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2007年6月27日

「後悔しないブログサービスの選び方」をBizIDに投稿しました。

logo_bizid.gif ITmedia BizIDの連載コラム「デジタルワークスタイルの視点」に、新しいコラムを書きました。
 よければ、是非ご覧下さい。

デジタルワークスタイルの視点:3つのポイントで考える――後悔しないブログサービスの選び方 - ITmedia Biz.ID
「まずは「手近なブログサービスで始めてみる」ことが重要――といってもブログサービスの数は20個近くありますから、選ぶだけでもひと苦労。後悔しないために、この3つだけは注意したいポイントをご紹介します。」


 ※記事へのアドバイスや感想など、フィードバックはこちらに是非コメントお願いします。

Adobe AIR (FlashやAjaxアプリをオフラインでも利用可能に)

adobe_air1.png Adobe AIRは、Adobeが6月11日にベータリリースした、Webアプリケーションプラットフォームです。
 Google Gearsとの違いが気になったのでレビューしてみました。

 Adobe AIRの正式名称は、「Adobe Integrated Runtime(AIR)」。 
 ベータリリースは6月11日ですが、すでに3月からApolloという名称で開発者向けに公開されていたものの、正式版にあたります。


 Google Gearsがブラウザの使い勝手をそのままにオフラインでもウェブアプリを利用できるようにしているのに対し、Adobe AIRはどちらかというとガジェット的なアプリケーションを開発するためのプラットフォームという印象です。

 Adobe LabsにあるAdobe AIRのShowcaseにアクセスすると、いくつかのサンプルが既に公開されているのですが、Flashアプリならではのお洒落なデザインのアプリが多いのが印象的。

adobe_air2.png 例えばyourminisのウィジェットをPCのデスクトップ上に表示することも可能ですし、Twitter用クライアントのTweetrというアプリも公開されています。
 Scrybeなんかも、以前Apolloでサンプルを作っていたようですし、開発者の盛り上がり次第では面白そうなプラットフォームです。

 ちなみに、Flashアプリだけでなく、HTMLやAJAXだけでアプリを作ることもできるそうで、Google Gearsと連携するのか開発者の奪い合いになるのかは良く分からないところです。

 現時点では、Google Gearsに比べるとAdobe AIRは日本ではそれほど注目されていない印象もありますが、AdobeはPDFを普及させた実績もあり、こういう地道なプラットフォーム化の展開は何気に得意という一面もありますから、今後の展開が注目されるところです。


【Adobe AIRの概要】
運営:Adobe
開始:2007.3.20
収益源:特に無し?


【Adobe AIRを使ったyourminisアプリの画面】
adobe_air.png


2007年6月26日

AllPeersのFirefoxバンドル版が登場

allpeers_logo.png ちょっと前のニュースになりますが、Firefoxのプラグインとして提供されていたファイル共有プラグインのAllPeersが、FirefoxにAllPeersが最初からバンドルされている“Firefox with AllPeers”の提供を開始していたそうです。

 なんでもAllPeersのこれまで35万回以上ダウンロードされているそうですが、その10%はFirefoxを使っていない利用者だったとか。
 この10%の人たちはFirefoxを今後使ってくれる可能性が高いわけで、意味のある提携といえそうです。

firefox_allpeers.png

 AllPeersについては、リリース前の騒ぎように比べると、リリース後はあまり注目されていなかった印象が強いのですが、ウェブサイトもアップデートされている上、様々な機能追加や多言語化対応も着実に進んでいるようですから、PandoFolderShareのようなライバルにも追いつく可能性がでてきているのかもしれません。


Mozilla Firefox に AllPeers バンドルが付けられる

「AllPeers は、拡張機能の AllPeers がプレインストールされている Mozilla Firefox のヴァージョンのダウンロードが実現するために Mozilla Foundation と合意を交わした。」

2007年6月25日

iGoogleでもメールによるタブ共有が可能に

google_logo.gif ITmedia BizIDによると、iGoogleにタブ共有機能が追加されているそうです。

 日本語版では何も表示されてなかったのですが、言語設定を英語にしたら出てきました。いつものごとく英語版から先行提供というところでしょうか。

 現時点では単純に共有したいタブを、メールで共有したい相手に送付する機能が追加されているだけのようですが、今後NetvibesNetvibes UniversePageflakesPagecastsのようなスタートページ共有コミュニティをGoogleが追加してくるかどうかが注目といえそうです。

