらいしか手がありませんが、MyBlogLogのタグ機能を使えば、簡単に該当のタグのテーマのブログを探すことが出来ます。
 現状はすべてのブログがフラットに並んでいるようですが、これでタグの数でソートされるようになれば、結構役立つ機能になりそうです。

 先日レビューしたアバウトミーiddyにも、こういった類似ブログをつなげる機能がつくと面白そうな気がします。


TechCrunch Japanese :MyBlogLog、タグ機能を追加

「今年早くYahooに買収された分散的なSNSの一種、MyBlogLogは、今晩(米国時間5/24)、タグ機能を追加する予定。これによってユーザーは他のユーザーやブログ(コミュニティーと呼ばれる)を記述するタグを付加できる。」

モバイル版 Googleカレンダーはドコモには対応してないようです

google_logo.gif 先日紹介したGoogleカレンダーのモバイル対応ですが、実は私の携帯電話ではいくらやってもログインできませんでした。

 てっきり、私の携帯が古いからかと思ったので、ちょうど携帯電話を買い換えるタイミングだったこともあり、記事ではレビューは書かずに紹介だけにとどめてました。
 で、日曜日に買い換えた新しいN904iでアクセスしてみたのですが、またも同じCookieをオンにして下さいというエラー。

 で、ようやく真面目に調べてみて気がついたのですが、どうやらモバイル版Googleカレンダーは、そもそもドコモにまったく対応してないようです。
 ヘルプを調べたら、「現在、この機能はNTTドコモの携帯電話に対応していません。ご了承ください。」とはっきり書いてありました。

 Googleはauと提携しているからわざとか?という穿った見方もできなくはありませんが、まぁ、NTTドコモのブラウザの仕様が世界的に一般的でないというところでしょうか。

 ただ、気になるのは、このNTTドコモ未対応という事実が、モバイル版Googleカレンダーについて報道されている各種ニュースサイトの記事でまったく触れられていないように見られる点。
 いくら最近はauに押されっぱなしで影が薄くなっているとはいえ、シェアで5割を超えているキャリアに非対応で、それが記事中でまったく触れられないと言うのは情報開示的にどうなのでしょうか。
(Googleの人も事前に気づいてなかったという可能性も否定できませんが・・・まさかドコモの端末で1回もテストしてないなんてことは・・・ないですよね・・・あるのかな。)
 

 ちょっと調べた感じでは、ドコモの携帯電話でログインができずに悩んだ人は当然私だけではなく、ブログに書いた人だけでも数人では済まなそうな印象です。当然、ちょっと試してすぐに諦めた人はもっといるはず。
 事前にドコモでは使えないと、一言添えてもらえれば済んだ話だと思うだけに、残念です。

 まぁ、モバイル版Googleカレンダーを使いたい人は、auに携帯電話を換えろということなのかもしれませんが・・・・
 ということでモバイル版Googleカレンダーのレビューは、残念ながらしばらくおあずけになりそうです。

2007年5月28日

Pageflakesは、PagecastsでNetvibes Universeに対抗へ

pageflakes_logo.png PageflakesPagecastsという機能が追加されました。
 TechCrunchで記事タイトルだけ見ていたので、のんびりレビュー記事を書こうと思っていたのですが、どうも使ってみたらこれまでにもあった公開機能に名前がついたと言うだけの模様。
 とりあえず紹介だけしておきたいと思います。

 Pagecastsというのは、要は他のPageflakes利用者の公開ページのことを言うようです。
 Pageflakesでは歴史のある機能なので、なんでも既に10万ページが利用可能になっているとか。
 
 ただ、これまでは分かりづらいところにあったので、名称をちゃんとつけて改めてアピールしようと言うことでしょう。

pagecasts.png

 背景には、NetvibesNetvibes Universeを開始したことなんかも影響してそうです。

 Google Personalized HomepageiGoogleになったりと、この分野は一気に競争が激しくなりそうな雰囲気ですが、スタートページ企業にとっては、この手のカスタマイズページの共有コミュニティの盛り上がりとか、企業向け有料サービスとかが、今後の勝負のポイントになってきそうです。
  

TechCrunch Japanese Pageflakes、Pagecastsをローンチ―グループ機能を強化Œ–

「デスクトップのパーソナル化ツールのスタートアップPageflakesは、すでに長い間、ユーザーがデスクトップを共有する機能を提供してきた。ユーザーは非公開のグループを作り、複数のメンバーが同一のページを編集したり、作ったページをウェブ上に一般公開したりできる。来る水曜日、このサービスには大幅なリニューアルが行われ、グループページに「Pagecasts」という新しいネーミングも与えられる。」