 まぁ、すでにiGoogleにはガジェットの検索ページがありますから、タブをここに公開できるようになるのは時間の問題のような気もします。


ITmedia Biz.ID:iGoogleに「タブ共有」機能

「米Googleが提供している、パーソナライズドページiGoogleがタブ機能を拡張し、タブに登録されているガジェットやコンテンツを友人に通知することが可能になった。」

2007年6月22日

Netvibes Universeのオフィシャルサイトが500を突破

netvibes_logo.png Netvibesが提供する独自スタートページ作成機能のNetvibes Universe機能のオフィシャルサイト利用が500サイトを突破したそうです。

 現時点では無料提供なので数自体はあまり参考にならない気もしますが、企業利用だけでなく元デスティニーズ・チャイルドのビヨンセのようなアーティストのオフィシャルサイトもあったり、着々と有料サービスへの準備も進んでいるようで、なかなか面白いです。

netvibes_beyonce.png

 個人的にはウィジェットのデザインや使い勝手はPageflakesyourminisの方が好きだったりするのですが、企業利用についてはあきらかにNetvibesが一歩リードというところですね。
 
 利用者数もすでに1100万人を突破しているようですし、こうなってくると、同じフランスのWebwagや、イギリスのWebjamのような中堅どころのスタートページは厳しくなってきそうな印象もあります。

 今後はGoogle AppsiGoogleにあたるGoogle Startpageと直接対決というところでしょうか。


 ちなみに日本企業のオフィシャルサイトは、このワークスタイル・メモも掲載されているAMNのスタートページが日本発のようです。よろしければこちらもどうぞ

netvibes_amn.png


Netvibes、企業との提携を拡大--収益化に向け有料サービスを展開へ:ニュース - CNET Japan

「ユーザーが自分の好きなRSSフィードや動画などをブラウザ上に自由に配置できるサービスを展開するNetvibesが、企業との提携を積極化している。フランス時間6月21日には、同社のサービスを使った企業やアーティストのオフィシャルサイトが500を超えたと発表。」

2007年6月20日

「ブログをペンネームで始める利点」をBizIDに投稿しました。

logo_bizid.gif ITmedia BizIDの連載コラム「デジタルワークスタイルの視点」に、新しいコラムを書きました。
 よければ、是非ご覧下さい。

ITmedia Biz.ID:実名? 匿名? それとも“顕名”――ブログをペンネームで始める利点
「ブログを書けって言われても、いきなり実名じゃ恥ずかしい。匿名だと気楽に始められるけど、もうちょっとコミュニケーションもしたい――。だったら、ペンネームによる“顕名”でブログを始めよう。」


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Zenter買収でGoogle版PowerPointがまた一歩近づく

google_logo.gif GoogleがZenterというオンラインプレゼンテーション共有サービスの会社を買収したそうです。

 Google版PowerPointについては、Google Presentlyの噂に始まり、CEOの発言Tonic Systemsの買収、そしてGmailのパワーポイント閲覧機能など、その片鱗は徐々にでてきているのですが、意外に時間がかかっているというのが正直な印象です。

 今回買収したZenterはTonicSystemsの裏側の技術を保管する、表側の技術を持っている会社のようですが、買収先のサイトはロゴすらない状態に差し替えられています。

 オンラインプレゼンテーションサービスには、PowerPointの置き換えというだけでなく、実際に企業のサイトで製品説明に使われたりと、様々な可能性がありますから、単純なオンライン版PowerPointの機能だけでなく、そのあたりのオンラインサービスの特徴を抑えた形でリリースを迎えようと模索しているのかもしれません。 


グーグル、スライドショーツールのZenterを買収:ニュース - CNET Japan

「Googleは米国時間6月19日、オンラインスライドショーツールを開発するZenterを買収したことを発表した。Googleのスライドショー製品についてはこれまでにも噂があり、同社最高経営責任者(CEO)Eric Schmidt氏も4月に開催の「Web 2.0 Expo」で、Google Docs and Spreadsheetsの新アプリケーションについて言及していた。」