2007年5月25日

Googleカレンダーが携帯電話からも利用可能に

google_logo.gif BroadBand Watchによると、Googleカレンダーがいよいよ携帯電話対応したようです。
 もちろん、Googleカレンダーはウェブサービスですから、これまでもフルブラウザ対応の携帯電話であればある程度の利用は可能だったのですが、Ajax部分がうまく動かなかったりするので携帯電話対応が待たれていたところ。

 今回のGoogleモバイルのGoogleカレンダーでは、複数のカレンダーの表示対応や
Google Mapsへのリンク機能なども可能になっているようです。
 ヤフーに比べるとGoogleのサービスのモバイル対応は遅れている印象もありましたが、ここに来て一気にモバイル対応が進んでいる感じですね。

 ちなみに、実際のモバイル用の画面イメージは、こちらのリンクからPCのブラウザでも見ることが出来ます

 Google カレンダーが携帯電話に対応。米国版はスケジュール登録も可能

「米Googleは24日(米国時間)、Google Calendarが携帯電話に対応したと発表した。日本語版の「Google カレンダー」も携帯電話から利用が可能だが、一部機能が異なっている。 」

2007年5月24日

iddy (複数のブログをまとめて表示するプロフィールサービス)

iddy1.png iddyはデジパ株式会社が運営するオンラインプロフィールサービスです。
 以前に試したことはあったのですが、アバウトミーとの関連で改めてレビューしてみました。

 アバウトミーが、ソーシャルな機能や質問機能によって、比較的SNSやコミュニティ的な色彩が強いのに対し、iddyは純粋なプロフィール機能が中心。
 アバウトミーより2ヶ月早い2007年3月に公開されたサービスです。

 アバウトミーやTumblrのように複数のブログや写真、ビデオなどのフィードを持ってきて、一箇所に表示できるというのが一番の特徴というところでしょうか。
 Twitterのような独り言機能やMybloglogのようなソーシャルな機能が無いため、クチコミを促進する要素が不足していて損をしている印象はありますが、ページのデザインはおしゃれなデザインの中からいろいろ選べていい感じ。
 ブログに貼れるブログパーツももちろんあります。

 なお、惜しいのは、プロフィールページの一番目立つところに大きくGoogle Adsenseが表示されれている点。
 収入モデル的に仕方が無いことではあるのでしょうが、一番最初に広告が目に入ってくるというのは、プロフィールページとしてはちょっと使いづらい印象があります。

 ただ、今後は「登録したブログの内容や趣味などをベースに企業とブロガーとをマッチング」するようなサービスも展開するようですから、アバウトミーとはまた違う進化をしていくということでしょう。
 なんと言ってもまだサービスが始まって2ヶ月程度ですから、今後の展開を楽しみにしたいと思います。


iddy2.png【iddyの主な機能】
・プロフィール機能
 運営しているブログ、写真、ビデオ、ブックマーク等のRSSを登録することができる
 自分の画像を設定することができる
 名前、性別、メールアドレス等の情報を公開することができる

・その他
 デザインテンプレートを変更することができる
 ブログパーツに、プロフィール等を表示することができる


【iddyの概要】
運営:デジパ株式会社
開始:2007年3月
収益源:広告?


【iddyの画面イメージ】
iddy.png

2007年5月23日

「お勧めメーリングリストサービス」をBizIDに投稿しました。

logo_bizid.gif ITmedia BizIDの連載コラム「デジタルワークスタイルの視点」に、新しいコラムを書きました。
 よければ、是非ご覧下さい。

ITmedia Biz.ID:システム管理者に頼らなくても使えるお勧めメーリングリストサービス
「メーリングリストが有効だと感じても、実際の運用にはサーバや運営管理者が必要で、小規模な組織では実施しにくいかもしれません。メンバーが頻繁に変更になるようなプロジェクトやグループでは、そのつど管理者に設定を依頼するのも面倒です。そこで、今回は誰でも手軽に使える無料のメーリングリストサービスをご紹介します。」


 ※記事へのアドバイスや感想など、フィードバックはこちらに是非コメントお願いします。

アバウトミー (ブログをSNSにするプロフィールサービス)

aboutme1.png アバウトミーは、ニフティが新たにサービス開始したオンラインプロフィールサービスです。
 先週公開されたので、遅ればせながらレビューしてみました。