2007年6月13日

「頭すっきりブログの3つのポイント」をBizIDに投稿しました。

logo_bizid.gif ITmedia BizIDの連載コラム「デジタルワークスタイルの視点」に、新しいコラムを書きました。
 よければ、是非ご覧下さい。

ITmedia Biz.ID:“頭すっきり”ブログの3つのポイント
「メモ代わりにブログを活用すれば、部署の中でちょっとした情報を共有できるほか、自分自身にとっても「覚えておかなければならない」というストレスを軽減できます。うまく活用することで頭もスッキリ、ストレスフリーな気持ちになれるのです。」


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yourminisが正式にオフラインウィジェット対応

yourminis_logo.png 以前レビューしたyourminisですが、その際に紹介したApolloを活用したオフラインウィジェット機能を正式にリリースしたようです。

 TechCrunchではトリプルプレイと書かれていますが、これでyourminisのウィジェットは、スタートページ、ブログパーツ、オフラインと3種類の環境で同じウィジェットを活用できるようになったことになります。

 ちなにに、なんといってもYourminisの特徴はFlashならではのお洒落なデザイン。
 例えば、ワークスタイル・メモのURLを登録するだけで、下記のようなウィジェットが自動的に作成されます。


For more widgets please visit www.yourminis.com

 ※こんな告知ページも自動的に作成されます。


 このデザインでこの利便性なら、スタートページサービスの台風の目になってもおかしくない気はします。

 iGoogleにしても、NetvibesPageflakesにしても、どちらかというと他のスタートページサービスは、企業向けにカスタマイズポータルを提供する機能に力を入れつつあるように思いますが、Yourminisは淡々とウィジェットをブログパーツ的にいろんな場所で利用してもらう方に注力している点も気になるところ。

 ウェブデスクトップのgoowyから始まった会社だけに、スタートページというよりは個別アプリという意識の方が強いというところでしょうか。

 
TechCrunc:Yourminis―ウィジェットのトリプルプレイを提供

「Goowy media(日本語記事) (英語記事)傘下のYourminisだが、最近ライバルとはちょっと違ったアプローチを取り始めた。今日(米国時間6/9)、Adobe Apolloプラットフォームを利用してYourminisはなかなか巧みなウィジェットによるトリプルプレイを披露した。」


2007年6月12日

Zohoシリーズの日本語サービス本格展開が開始

zoho_logo.gif このブログでもたびたび紹介してきたオンラインオフィスアプリのZohoですが、本格的な日本語サービス展開を発表したそうです。

 実は、すでにZoho Sheetをはじめ、いくつかのサービスはいつの間にか日本語サービスが提供されていたようです。しばらくログインしてなかったので気がつきませんでした。
 すでにZoho.jpというjpドメインでウェブサイトも作られていますので、ここからの展開は早そうです。

zoho_jp.png

 ThinkFreeも先日ソースネクストと提携して日本本格参入を発表してましたし、Web2.0系サービスの日本展開が始まったというところでしょうか。
 日本では認知度が低い印象が強かったZohoですが、これで日本でも注目されるようになるかもしれません。

 独立系のZohoがどこまで巨人GoogleのGoogle Appsと競合していくのかも、注目したいところです。


アドベントネット、ウェブベース生産性ソフト「Zoho」日本語版を本格提供へ - CNET Japan

「アドベントネットは6月11日、オンラインコラボレーションツール「Zoho」シリーズの日本語版サービスの提供を本格的に開始すると発表した。
 Zohoは、表計算ソフトやワードプロセッサ、プレゼンテーションツールなど、Office系ツールをはじめとするさまざまなツールをウェブブラウザ上で利用できるオンラインツールのシリーズ。」

2007年6月 7日

ProfileFly (プロフィール+ソーシャルブックマーク)

profilefly1.png ProfileFlyは、オンラインプロフィールサービスです。
 メディア・パブで、アバウトミーZikiと並べて紹介してあったのでレビューしてみました。

 ProfileFlyはロゴにも虫らしきものが飛んでいるので、直訳するとプロフィールバエということで良いんでしょうか。
 ちょっと日本人の感覚ではサービス名に微妙な印象も受けてしまいますが、サービス自体の印象はまぁ正統派のWeb2.0的プロフィールサービスです。

 ブログや、写真サイト、MyspaceやfacebookのようなSNSから出会い系サイトまで、かなりの数のウェブサービスの情報を登録することができます。
 なにしろSNSだけでも選択肢は50個以上。mixiやGREE(Gleeとつづりが間違ってましたが)の名前まで並んでいたのですごいです。

 ただ、あくまでできることはサービス名称の名前で該当のページにリンクをするだけ。
 アバウトミーやiddyのようにRSSでデータを取ってきているわけではないようで、要は自分が登録しているウェブサービスを一括で見せられるサービスと言う趣旨なのでしょう。
 携帯電話のプロフ的位置づけなのかもしれません。

 ちなみに、ProfileFlyが特徴的なのは、ProfileFly自体がソーシャルブックマーク機能を持っているところ。 
 自分が気に入ったブックマークを登録すると、友達のトップページに表示され、それをDiggのように+、-評価することができるようになってます。

 まぁ、正直サービスの完成度自体はアバウトミーの方がはるかに高く完成されている気がするのですが、こちらのProfileFlyも始まったばかりのサービスのようなので、今後の展開に注目と言うところでしょうか。


profilefly2.png【ProfileFlyの主な機能】
・プロフィール機能
 運営しているブログ、写真、ビデオ、ブックマーク等のURLを登録することができる
 自分の画像を設定することができる
 名前、性別、年齢等の情報を公開することができる
 プロフィールにコメントをつけることができる

・ソーシャルネットワーク機能
 登録されているメンバーを友達登録することができる

・ソーシャルブックマーク機能
 ブックマークを登録することができる
 友達のブックマークを表示することができる
 ブックマークを評価することができる

・その他
 ブログに、バナーをはることができる


【ProfileFlyの概要】
運営:ProfileFly(個人?)
開始:2007年5月?
収益源:広告?


【ProfileFlyeの画面】
profilefly.png

2007年6月 6日

「ビジネスパーソンが失敗しないブログの書き方」をBizIDに投稿しました。

logo_bizid.gif ITmedia BizIDの連載コラム「デジタルワークスタイルの視点」に、新しいコラムを書きました。
 よければ、是非ご覧下さい。

ITmedia Biz.ID:ビジネスパーソンが失敗しないブログの書き方――3つのポイント
「ビジネスパーソンがブログを続ければ、アイディアの蓄積や人脈作りに効果がある。だが、効果があるとは分かっていても、なかなか続かないのが実情だ。」


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Remember The Milkが速攻でGoogle Gears対応

rememberthemilk_logo.png 先日、日本語ブログの開始を紹介したばかりのRemember The Milkですが、Google Gearsに早速対応したようです。
 Google Gearsの発表から、まだ一週間ですから実に気合入ってますね。

 Remember The Milk自体は、サービス開始からそれほど大きなニュースも無く今まで来ている印象があったので、個人運営の延長でのんびり開発しているのかなーと思っていたのですが、いざという時の瞬発力は凄いですね。
 ネットワーク接続を検知して自動的にデータをオフラインモードにもっていくような工夫もされているようです。

google_gears_rtm.png

 Googleのウェブサービスのオフライン化だけでなく、こうやって、多様なウェブサービス開発者にGoogle Gearsを使ってもらうことこそが、GoogleがわざわざGoogle Gearsをリリースした理想と言うことなのかもしれないなーと改めて感じさせられた一幕でした。


オフライン機能リリース with Google Gears

「先週シドニーで開催された Google Developer Day の目玉として、Google Gears (オフラインでウェブアプリケーションを操作することができるブラウザ プラグイン)が発表されました。私達のお気に入りツールの一つでもある Google Reader が、Google Gears によって一番最初にオフラインで動作するサービスとなったことにとても興奮しました。」

Google Gears (ウェブアプリをオフラインで利用可能に)

google_gears1.png Google GearsはGoogleが提供するオフラインアプリ開発のためのプラットフォームです。
 ちょっと周回遅れ気味ですが、レビューしてみました。

 ウェブサービスが普及する過程で、オフライン機能の必要性というのは良く言われる話です。
 特に自宅でウェブサーフィンをする程度の個人利用ならまだしも、企業で業務に使うとなるとノートPCを持ち運んだり、地下で使ったり、仮にサーバーが落ちていても使いたい等、必ず大きな要望があるはず。
 すでにZimbraZimbra DesktopSocialtextオフライン編集機能をはじめ、多くの企業向けウェブサービス事業者はオフラインアプリの展開を模索し始めていましたし、今回のGoogleの展開もある意味当たり前と言えるでしょう。
 