 CNETの記事ではTwitter風?というタイトルがついていますが、アバウトミーはTwitterのような独り言サービスというよりは、自分が利用している複数のウェブサービスを集合させて表示することに注力しているサービスです。
 一応独り言を書ける場所もあるのですが、独り言で掲示板のようにつながるというよりは単純な友達関係を表示する感じで、ブログをオープンなSNSにする感じ。

 ブログをSNS的につなぐMybloglogの方が近いイメージでしょうか。
 ただ、Mybloglogはブログ単位で登録するのに対し、アバウトミーはあくまで人間単位でのソーシャルネットワークになり、アクセス解析機能なんかもありません。
 その代わり、JaikuTumblrのように自分が利用している複数のサービスのRSSを一覧で表示することができ、下記のようなブログパーツをブログに張れば、ブログのプロフィール自体をこれに置き換えることができます。

 また、アバウトミーを非常に特徴的なサービスにしているのが質問機能。
aboutme3.png みんなが作成した質問が公開されて、自動的にグラフ形式で表示される仕組みなのですが、たくさん質問に答えておくと、あとでプロフィールを見た人が回答履歴を見て、その人がどんな人か知ることができるというネットならではのプロフィールサービスとなっています。

 例えば私が作った質問はこちら
 ブログをもっていないという方も、質問サービスだけでも、結構面白いと思います。

 ブログサービスや、SNS自体は、もうかなりこなれてきた感じがありますが、こうやって既に存在するブログのインフラに付与するものとして新しいサービスを作り出すというアプローチは、他にもいろいろ可能性がありそうです。



aboutme.png
【アバウトミーの主な機能】
・プロフィール機能
 運営しているブログ、写真、ビデオ、ブックマーク等のRSSを登録することができる
 自分の画像を設定することができる
 名前、性別、メールアドレス等の情報を公開することができる
 プロフィールにコメントをつけることができる

・ソーシャルネットワーク機能
 登録されているメンバーを友達登録することができる(片方向)
 友達の一覧を表示することができる
 メッセージを送ることができる

・Q&A機能
 自由に質問を作成して公開することができる

・その他
 ブログパーツに、プロフィール等を表示することができる
 サイトに訪問したアバウトミーメンバーを確認することができる


【アバウトミーの概要】
運営:株式会社ニフティ
開始:2007年5月
収益源:広告?


【アバウトミーの画面イメージ】
aboutme2.png

2007年5月18日

Zimbraがコンシューマ向け市場にもテリトリーを拡大中

 有償顧客がすでに600万を超えているなど、Ajaxを最大限活用したウェブベースのグループウェアとして、その存在感を着実に増しているZimbraですが、単純な企業向けサーバー型グループウェアとしてのレベルにとどまらずに、そのターゲットを広げ続けているようです。

 その代表的な事例といえるのが、先日CNETに掲載されていた下記の記事。

Comcast、電子メールサービスにZimbraの技術を採用 - CNET Japan

 Comcastというのは、ケーブルテレビインターネットの会社で、電話サービスとインターネットアクセスの契約者が1200万人を超える大通信会社です。
 その会社のAmartZoneというサービスにZimbraの技術が採用されることになったとのこと。

 インターネットサービスとセットのサービスのようですから、位置づけとしては、NiftyやOCNのウェブメールサービスをZimbraが提供するイメージですね。
 最近はISPメールは、GmailやYahooメールなどの無料メールサービスにおされ気味の印象もありますから、自社で技術開発している余裕も無いということでしょうか。


 Zimbraという会社は、企業向けグループウェア市場でMicrosoft Exchangeなんかと熾烈な競争をしているようでいて、一方でこうしてISP経由でGoogle Appsなんかとも競合する立ち位置にいる企業ということになります。
 GoogleもGoogle Apps Premier Editionを皮切りにエンタープライズ市場に意欲を見せていますから、もはやこの分野の競争はコンシューマとエンタープライズという区切りも意味がなくなってきているのかもしれません。

 ちなみに、同日のニュースでは「Zimbra、ウェブメールサービスで「Ubuntu Linux」をサポートへ」なんてのもあり、こちらにもZimbraの動向が詳細に解説されていますので、ご参考まで。

2007年5月16日

「メーリングリストを有効活用する3つのポイント」をBizIDに投稿しました。

logo_bizid.gif ITmedia BizIDの連載コラム「デジタルワークスタイルの視点」に、新しいコラムを書きました。
 よければ、是非ご覧下さい。

ITmedia Biz.ID:メーリングリストをもっと有効活用する3つのポイント
「「今さらメーリングリスト!?」という方もいるかもしれません。しかし、チャットやグループウェアが苦手な方でもメールは使います。ポイントを押さえて利用すれば、もっと有効活用できるはずです――。」


 ※記事へのアドバイスや感想など、フィードバックはこちらに是非コメントお願いします。

ThinkFree Officeの日本語版サービスをソースネクストが展開

Googleからの買収を蹴ったことでも有名なThinkFreeが、ソースネクストと提携して、「ThinkFree てがるオフィス」なるウェブサービスの提供を開始したそうです。
  
 提供されるサービスは下記の3つ。

・文書作成ソフト 「ThinkFree てがるワープロ」
・表計算ソフト 「ThinkFree てがる表計算」
・プレゼンテーション用ソフト 「ThinkFree てがるプレゼン」

 まだ実際に試してはいないのですが、サービス概要を見る限り容量が1GBだったり、文書公開や共有機能もあるようですし、基本的にはシンプルに日本語に翻訳されたサービスと考えてよさそうです。

 Google Docsも、グラフ機能が追加されたり、パワーポイント機能を準備中だったりするわけですが、ThinkFreeも本格的に国際展開を始めるということでしょうか。

thinkfree_jp.png

 クライアントソフト版のThinkFreeは日本で別の会社が取り扱っていたと記憶してますが、今回ウェブサービスの本格展開にあたりソースネクストをパートナーとして選択したというのが興味深いところ。

 今回のサービス提供はベータ版で、正式サービス開始時の9月には有料版も開始してさらにパッケージも発売するため、パッケージ流通力のあるソースネクストと組んだということのようですが。

 9月までに100万ユーザーというのは、かなり強気の目標設定に思えます。
 いろんなソフトウェアの分野で革命をおこしてきたソースネクストだけに、どういう展開をしてくるのか気になるところです。


※なお、当日のプレゼンテーションの詳細については、Internet Watchのこちらの記事にも掲載されています。

ソースネクスト、Web上で利用できる無料のOfficeサービス「ThinkFree」

2007年5月 9日

「ブラウザでリアルタイムチャットができる」をBizIDに投稿しました。

logo_bizid.gif ITmedia BizIDの連載コラム「デジタルワークスタイルの視点」に、新しいコラムを書きました。
 よければ、是非ご覧下さい。

ITmedia Biz.ID:ブラウザでリアルタイムチャットができるサービス3連発
「プロジェクトやグループのコミュニケーションに活用できるインスタントメッセンジャーですが、IMを業務で利用することを禁止している企業もあります。どうしても利用したいときは、どうしたらいいのでしょうか。」


 ※記事へのアドバイスや感想など、フィードバックはこちらに是非コメントお願いします。

2007年5月 7日

「デジタル・ワークスタイル」という本を書きました。

デジタル・ワークスタイル―小さなことから革命を起こす仕事術 このたび、「デジタル・ワークスタイル」という本を書かせていただきました。
 副題に「小さなことから革命を起こす仕事術 」と入っているように、仕事術の本になります。

 わたしなんぞが、仕事術の本を書くというのもお恥ずかしい話なのですが、5年前には無名のサラリーマンだった私が、ニュースサイトや新聞、雑誌でコラムを書かせていただいたり、様々なところで講演をさせていただいたりするようになったのは、ひとえにインターネットやブログのおかげだと思っています。


 この本では、5年前に典型的な大企業的な縦割りの思考回路で、仕事の壁に突き当たって悩んでいた私が、どうやって古い思考回路を切り替え、インターネット時代にあった仕事のやり方を身につけることができるようになったのか、実際のツールの使い方から仕事への取り組み方まで、できるだけすべて書き出してみました。


 インターネットを効果的に使うことができれば、「個人」でも様々なことにチャレンジすることができますし、そんな「個人」が増えればもっと面白い日本になるのではないかと思います。
 この本は、そんな仲間が一人でも増えれば良いなーと、自分勝手なことを思って書いてみた本です。