 サイボウズ・ラボの奥さんなんかは、「オフライン処理なんてのは Google にとっては自らの「弱みを消す」ような消極的なアプローチにすぎない」と一刀両断してますが、まぁ、確かに全てをオンラインにしようと言うGoogleらしいアプローチに比べると、とりあえずオフラインアプリに流れるのは普通すぎるかもしれませんね。
 そういう意味では、Googleも当たり前のことを当たり前のようにやってくる会社になってきているわけで、別の意味で抜け目の無い会社になってきていると言えるのかも知れません。

 個人的にはGoogleにはGoogleデスクトップがあるので、あれを中心にオフライン展開をしていくのかと思っていたのですが、Googleはクローズドに自分のソフト上にやっていくよりは、もっと広い視野でアプリのプラットフォーム自体を提供すると言うスタンスでいくようですね。
 このあたりのアプローチは、さすがGoogleというところでしょうか。
 

 ちなみに、うちの会社では何故かプロキシ経由でのソフトウェアのダウンロードに失敗したのと、現状はオンラインモードとオフラインモードの切り替えが結構面倒そうなのが気になるところですが、まぁそのうち改善していくことでしょう。

 現状、Google Gearsに対応しているアプリケーションは、Google Readerのみということですが、Google Calendarをはじめ、Google DocsやGmailなど、Google Appsのアプリが一通りオフライン対応するのが時間の問題なのは明白。

 CalgooGcal.WinのようなGoogleカレンダーのオフライン利用だけを売り物にしていたアプリにはつらいニュースかもしれません。(利用者にとっては選択肢が増えていいことですが)

 いずれにせよ、今後は関連する分野のクライアントソフトもウェブサービスも、オンライン・オフラインの両方の対応方針を明確にしていかざるを得なくなりそうです。


【Google Gearsの概要】
運営:Google
開始:2007.5.31
収益源:特に無し?


【Google Gearsを使ったGoogle Readerの同期イメージ】
google_gears2.png

2007年6月 5日

eyeOSが大幅にリニューアルしてv1.0をリリース

eyeos_logo.png スペイン生まれのオープンソースWebOSのeyeOSが大幅リニューアルをしてバージョン1.0としてリリースされたようです。

 最近はすっかりスタートページの躍進の影で、印象が薄くなってきている感じもあるWebOSですが、eyeOSは着実に開発を続けてきていたようで、さらに洗練された感じのUIになっています。
 カレンダーアプリのUIはGoogleカレンダーをほうふつとさせる感じになっていますし、Google Docs等のウェブサービスに対抗すべく表計算等のアプリにも力を入れているようです。
 このペースで開発が続くのであれば、本当にWebOSがPCのOSなみになるのは時間の問題なのかもしれません。

 個人的には、まだWebOSの必要性がピンと来ていないところはあるのですが。
 このeyeOSはオープンソースだけに、なにかやってくれそうな予感もします。

eyeos1.0.png

 オンラインデモを試すこともできますが、サービスイメージの動画もありますので、手っ取り早く雰囲気を見たい人はこちらをどうぞ。


eyeOS 1.0 Launches

「eyeOS hails from Spain and was one of the early entries into a market that, as yet, has little evidence of profitability. However eyeOS now boasts 120,518 users (compared to 53,500 in August 2006), so it is ramping up well.」

Netvibesが模索するスタートページのビジネスモデル

netvibes_logo.png NIKKEI NETに、スタートページのNetvibes創業者のTariq Krim氏のインタビューが掲載されています。

 Netvibesというと、利用者が1000万人を超えているなど、人気の高さは間違いないものの、どうもビジネスモデルがはっきりしなかったのですが。
 今回のインタビューでは先日発表したNetvibes Universeをベースに下記の二つの収益モデルが提示されていました。

「Personal Universe」:一般ユーザー向け
・ユーザーが自分のUniverseに表示したアフィリエイト広告からの収入をレベニューシェア

「Branded Universe」:企業向け
・独自に広告を掲載できる有料版のBusiness Universeで使用料を取る

 どちらも、それほど大きく儲かりそうなモデルではないような気もしますが、運営費が低コストであればまわるのでは、という感じでしょうか。
 ただ、このあたりはスタートページに最適な広告サービスが開発されれば、一気に状況が変わる可能性も十分あります。


 ちなみに、iGoogleなどの競合サービスに対するNetvibesの優位性が「中立性」と答えているのも興味深いところ。
 「たとえばGoogleのサービスなら、Yahoo!が出しているサービス(たとえばYahoo!Mailなど)のモジュールを組み込んで、ユーザーに提供することは難しいでしょう」と発言されていますが、このあたりの大手ネット事業者の競争による隙間をついているのがNetvibesというところでしょうか。

 このあたりは、当然NetvibesがYahooに買収されるようなことになれば変わるわけですし、ライバルであるPageflakesWebjamでも同じですから微妙なところですが。
 まぁ、たしかに中途半端にどこかの事業者紐付きのサービスよりは、現在のNetvibesのような中立な立ち位置はユーザーの視点からしても重要なところなのかもしれません。


「ウィジェット」は情報氾濫の救世主となるか?・仏Netvibes創業者に聞く

「サービス公開からからわずか1年強で、すでに全世界で1000万人以上のユーザーを抱えるフランス発のネットサービス「Netvibes(ネットバイブズ)」。先ごろ初来日したNetvibes創業者兼CEOのTariq Krim(タリク・クリム)氏に、今後のサービス展開と同社の掲げるビジョンについて話を聞いた。」

2007年6月 4日

Remember The Milkの日本語公式ブログがスタート

rememberthemilk_logo.png オンラインタスク管理サービスのRemember The Milkですが、このたびForgot the Milkというブログを書いているhmiyaza1さんが、日本語公式ブログを運営されることになったようです。

 Remember The Milkはオーストラリアのサービスにもかかわらずすでに長らく日本語でもサービスが提供されていて、日本でも根強い人気を誇るサービスです。
 ただ、日本人である田口さんが開発しているcheck*padに比べると、やはり開発陣がオーストラリア在住と言うことで、開発者の顔が日本人には見えにくいところがありました。

rtmblog.png

 それが今回日本語公式ブログが開始されると言うことで、日本の利用者のフィードバックもより反映されやすくなるのではないかと期待されます。
 英語圏のウェブサービスのブログだけ日本人が担当すると言うのは、結構面白いアプローチかもしれません。
(日本で開発されているサービスの英語ブログだけ、海外の人に委託すると言う手もありそうです。)


Forgot the Milk. - Remember The Milk の日本版公式ブログを書くことになりました

「実は先日、その Remember The Milk から要請があり、日本ユーザ向けのブログ(機能更新情報や便利な使い方などを配信する予定)を書くことになりました。」

「ブログを活用してヒューマンネットワークを広げる方法」というセミナーをします。

pasonatech_logo.png 来週の6月13日に、パソナテックさんの主催で「ブログを活用してヒューマンネットワークを広げる方法」というタイトルの講演をします。

 なんだかちょっと大げさなタイトルではありますが、デジタル・ワークスタイル本にも書いたような、5年前には壁にぶちあたってもがいていた平凡なサラリーマンだった私が、インターネットを通じて多くの友人と知り合うことができるようになったのは、どうしてだったのかという昔話を、主にブログの使い方とイベント参加の際に気をつけてきたこと等を中心にご紹介できればと思っています。

 下記の参加対象者のところにも書いてありますが、普段あまりこの手のイベントの懇親会とかに参加したことが無い人に、参加していただけると嬉しいです。
 よろしくお願いします。


◆第10回あすなろBLOGセミナー
「ブログを活用してヒューマンネットワークを広げる方法」

日時:2007年6月13日(水)19:30~21:30

場所:渋谷 パソナテックセミナールーム
東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティウェスト17F

□参加費:1000円(懇親会費込) ※受付時にお支払ください。
□定員:40名 (先着順とさせていただきます。)

□参加対象者 
・ブログを活用したネットワーキングに興味のある方
・セミナーや各種イベントにあまり参加したことがない方
・セミナーや各種イベントに参加しても、懇親会は参加せずに帰っていたとい方
・セミナーや各種イベントに参加しても、上手くネットワークが広がらないという方

詳細についてはこちらをご覧ください。
pasonatech_blognetwork.png

   

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