 皆さんの周りに、インターネットをあまり使いこなせてなくて困ってるような、5年前の私のような人がいたら、是非この本を紹介してみていただければ幸いです。

 ↓本の詳細については、是非こちらをご覧下さい。

デジタル・ワークスタイル―小さなことから革命を起こす仕事術
デジタル・ワークスタイル―小さなことから革命を起こす仕事術徳力 基彦

二見書房 2007-04
売り上げランキング : 494


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

2007年5月 2日

iGoogleで、いよいよGoogleがスタートページ市場に本気モード突入

google_logo.gif  Google Personalized HomepageiGoogleという名称に変わり、複数の新機能が追加されました。

 今回のiGoogleには、誰でも簡単にGoogleガジェットを作成できる「Gadget Maker」が追加される上、YouTubeの動画表示や、Twitterっぽい独り言ガジェットなど複数のガジェットが追加、さらに日本語版でもテーマが選択できるようになったりと様々な機能追加がされているのですが。

 やはり何と言っても一番インパクトが大きいのは、iGoogleが通常のGoogleトップの右上からリンクされたことでしょう。
(※この記述は私の勘違いで、以前から、右上のリンクは表示されていたようです。失礼いたしました。)

igoogle.png


 これまでは、Google Personalized Home Pageはどちらかというと隠れた場所にあり、利用するには自分で検索したり、Googleアカウント等から探す必要がありましたが、これからはGoogleを利用している人がiGoogleの存在を知る確率がぐんと上がることになります。
 
 特に、Googleはトップページをシンプルに維持することに気を使っているように見えますから、そこにiGoogleを今回追加してきたと言うのはGoogleの強い意気込みが現れているのは明らかです。
(実際、iGoogleは、「2006年に最も成長したGoogle製品であった」そうです。)

 競合するスタートページサービスに比べると機能が地味な印象もあったGoogle Personalized Home Pageですが、iGoogleへの転身は、これまでとはスピード感を変えて開発をしていくというメッセージのように思えます。

igoogle2.png

 これを受けて、NetvibesPageflakesなど、今人気のあるスタートページは、YahooやMSに買収してもらうという流れになりそうな気がしますが、それ以外の中堅どころがどう生き残っていくのかも気になるところ。

 Webwagなんかはまさに元Googleの人が始めたスタートページですが、こうなったときのシナリオをどう考えていたのでしょうか・・・
 なんにしろ、ここしばらく、スタートページサービス界隈は一層動きが激しくなりそうです。


グーグル、「Personalized Home Page」の名称を変更へ--新機能も追加 - CNET Japan

「カリフォルニア州マウンテンビュー発--検索大手Googleの製品チームは米国時間4月30日、「Google Personalized Home Page」に関する名称変更と新機能の追加を、当地にある同社本社で開催の記者会見で明らかにした。
 Googleではカスタム化に関する戦略を明確にする目的で、Personalized Home Page製品の名称を「iGoogle」と変更し、太平洋夏時間5月1日0時から利用可能となる新機能について発表する予定だ。」

FoxTorrentの1.0が公開

akamai_logo.png Akamaiに買収されたRed Swooshですが、クローズドベータを行っていたBitTorrentベースのFirefoxプラグインのFoxTorrentの開発はそのまま継続されていた模様で、先日無事に1.0が公開されたようです。

 Red Swoosh自体のウェブサイトはAkamaiのサイトに統合されており、今回のFoxTorrentのロゴもクローズドベータの頃と印象が変わっていますが、特に開発者はそのまま継続しているというところでしょうか。

 ちなみに製品の機能自体はやはり、大容量ファイルダウンロード目的で、AllPeersや、FolderShareのようなファイル共有ではないようです。
 
foxtorrent10.png


Firefox用BitTorrentのアドオン「FoxTorrent 1.0」、Akamaiよりデビュー

「今月、$15M(1500万ドル)でAkamaiが買収したRed Swooshが今日(米国時間4/27)、待望の「FoxTorrent v1.0」をリリースした。
これはFirefox用BitTorrentの完全なクライアントだ。クロスプラットフォーム(Windows、Mac、Linux)で作動する上、ファイルをDLしながらストリーミングできるクールな機能も備えている。」

   

mini-banner-fix.gif

プロフィール


アリエル・ネットワーク
ブロガー 徳力基彦

Lijit Search

アーカイブ

   
Notes移行に
アリエル・エンタープライズ

スケジュール管理・
プロジェクト管理に

アリエル・マルチスケジューラ

 
Loading...